ふりかえりアニマルメディスンおはなし会
10月からスタートした【アニマルメディスンおはなし会】
『アニマルメディスン』について理解を深めるという方向性でスタートしました。
しかし、アニマルメディスンを本当に理解するためには、
「ネイティブ・アメリカンの根本的な生き方、考え方について理解しないとダメだよね」
「【アニマルメディスン】や【トーテムアニマル】という考え方を知識として持っていても、知識だけでは、本当に理解し活用していくことはできないんじゃない?」
という、北川らんさんからのアドバイスがありました。
アニマルメディスンやトーテムアニマルは、ネイティブ・アメリカンの精霊信仰に基づいたその人の生き方を示し善く生きるために導くものであって、けっして占いではない。
誰にでも受け取ることができるが、大いなる自然の中に人間も存在している一つの命だということを心に落とし込める必要があるということ。
その根源的な考え方とは
①この世にあるモノはすべて7世代先の子ども達からの借りものである
②所有の概念がない
③すべての生き物たちは、人間が自然のサイクルの中で善く生きるために学ぶべき存在である
④★人間は動物の中で一番弱い存在である。だから神様は人間に考える頭と器用な手先を与えてくれた。その2つを善きことに使うことが大切である
⑤宗教を持たない。特定の人間を崇拝しない。神様という存在はあっても、人間だけを特別扱いはしない
①すでに今の地球環境は、7世代先の借りものとしては、元の戻すことができない状態であり、いかにこれ以上地球環境を破壊せずに次の世代に渡せるかどうかまできてしまっている。
②この資本主義経済の中で、所有の概念を捨てることなどできるのだろうか?
③人間が暮らす社会においては学ぶべき存在とは真逆の邪魔なものとして排除し、経済として食肉生産などのために殺してしまっている
④神様が与えてくれた頭脳と手先を使って、人間はいったいどんなことをしてきたのだろう? 自分たちで環境を破壊し、人間が住めなくなったら別の惑星に移住しようとするその使い方ははたして正しい道なのだろうか?
⑤現代社会において、科学的な考え方が正しいとされているが、多くの世界の思想の元になっているは宗教であり、宗教の教義によって生き方を規定され、差別や排除、殺し合いの元凶になっている
参加者の皆さんは、この話の延長線上からあらためて今の現状に立ち返って、人間とは何かを考えてみました。
人類の歴史が大きな川であり、一人一人の人生も川の流れの一つ。
人生が川であるならば、最終的に行きつく先はひとつの大きな海であり、その海に着くまでに、汚い川として海に行きつくのか、それとも、美しい川として海に流れていくのかは、すべて自分次第だ。
らんさんは、生きる意味をインディアンの師であるおじいさんに問いかけたとき、そう、言われたことがあるそうです。
自分がどういう川にしたいのか。人生は大いなる流の中にあることは、何となくわかっていましたが、このお話を聞いて、ハッとしました。
「どんな川でありたいのか?」
みなさんは、どんな川でありたいでしょうか。
アニマルメディスンについて深く理解するためには、自分の心の状態が今どんな状態なのかを知るために「心の森を描いてみよう」というらんさんからの提案がありました。
心に浮かぶ森の風景を描くことで、その森にはどんな動物がいるのか、どんな森を描くかで、今の自分の心の状態を視覚的に理解することができるというものです。
【こころの森】についてのおはし
私の森は、娘の絵に影響されて、自分のトーテムアニマルであるコヨーテくんが、私の森にいろんな動物たちが来るのを楽しみに待っているのと、イルカが「楽しいよ!」と顔を出し、カメは「ここでどっしりと待つ。みんなで知恵を分かち合おう」
バクは、じゃこめてい出版の公式キャラでもあるのですが、「ぼくも森にやってきたよ!」という感じです。
森の奥には伝説のゾウがいて、「みんな早く来ないかな?」と待機しています。
ぽつんといるウサギは「ちょっと不安だけど」という気持ちも表れているようです。笑
ちなみに娘の絵を見てらんさんは、
「みんなの距離間がとってもいい!」だそうです。なるほど、確かに娘は友達との距離感が絶妙な気がします。
この絵もどんどん変化していくので、定期的に絵を描いてみて心の状態を視覚化し、過去の自分と現在の自分を比較してみたり、どうやったら理想の森になるかを考えてみるという試みです。
ぜひ、みなさんもやってみてください。(絵心は関係ありません)
自分の心の森についてのはなしを深めていくにつれ、最近流行りのスピリチュアルブームについてはなしが広がってきました。
これは前半にあった
⑤宗教を持たない。特定の人間を崇拝しない
につながっていくおはなしです。
つつぐ