連戦、サポーターもしんどい。
こんにちは。
見てますか、ギラヴァンツ北九州。
僕はDAZNで見てます。
もう岡山戦あたりではかなり目を付けられてはいましたが、この連勝街道まっしぐらでJ2においては注目せざるを得ないチームになってきました。
小林流ポジショナルプレーと3-1-6の妙技みたいな話はいろんな方がされてますので、前節J2 100勝目を挙げたというタイミングもあり、2010の“1”から見ているギラサポとして思うことです。
よくウチがやっていることをまとめられてるなあと思ったのはこの方の記事ですね、参考までに。
もうなんかいろいろと書くタイミングを失ってたんですが、開幕の福岡ダービーがあまりにも遠い昔のようです。
その後コロナ禍で長期中断、無観客試合、人数制限……を強いられたところで言うと、開幕戦を満員のダービーでやれたのはかなり運がよかったですね。
開幕戦は悔しい負けでしたが、印象としてはまず「やれる。」でした。
J2のスピード感やら最後の精度やらで苦戦はするだろうし、この試合みたいに悔しい負けは多いにしても全く通用しないことはないと思いました。
それでさあ次!という段で未曾有の事態ですね。。
もはやGW辺りも遙か昔の記憶なのであれですが、試合のない中で若手選手中心にインスタライブだったり、練習の様子などを公式がいろいろ上げてくれたりと、試合以外の面でも変わってきたな~と思っていました。
今でも試合後に國分のゴール解説や公式のインタビュー動画など、その時何を考えていてどうしたかったのか、チームとしてこうしようとしているってのが見えているのはとても面白いなと思います。
それで再開しての長崎戦、これも惜敗でした。
ここでも印象としては「やれる。」でした。國分が入るまでは少しチグハグな部分はありましたが、國分が入ってからはかなりチームとして連動性も良くなっていました。
そしてこの「やれる。」に火を点けたのが琉球戦ですね。
慣れもあるのでしょうが、やはり若いチームに必要なのは自信です。勝つことです。去年あの地獄を登り切った我々は痛いほど知っているはずです。
この勝利から今日の町田戦に至るまで怒濤の快進撃を続けてきたわけですが、試合毎の詳しい振り返りはしません。
本題です。
去年J3だったチームが、一昨年J3最下位だったチームが、昇格初年度で凄まじい快進撃と痛快なゲームと洗練されたチームワークを見せているということで相当注目度が高くなってきました。
今J2で一番面白いサッカーをしているなんて評価をしてくれている人もたくさんいます。
髙橋大悟をはじめ、絶好調レレ、それに負けじとギアが上がってきた町野、遂に本領発揮し始めた椿など、他サポからも完全に見つかりつつある若武者たちですが、まだまだ彼らは結果を残し始めたばかりです。
じゃあ一番の要因は? としたときに目に留まるのは“昇格請負人”小林伸二監督ですよね。やっぱりコバさんすげーわということで、J2沼でもがく各チームから小林伸二を奪取セヨというような声も聞こえますが、ここまで上手く行ったのは北九州だから、という気持ちがあります。(渡さないぞという強い思いも含め)
やはり負のエネルギーって強いんですよね。強いからこそそれを正に反発できたときのパワーは半端ないところがあり。
伸二さんが来る前年、北九州はJ3の最下位に沈み、もうこれ以上捨てるものはないというくらい全てを捨てました。プライドも今まで積み重ねてきたものも全部、全部です。
残ったのは“Jリーグで一番弱い”選手たちとまだ芽を出したばかりの若武者たち。
公式のシマダノメにて去年のシーズン終了後に監督のインタビューで載っていますが、残った選手たちとの関わり方はいろいろ考えていたようです。
一体感をつくっていく作業の中で私はあるトライをしました。それはある選手たちとあえて距離を取ることでした。「ある選手たち」とは、私が来る前からギラヴァンツ北九州に在籍していた選手たちです。こう言っては悪いのですが、去年最下位となったチームにいた選手たちですから、どこかに弱さがあると私は思っていて、そんな彼らに私の方から寄り添っていくと、彼らの中にある弱さが表面に出てきて、それがチームの中の弱さ、つまり一体感の欠如につながるかもしれないと考えました。だから最初に既存選手の何人かには「フラットな目で見させてもらう」、そして例えば「走れない選手は使わない」と厳しく明言したのです。
