カラフルアイスがダントツ!(100字日記)
カメラのキャップがどこを探してもない。あきらめた数週間後、急遽実家に帰ることになる。迎えに来た父の車の後部座席に乗り込む。「いやあ〜すまんねえ……あれ?」。お尻にあたったこれは、キャップじゃないか!(100文字)
取材の帰り。総武線の車内。向かいには若いお嬢さん。千葉駅から御茶ノ水まで。約1時間。ずうっと。笑っている。スマホに向かって微笑んでいる。推しを愛でているのかしら? なんだかこちらも嬉しい気持ちになる。(100文字)
ラジオで耳を持っていかれた話。「今ハマっているのは、セブンティーンアイスを全制覇すること」。特に美味しいのは? という質問に、カラフルアイスがダントツ! と言う。あの飾りつけのチョコがダントツとは!?(100文字)
行ってみたかった、サイゼリアへ家族と。注文票に書いた番号を見た係の方、そらで商品名を読み上げていく。「全部覚えているのですか?」と聞くと、そうだと言う。ここは安いだけではない、玄人が存在している。(98文字)
想像する。好奇心がくすぐられる。のびのびとする。どれかがないと、すぐに書けなくなる。己をはげまし、ときにふてくされ。「ご機嫌いかが?」と自分に問いながら、今日も机に向かう。あぁ今日も気難しいのね……。(100文字)