副業ではなく、複業というのがポイント
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書籍「出世しなくても、幸せに働けます。」(中村 龍太)
私が今やっているのも複業と言って良いでしょう。平日は東京のデベロッパーが行う都市開発事業へのコンサルティングをして、週末はご存じの通り地元浜松で文化情報発信基地としての私設図書館を運営しています。とはいえ、平日と週末で仕事をきれいに分けられるわけではなく、平日にも後者に関連した仕事をするし、週末の夜に前者の仕事に対応しなければならないときもあります。
したがって、休みという休みはほとんどありません。疲れませんか? と身体を心配してくださる方もいらっしゃいますが、これが何故か疲れないのです。サラリーマン時代は週末の休みが月曜朝イチの会議から待ち遠しかったのに──。不思議なものです。
本書の著者が提唱するのは、サブタイトルにあるように「複数の仕事で自分を満たす生き方」です。「副業」ではなく、「複業」といのがポイント。どれが主でも従でもありません。
私の場合のふたつの仕事はB to Bの「街づくり」とB to C(ときにC to C)の「まちづくり」という関係で繋がっています。未だ目に見えて相乗効果があるとまで言い切れませんが、少しずつその形が見えてきているような気がします。どちらもやっていて楽しいし、それぞれのお客さんに喜んでもらえているという実感があります。
毎日が勤労日ですが、毎日が休日のようでもあるのです。