1%、負けるんだぞ
こんばんは、8連勝です。
ちょっとこのチーム状態や凄まじいシーズンを後から振り返れるように、ちゃんと試合ごとに書いとこうと思った次第です。
まずは6連勝で迎えた第13節大宮戦。
最近は水曜の夕方に定例のミーティングがあるのでミッドウィークの試合が頭から見られないことが多く憤慨しています。
19時半頃に帰れる状態になっていたので速報だけ見たところ、既に2-0で!?となりました。車に乗り込んで再度速報を開くと3-0になってて泡吹きました。
DAZNをラジオみたいにしながら帰っていたら後半開始早々に永田の4点目も決まり、今日は余裕だわと思いながらの帰宅でした。
ただ、帰って実際試合を見ると決して楽な試合ではなく、監督がその前の町田戦でも言っていたように3点目を取って試合を決めようというミッションを遂行した結果の勝利であります。
3点差あればどんなにグチャグチャなことが起きてもそう簡単にはひっくり返りません。(今シーズンは既に3-0からのうっちゃりを二度ほど見ていますが)この日も大宮に2点目が入ったりすれば少しわからない試合になったかもしれませんが、3点差の事実はなかなか重く、そのまま勝利となりました。
レレの一点目は相手のミスですが、サッカーはミスのスポーツなのでそのミスをしっかり決めることはFWの一番大事なことですね。ミスがあったにしろなかったにしろ、相手の最終ラインまでしっかり追って準備をしていることが素晴らしいです。
そして新垣のJ初ゴール、レレの二点目、永田のとどめの一撃とその後は連動性で崩しきった最高に美しいゴールばかりでした。後半大宮も修正が入って嫌な攻撃を仕掛けてはきましたが、1点のみで抑えたのもナイスですね。
気付けば7連勝。
続いて昨日の第14節、東京V戦です。
ヴェルディはほんとに上手いとよく聞いていたので非常に怖かったです。
しかも、開始すぐにこれまで幾度も神がかったビッグセーブでチームを救ってきた永井のミスでオウンゴールが生まれてしまい、さすがに神通力も終わったか。。という気持ちがありました。
連勝というのはいつか止まるもので、ここ最近は今日か、いや次かみたいなネガティブ感情もつい持ってしまいます。そこで早々にこんな失点。。となりましたが、誰よりも何よりも勝利を信じて止まらなかったのは他ならない選手たちでした。
前節の流れそのままに新垣が果敢なドリブルから自らシュートを放ち、こぼれ球を町野が簡単そうに押し込んですぐさま同点。
新垣は椿レベルにやれるのはわかっていたので、ここまで何か少し小さくまとまってしまっているのが非常に残念に感じていました。椿が初ゴールからさらに手がつけられなくなったように、新垣も初ゴールでガラッと変わった気がします。
嫌なムードになりかねないオウンゴールを、その空気が漂う前に消してしまった今の選手たちの勢いを感じます。
こうなればもはや北九州の試合で、その後は逆転するだけでした。
とも行かず、さすがにヴェルディも本当にいいチームで、何度もカウンターからゴールを脅かされますが最初のミスなどどこ吹く風で永井様は今日も永井様でした。
やはり6試合連発中のレレにはマークが厳しく、チャンスは作るものの決定機まで行けないという中でゴールをこじ開けたのは“相棒”町野です。
バイタルエリアでボールを受けるとサイドの野口に展開し、そのまま町野はふらふらっとゴール前へ侵入して折り返しを自分で決めるという最高の“自作自演”をやってのけました。不運ではありますがオウンゴールの当人になってしまった野口のアシストというのもポイント高いですね。
レレへのマークが厳しい中でクロスへの対応とするとボールサイドの野口とレレをチェックしますが、起点となった町野がそのまま受け手として侵入して来るのではさすがにDF陣は捕まえ切れません。
ここから絶好調のFW陣のマークが厳しくなるのはもちろんでしょうが、レレを囮にして町野、町野を囮にレレ、二人を囮に二列目から飛び出してくる大悟や椿というような形が出来れば相手としてはめちゃくちゃやりにくいと思います。
結果としては2-1で勝利を収めましたが、ヴェルディも強く厳しくいいチームでした。ヴェルディ側のインタビューでオウンゴールに繋がるクロスを上げた奈良輪選手のものがありますが、その話がとても嬉しくなるものでした。
個人的な感想としては相手がシンプルに強いと感じました。試合後にシャワーを浴びていた際に近くの選手と話しましたが、『今日の相手はこれまでで一番強かった』と、素直に話せるような感じでした。相手も自分たちに対してどんな感想を持ったかどうかは気になるところですが、去年からここ数試合にかけては自分たちの対策をしてくるチームが多いですが、北九州はしっかりと自分たちのサッカーを貫いてきました。お互いに自分たちの長所を出した試合だったと思いますし、負けた自分が言うのもおかしいですが、やっていて楽しかったです。こういうゲームを勝てるようにやってきたいと思います。
負けたチームの選手たちからのこれ以上ないリスペクト、そして負けたけどやっていて楽しかった。スポーツマンガみたいな青春感ですよね。
奈良輪選手をはじめ、ヴェルディもよくまとまっていていい選手ばかりでした。福岡への凱旋となった大久保嘉人選手も相変わらずゴール前での怖さがあり、アウェイでの試合が恐ろしくも楽しみです。
さて、これで8連勝となりました。
にわかに騒がれだしていますが、これまでJ2で8連勝以上したチームは82%の昇格率とのことです。
8割超えか!もう決まりだなと思いますか?
今回タイトルは「アイシールド21」というマンガのセリフです。
ヒル魔という監督兼選手のようなキャラがいろいろな策を立てるのですが、相手チームに対して99%勝てるだろうという分析に喜ぶチームメイトへの言葉です。
「1%、負けるんだぞ」
18%、上がれないんだぞ。怖すぎて一戦必勝でやっていくしかないです。
次は千葉戦。9個目を取りに行こう。
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