『未来をつくる言葉 わかりあえなさをつなぐために』/ドミニク・チェン
p.1
私たちが世界を知り尽くす事は無い。それはただ世界が広大だからと言うだけではない。常に終わりが別の始まりの源泉となりその繰り返しの度に新しい言葉が生まれるからだ。
p.46
書くことによって世界はただ受容するものであるだけではなく自ら作り出す対象でもあるとわかったのだ。そして、世界を作り出す動きの中でのみ自分の同一性が形作られるのだと言う事。
p.85
私たちは日常的に使っている言葉だけではなく使う技術によっても、個として世界の認識の仕方、そして他者との関係性の築き