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100字日記〈松本編〉

松本で友人・イヌイくんとランチ。「天気がいいから、ピクニックしない?」という提案を快諾してくれた。あちこちでパンを買い、惹かれる街角を観察しつつ、あがたの森公園へ。最近の仕事術について聞いてもらう。(99文字)


小さい頃に泊まった記憶がある浅間温泉の神宮寺へ。谷川光昭住職に、お寺を案内してもらう。西日になる前の光が、境内の色という色を一層強くする。あっ、この襖絵覚えてる……! ただいま、と言わせてもらおう。(99文字)


老舗の「富士乃湯」に一泊する。旅館ごはんを堪能。日本酒飲み比べセットと野沢菜マスカルポーネよ……。住職いわく、ご主人は旅館を継ぐことになってから調理師免許を取ったという。浅間温泉、浸かりがいがあるぞ。(100文字)


朝は温泉に2度入り、若女将が作ったというマップを片手に周辺を散策。出会ったひとが皆挨拶してくれる。見たことない鳥、鳴き声をマネして歩く。スナックの横の角を曲がると突如あらわれた無人販売。りんごを買う。(100文字)


浅間温泉には好みの路地がたくさんある。「こっちにもある」と誘われながら歩くと、坂の下のスナックに出た。もうマップを見ないでも歩けるようになったぞ。辻々にある道祖神を見つけては、ここに来れたことを御礼。(100文字)

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