2018年エンゼルス全選手評価 野手編
エンゼルスの全選手評価したいと思います。点数は100点満点。試合出場が無い選手は省きます。
捕手
マーティン・マルドナード 50点
両リーグトップの盗塁阻止率48.6%。7月にパトリック・サンドバルとのトレードでアストロズへ。移籍後の大谷との対戦は何かほっこりしましたね。FAなのでどこのチームに移籍するか注目です。打撃はあまり期待できないので打撃得意の捕手と併用できるところがいいのではないでしょうか。
ホセ・ブリセーニョ 50点
ルーキーですがマルドナードの穴を良く埋めてくれました。今のところ来季の捕手1番手ですが、能力的には優秀なバックアップ程度なので誰か補強しないとまずいですね。
フランシスコ・アルシア 50点
マイナーで12年を過ごした苦労人。マルドナードの放出で昇格すると、2試合連続で3ランホームランを打つなど大爆発。1試合に捕手と投手で出場して本塁打を打った史上初の記録も達成。しかし終わってみると打率.204、DRS-4と物足りない成績になってしまい、FAに。
レネ・リベラ 40点
自慢のフレーミングを武器に投手陣をリードしましたが、右膝の故障で離脱。8月にブレーブスにクレームされ現在はFA。バックアップ捕手としては優秀なので契約は得られるでしょう。
ジョー・ハドソン 20点
6月にレッズから獲得。メジャーデビューし初安打、初打点も記録。FAとなりカージナルスとのマイナー契約で合意。
ファン・グラタロル 5点
1打席だけ出場しヒットを打ったみたいですが記憶にございません。去年は結構試合に出ていたのですが、打撃がさっぱりなので仕方ないですね。6月にリリースされた後はツインズ⇒レッズと転々としている模様。
内野手
アルバート・プホルス 50点
史上32人目の3000本安打を達成。大谷の二刀流の影響で満身創痍の身体で一塁守備を務めました。10年契約も7年目で、解放まであと3年の辛抱です。
ジェフリー・マーテイ 40点
不規則な起用もあり微妙な成績に終わりました。シーズン終了後FAとなり阪神が狙ってるとの噂があります。NPBで活躍できるタイプの選手だと思うので来日すれば楽しみですね。守備は一塁も三塁も可もなく不可もなくというレベル。
ホセ・フェルナンデス 30点
元マーリンズのホセフェルと同姓同名で、2013年WBCキューバ代表。メジャーではあまり打てませんでしたが、PCLでは三振=四球とNPBに来れば活躍しそうな選手ですね。
イアン・キンズラー 40点
オフにトレードで獲得しましたが、半年で去ってしまいました。移籍先のレッドソックスではチャンピオンリングを獲得。キャリアも終盤に差し掛かっているのでおめでとうと言いたいですね。
デービッド・フレッチャー 80点
地元出身のルーキーで憧れの選手はデービッド・エクスタイン。守備良し、打撃も打率.275と頑張ってくれました。コンタクトは悪くないですが非力なので来季以降レギュラーとして考えると少し物足りないですね。コザートが復帰する来季は実質ウォードとのポジション争いでしょうか。
ノーラン・フォンタナ 5点
典型的な四球乞食打法でPCLでは今年も高出塁率でしたが、メジャーのボールには全くついていけないようで2年連続打率0割台。9月にリリースされて以降音沙汰なしですが、アジアに新天地を求める可能性も0ではないのではないでしょうか。
シャーマン・ジョンソン 5点
ルーキーでしたが10打数0安打と初ヒットは叶わず、シーズン終了後FAとなってしまいました。来季以降もう1度チャンスが来ればいいのですが…
ルイス・バルブエナ 10点
一発と選球眼が売りでしたが、自慢の選球眼は見る影もなくあっさりと凡退する場面が目立ち、8月にDFA。あのレベルの打撃ならもっと早くに見切ってウォードを試すのが正解だったのではないでしょうか。昨年現地で観戦したアストロズ戦のヒーローで個人的に大好きな選手です。メジャー契約は得られなさそうですが、どこに行っても応援したいですね。
ザック・コザート 10点
