ディアブロ4のシステムに文句を言うだけの記事
ということで下でディアブロ4のストーリーに関して文句をここで言い散らかしているんだけど、システムにもめちゃくちゃ文句があるので鬱憤ばらしで書く。
まずディアブロ4はイメージ絵として山の上からキャラクターが世界を見下ろしている絵が描かれていた。
そう、どっかで見たような・・・というかゼルダの伝説ブレスオブザワイルドやんけ。
オープンワールドに衝撃をもたらしたと名高きそれはもちろんわたくしもクリアした。
それで各紹介記事見てると「オープンな世界」というふんわりした一言が書かれているわけで、それはもうたとえディアブロの開発よりブレワイ販売の方が後発だとしてもちょっと期待はするわけですよ。
いろんなきれいな風景を見られるかな、とか馬に乗って快適な旅をとか。
無茶苦茶をして厳しいところに行ってレジェンダリーを運良くゲットしてポータルでぴよーと逃げるとかね。
世界の一歩目を踏み出した時点から雲散霧消しましたね。
まず森や山だと道以外行けない。見通せない。いや、平原だと見通せるけど見通せる意味はない。
森は木をつっきれないし、山や谷は「はいここで登るためにBボタンを押しましょう」という道と何がちゃうねん状態だ。もちろんその先には敵が待ち構えている。
平原だとわたくしの頭にビーコンが埋まってるのか、というぐらい敵がわっちゃわっちゃとやってくる。
逃げるもへちまもない。足が早ければ逃げられるのかもしれないが、「ダッシュが回数制及び時限制」という海原雄山なら料理ごと顔に叩きつけてるなという仕様にしたため逃げるもクソも倒した方が早い状態になっている。
どこに行っても敵がやってきて、風景を見ようにも見る暇はない。
それでいて広い。ただもうひたすらに広い。広いだけなのでめんどくさいことこの上ない。
ランダムでもなんでもない固定マップがなんでこんなめんどくさいの。
結局ウェイポイントを見つけてポータルを開けてそこから都市間を移動してダンジョンまでは我慢する、そんなシステムになっている。
「ね、そんな時のため馬があるんですよ」というように上のイメージでは馬がかかれていた。
それで馬が手に入るのが3章の半ばである。全部で5章だし5章はほぼボス戦とムービーだぞ。
その頃には移動速度のブーツも普通に手に入るようになってるので倒した方が早い状態になっている。
だいたい馬が走るとすぐ「バリケード」なるものが備えられていて走れないのである。
降りると馬はつってけてーとどこかに行ってしまう。キー一個で乗れるのではあるが、もうめんどくさいのでバリケードを壊してそのまま歩いて行ってしまうのである。
馬も普通に襲われるし死ぬので、かわいそうじゃないか。
シーズン2から馬はバリケードを飛び越えられるらしいが、今更すぎる。
比較するのもかわいそうになってくるがブレスオブザワイルドやティアーズオブキングダムはチュートリアルを終えた割とすぐに馬が乗れるようになっているし、馬以外にもパラセールという方法で広大なマップ移動のストレスを極限にまで減らしており、さらに祠間でファーストトリップまで可能であった。
それで武器を手に入れる以外敵を倒す必要がほとんど無いままきたのがブレスオブザワイルドであるが、敵を倒す目的を「素材を手に入れることによってパワーアップできて楽しい」とティアーズオブキングダムでちゃんと入れてきていた。
ディアブロだとプレイヤーは良い武器や防具を手に入れるためためちゃんと敵を狩りに行くのである。ダンジョンに潜り、トレジャーゴブリンのけつをしばくのである。
そのプレイヤーの動機を全く無視してオートで口の中にご飯を突っ込むようなマップと敵のシステムになっているのがほんとに腹が立つ。
じゃあってんでだだっ広いマップの中に、何がしかイベントを入れてみよう。
このイベントでなんかあげればプレイヤーは退屈せんだろう。
そうABが考えて雑に入れたイベントシステム。だいたい確認したところ8種類ぐらいあったがどれも全部「敵を瞬時に多量にしばく」で完了する鼻毛のようなシステムである。ストーリーとしては全く面白くは無い。霊の願いを叶えても結局襲ってくるし生きてる人間はまあ感謝してくれるがその程度である。
そしてもらえるのが「つぶやきのオボール」とかいうものであるが、要はガチャの石みたいなもんであるからして敵しばいた方がいいものが手に入るため馬鹿みたいに駄々余りするはめになる。
これを消費できる店に行くのも地味にめんどくさい。なんでかってでかい都市にしか消費できる店がないので近くの都市で消費することが不可能だからである。