この対応に奮起したのか、池元友樹は全試合出場でチームの核として存在感を出しましたし、加藤弘堅は終盤戦で球離れの悪さなどのウィークポイントを改善し、司令塔としてなくてはならない選手になりました。
弘堅は今J2でも屈指のパサーとして指揮を振っていますし、池元も相変わらず35歳とは思えぬランニングを繰り返しています。内藤洋平も中盤のマルチプレイヤーとしてまだまだやってくれそうですし、底辺から這い上がった男たちのパワーには目を見張るものがあります。
2016から鬱屈した負のエネルギーを伸二さんがプラスにひっくり返してしまいました。「失う物は何も無い」とはよく言いますが、“何も無い”北九州は伸二さんを信じて(ダジャレではなく。。)走りきるしかないのです。
走れなかったら使われない。走れる他の選手が出る。
だから最後まで必死にやるしかない、走るしかないのが今の北九州です。
まあもちろん走る以外にも他の決め事をしっかりこなせるという前提はあるでしょうが。。
伸二さんはJ2に関しては超絶優秀な監督なので、他のチームに行ってもきっと上手いことやるでしょう。ただ、ここまで上手く行っているのは北九州のこのどん底の状況という前フリがあったから、そう思うのです。
そして、伸二さんはJ2を抜けるまでは上手いがJ1では通用しないという話をよく聞きます。そうだったのでしょう。チームの規模も補強も怪我人もいろいろな要素があったのでしょう。
当時の伸二さんのサッカーを知る他サポの方々が、今北九州で展開しているアグレッシブなサッカーを見て驚いています。今までとはやっているサッカーも違います、J1では通用しないかどうかなんて誰にもわかりません。
今はチームも好調で暫定二位なんかに付けてはいますが、そう簡単に一気にジャンプアップできるほど楽なリーグではないとよく知っています。
でも今年もしかしたら、今年じゃなくても来年・再来年と積み上げ続けてもしかしたら。そんなことを夢ではなくやってくれそうなサッカーをやっているのです。
そして小林伸二の集大成として本当にやりたかったサッカーでJ1に殴り込む日が、そう遠くはないところにあるのかもしれません。
ちょっと久しぶりなのと思うままに書いていたので何が言いたいかわからなくなってきました。
あとはこの6連勝で勝つ度にハイライトだけ見ているのか、「盤石な勝ち」とか「北九州強すぎる」とかのツイートがたくさん見受けられます。
もーーーーーーーーーーーーー毎試合紙一重なんよ。。。
盤石なんてどこにもないし、薄氷の上だったり地雷原の上を必死に渡りきってる状態ですよ。。キツい!
一番キツいのは選手たちですけど、サポーターもキツい。
今までは週末に勝ちでも負けでも一週間勝利の余韻に浸ったり負けの傷を癒やしたりしてさ、また来週行くぞ!!!ってなってたんですが。
気持ちの切り替えが出来る前に次次次で目が回りますね。。
ここ最近でディサロと町野は完全に一皮剥けました。
レレはあんまりパスワークにいい絡みしてる印象はないんですが、“そこにいる”ストライカーになってきましたね。
町野はストライカーというよりもトップ下適正があんなにあったか、という感じで、練習していたというターンでスパッと前を向いたり左右に散らして最後はいただきますとかすげー洒落てきました。
大悟はもうアンタッチャブル。
で、今現在欠くとマジでマズいのが國分伸太郎ですね。今日のが大事を取って下がったくらいであればいいんですが。
國分は去年からもサッカー脳がホントに素晴らしくて、気の利くパスやらシュートやらで欠かせない存在ではあったのですが、今年加藤と中盤の底に入るようになって数段上の選手になりました。
6連勝で次は強敵大宮戦です。
國分を欠くことになるとなかなかキツいですが、攻撃のリンクマンというところで言えば弘堅が同じ役割を果たせるので何とか。奏哉がJ2に慣れて去年みたいなバリバリになれば大丈夫。。竜もいるし。
ちょっと今日の後半は守備陣が疲れてて捕まえ切れてなかったのでそこは気になりますが。頑張ろう。。
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