完全に期待外れ。左肩の故障で6月にシーズンエンド。ともに獲得候補に挙がっていたマイク・ムスタカスの出来を考えるとガッカリですね。3年3800万ドルと契約自体は悪くないので来季以降に期待。
テイラー・ウォード 30点
2015年のドラフト1位で捕手から三塁に転向。打率.178とメジャーの洗礼を浴びましたが、最後の1週間は本塁打3本と適応してきたのかなと思わせる長打力を見せてくれました。個人的には来季に期待している選手の一人です。
ケイレブ・カワート 0点
打率.134、OPS.451と例年にも増して打てなくなっています。元トッププロスペクトですがそろそろ立場が危ういのではないでしょうか。
アンドレルドン・シモンズ 80点
三振拒否打法で開幕からヒットを量産しましたが、チームとともに徐々に失速。長打を打てるポテンシャルもあると思うんですが、フォームを変える気はないんですかね。自慢の守備はDRS+21で2年連続のGG賞。相変わらず見ていて惚れ惚れします。ベンチの階段を踏み外して足首を捻るという間抜けな故障もあり、かなりヒヤッとしました。
外野手
ジャスティン・アップトン 50点
去年の成績から下落したのは想定内ですが、思ったよりも波が激しかったですね。守備でも集中力を欠き、鈍足のエンカーナシオンにランニングホームランを許したシーンはMLB.TVのCMで1年間晒され続けました。投手有利のエンゼルスタジアムとの相性が懸念されていましたが、ホームOPS.919とそこは問題なし。隔年傾向もある選手なので来季は期待しておきたいと思います。
マイク・トラウト 90点
彼に対して今さら言うことは何もないですね。文句なしで現役ナンバーワンプレイヤーです。意外ですがOPS1割越えのシーズンはキャリア初です。少し離脱があったのが残念ですが、年々凄みが増しています。契約はあと2年でワールドチャンピオンを狙うのは厳しそうなので、なんとか延長してほしいところです。
コール・カルフーン 30点
ジェットコースターみたいなシーズンになりました。天使ファンの三半規管はボロボロです。7月は10本塁打と大爆発でしたがそれ以外ははっきり言って投手レベルの打撃でした。フォームを変更して解決策を探るも、結局なぜ7月だけ打てたのかは不明。来季どうなるかも始まってみないとわからないですね。契約は来季までで再来年は球団のオプション。外野はプロスペクトのアデルも控えているのでトレード先を探している状況です。
大谷翔平 90点
打撃での適応にはもっと時間がかかると思っていました。まさか22本塁打も打つとは。打球方向もバックスクリーン中心で広いエンゼルスタジアムも苦にせず。追い込まれても広角に打てているので率も残せています。来季はトミージョン手術の影響でどれくらい出られるか不明ですが活躍が楽しみです。
クリス・ヤング 0点
第4の外野手として1年契約で獲得。打率1割台に7月に膝の故障でシーズンエンド。全く戦力になりませんでした。
エリック・ヤングJr. 50点
昨オフFAになったもののSTの招待選手として再契約。怪我のクリス・ヤングに代わり第4の外野手として支えてくれました。昨季トラウトの穴を埋めてくれたほどの活躍はできませんでしたが守備と足で貢献。シーズン終了後再びFAに。
マイケル・ハーモシーオ 20点
ドラフト28位指名からメジャー昇格を勝ち取りました。小柄な体格ながらPCLでは意外性のある長打力を見せていたものの、メジャーではバットに当たらず。三振の多いタイプなので適応は難しいかもしれません。昨季マイナーで35盗塁の脚力もメジャーでは一度も披露できず。
ジャバリ・ブラッシュ 10点
Welcome to ようこそジャバリパーク!今日もドッタンバッタン大騒ぎ!
打高のPCLではホームラン量産ですが昇格するとバットにも当たらない始末。足を揃える変わったフォームに変更するも結局何も変わりませんでした。来日を期待する声も多いですが、NPBで彼みたいなタイプを我慢できるチームはあるのでしょうか。
ライアン・シンフ 10点
3月にカルロス・ペレスとのトレードで獲得し5月にリリース。わずか2か月の在籍でしたが5打数で本塁打を1本放ちました。来日候補でもありますが典型的な扇風機なので活躍は難しいかと。