一級建築士の製図道具について
武器を、友人に託す。
本日は、一級建築士の学科試験ですね!
先日は二級建築士の学科試験があり、知人から受験し、自己採点で通過したと連絡があった。
製図試験に向けて、道具を借りたいと相談があり、製図版含め、製図道具を貸した。
道具環境について
・料理をつくるように書く
道具環境を整えて、動作に無駄がない作図
・使う道具の動く、動かないを意識して整理する
よく使う、使わない、ある工程でまとめて使う等
・ストックは常に入れておく。
芯や消しゴム、無駄な買い足しの心配をしない
私の場合、二級建築士は受けてないが、一級建築士の製図試験は、2回目で合格した。
経験値と学習量を除いて、1回目と2回目の大きな違いは、
道具環境を改善して、2時間半、製図版から意識がチラないようにしたこと。
まさに料理が上手な人は、作る時も使わないときもキッチンが綺麗なのと同じ。
1回目の試験は、テキトーに揃えた無印良品の化粧ケースに雑多にハケや定規を入れた。
この結果、製図道具を取るたんびに、数秒とはいえ意識が途切れていたのだ。
2回目の試験では、講師の教えもあり、全員、まずは道具環境を整備して、試験本番と同じ道具環境で試験対策をすることを徹底した。
会場に適応できる準備
受験会場は、与えられた環境が学校によって異なる。
机と椅子が固定式の場合もあれば、高校生の学習机のように、製図版だけしか机に乗らず、製図道具は床や椅子に置けないこともある。
私の場合、毎回、養生テープで製図版の2箇所を固定して作図した。
ペンスタンドと仕切り板
段違いのペンスタンドを入れつつ、仕切り板で区切る。
ペンスタンドには、手前にシャーペンとペンシル型消しゴムを入れる、中段には蛍光マーカーを入れる。
エスキスから作図という流れで進む作図工程を考慮して、手の移動が少なくなるように、奥から手前に使う道具を区分けする。
奥の隙間にハケと三角スケールを入れ、手前の2つの区画には、シャーペンの芯と消しゴムを入れておく。
大きな三角定規、小さな三角定規
A2版の製図用紙に1発で線を引ける大きな三角定規と、小さな三角定規で作図スピードと精度を上げた。いかにストレスなく、かつ綺麗に描けるかだけを考えた。
おかげで利き手が迷わず、製図版と作図に意識が集中できたのだ。
料理が上手な人は、作る時も使わないときもキッチンが綺麗なのと同じというフレーズをどこかで聞いたことを思い出した。
大学時代の恩師が模型の作り方を教える時、料理を作る様に作れと言っていた。
最初にゴミ箱の位置を決めて動線を確認し、机を片付けながらつくり、最後に綺麗な料理がテーブルに置かれるように建築模型をつくる。
これから揃える人の参考になればと思います
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?