【LAA】エンゼルス売却へ 今後の見通しについて雑感
エンゼルスが球団売却を検討していることが発表されました。アート・モレノ球団オーナーの声明文は以下の通りです。
“It has been a great honor and privilege to own the Angels for 20 seasons. As an Organization, we have worked to provide our fans an affordable and family-friendly ballpark experience while fielding competitive lineups which included some of the game’s all-time greatest players.”
雑にまとめると、20年間にわたってエンゼルスを保有できたことは幸せでした。難しい決断でしたが、今がそのときだという結論に達しました、といった感じです。つまり、ほぼほぼサヨナラ~といったニュアンスに近いと思います。
ご存知の通り、モレノ氏は「独裁的なオーナー」と言われていました。具体例としては、プホルス、ハミルトン、レンドンらとの超大型契約をいわゆる“鶴の一声”でまとめたこと、マドンと契約するためにオースマスを独断で解雇したことや、ピーダーソン&ストリップリングを獲得するトレードに成立直前で待ったをかけたことなどが知られています。
ここからは個人の感想ですが、これは明るいニュースかなと思います。ここ最近は口は出すけれど、金は自分が気に入ったもんにしか出さん状態。どこに買収されるかは知ったこっちゃありませんが、仮に今のメッツのコーエン氏のような資産家に買われれば一気に金満になる可能性もあるというか、そういう願望も持てますよね?
それでもって大谷翔平との再契約の可能性も高まるんじゃないかなと思っています。モレノ氏がデッドラインの前から球団売却を検討していたとしたら、そりゃあトレードに出さないよなと。だって球団を買う側にとっても大谷の資産価値は魅力的だから。そして当然、ペイロール自体も変わってくると思うので、新オーナーがドデカい契約延長をまとめてもおかしくないという話です。
ただ諸々がまとまるまではトレードに出すだとか、契約延長だとかの話はしばらくなくなりそうですね。大谷側だって様子を見るでしょうから。エンゼルスに関しても大谷に関しても、これから色々な動きがあるでしょうからひとまず静観してみましょうか。