Note再スタート


ほぼ2年近く放置していたこのNoteだけれども、これから順次過去記事を整理したうえで再スタートしたいと思う。

そもそもが、手酷い失恋から這い上がる過程を記録していたわけだけれども、そこが一定程度解決してしまえばもうあまり書くこともなくなってしまう。

実際は、最後の記事を書いた2021年の11月時点では「流れ出てた血がとりあえず止まった」程度で、気持ち的にはギリギリの低空飛行に変わりは無かったわけだけど、僕を振ったMさんは再婚して新しい生活を始めてしまっていて、僕との関りはほぼ無くなってしまったわけだし、ただ日常の僕の気分の浮き沈みだけ書いていても書く方も読む方も飽きてしまうだろう。

例えば五十肩に悩まされている人が「今日は痛みが酷かった」とか「今日は割と楽だった」みたいな記録だけを延々と綴ったところで、特に情報としての価値は無いのと同じだ。

恋愛にしても五十肩にしても、結局その痛みを軽減させるのは「日にち薬」が唯一の手段である以上、日常的な症状を記録したところでその痛みが和らぐことは無いし、同じことで悩んでいる人に有効な解決手段を提示することも出来ない。

失恋から3年経ち、僕はMさんとの失恋の痛手からほぼ完全に立ち直っていると言っていいだろう。

もちろん思い出せばチクリと胸を刺す痛みは当然あり、実のところMさんとはまだLINEも繋がっているうえ、(どういうつもりかは分からないけど)最近また僕のやっているお店にも遊びに来たりもしていて、「完全に縁が切れた」わけでもないんだけど、そんなことで心がざわつくこともほとんど無くなった。

よってここに綴っていた記録もほぼその使命を終えたと言ってもいいのだけれど、Mさんと別れてからの3年間、もっと遡って離婚してからの9年前から僕の身に起こったことは、あらためて時系列に沿って記録しておきたい意欲が最近沸々と湧いてきたのだ。

それは僕にとって「全く想定していなかった日々」だったのだ。

僕の結婚生活は、35歳から50歳まで15年に及び、その間僕は概ね幸せで、大好きな妻と、お互い年老いていく人生に何の疑いも持っていなかった。

もっと言ってしまえば、僕の人生には「妻と共に慎ましく年老いていく」という以外のオプションは存在しなかったのだ。

そのくらい僕は妻のことが大好きだった。

しかし、離婚してからの9年間に僕の身に起こったことは、僕がこれから何年生きるにせよ「記録するに値するのではないか?」と僕は最近思うようになった。

もちろん「自分史として」ということは言うまでもないことだが。

そんなわけで、あらためて離婚から(正確には離婚直前の日々から)現在までのことを、出来るだけ時系列に沿って記していきたいと思っている。

過去の記事と重複するところが多々あるため、きちんと書き始めた時点で過去記事は整理していく予定だ。

どの程度の方が読んでくださっているのか分からないけど、今後もお付き合い願えれば幸いだ。



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