そしてレベルや武器や敵のバランスである。
ここはもうわたくしがぐちぐち言うよりゲーム界のレジェンド大乱闘スマッシュブラザーズシリーズの桜井政博に語っていただこう。
いやもうすばらしいね。さすが桜井さんだ。
ディアブロ4のレベルのダメさはこの「プレイヤーと同時に敵が成長していってしまっては単なる作業になってしまう」ところにある。
マップはどこでも行っていいが、出てくる敵のレベルはプレイヤーに比例して上がるだけなので素早く通り過ぎることができやしない。
もともと居た都市の周りですらそうなのである。
もう単なる作業である。サブクエストの受注に行くのでさえめんどくさい。
なんか反省して「100までレベル上げるのを早くできます」とかシーズン2でやるらしいがそういうこっちゃねえ。
作業感がすごいのがこのままだと継続である。
またディアブロではプレイヤーが成長してスキルを覚えると今まで苦労していた難敵が一挙に倒せるようになる、またはレジェンダリーを拾うとそのスキルやパラメータ増強でアホみたいに強くなる、というのが楽しさの一つだと思っている。
だから「セット武器が出ねえ」「狙った宝石が出ねえ」と愚痴をこぼしながら同じダンジョンに潜って何度もディアブロをぶん殴るのである。
が、4では強くならないとレジェンダリーなんか落ちないし、落ちても全然「ふにゃ?」という性能しかつかない。
というより、そのレジェンダリーの内容が「ダンジョンをクリアするとそのパワーがもらえますよ」ってなってるんだもん。レジェンダリーを落とす楽しさは何も無い。
ちょっとでも良いアイテムを地味に探してパワーをその武器に付与すればいいだけの話である。
地味に地味に数値の少しでもいいものを探してあげていく、というアイテム探しはほぼそれはレジェンダリーじゃないんよ。というかハクスラの存在意義すらないんよ。
組み合わせの妙味とかなんもないし、シーズンごとに出てくる宝石代わりのスキルアイテムを楽しませようというのか全く内容がしょぼくてしょぼくてしょうがない。
なのでスキルセットはわたくしが愛用しているネクロマンサーではほぼ骨一択らしい。ゴーレムや軍団をわっちゃーと従えて「カチャカチャウガウガ」とうるさく楽しく旅をしているスタイルはお呼びでは無い。
(ただスケルトンメイジを増やして氷にするのだけはまあまあらしいのだが)
それでバーバリアンかソーサラー一択になってしまい、両者をナーフするなどのへっぽこをABは行ってしまいますますバリエーションがなくなってしまった。
もうダメである。
そして、トレジャーゴブリンとブッチャーシステム。
トレジャーゴブリンは前々からお馴染みの金や部材、いいアイテムを落としていくやつなのだが「時限制」になりやがった。しかも苦労して倒しても碌なものは落とさない。全部レベルで決まっているからである。ハプニングでいいものを落とすということもないし、落としてもレジェンダリーなので楽しさも何もない。
そして最悪なのはブッチャーである。これはトレジャーゴブリンの逆をとったようなシステムで、プレイヤーをただひたすら狙ってくる。そしてそれなりに強い。そしていつ襲ってくるかわからない。完全にランダムなのだ。トレジャーゴブリンは無視すればいいだけだが、こいつは半ボスとして各所にランダムに出てくる。
なので、ダンジョンが「鍵を3つ探して作動させろ」などとなっていて鍵を3つ開けた後ボス前にブッチャーに追いかけ回された時のめんどくささたるやもう時間が虚無になったに等しい。
そんで倒した後肉切り包丁でも落とすかと言われると普通に通常の宝箱並みの確率でアイテムを落とすだけである。時間返せ。もしくはお前の存在をオンオフさせろ。
あと、金を拾うのが地味にめんどくさい。ペットを返せ。あの金だけは拾っていくかわいいゴーレムを返せ。いなくなっちゃう馬にスキンなんかいらん。ペットには払う。
収納箱のストックは現実の金で増やさせろ。厳選をさせておくシステムにしながら容量がほとんど無きに等しい。
ゲーム内通貨を払えば増やせるが、なんぼでも死体を蹴ってれば手に入るので意味はないのが分からんのか。
スキルの付け替えに地味に金がいるのも気に食わない。別に端金なので払えるのだが、意味があるかないかと言われればほとんど無いのに手間だけが増えていく。
ボス戦だけは骨装備にするとかそういうのがまたもや「めんどくせえ」だけになっていくのだ。
いろいろ愚痴ってきたが、これらはほとんど改善の見込みがシステム上不可能だろうな、というところがさらに恐ろしいところだ。
シーズン2になったらまたちょっとやって愚痴をここに連ねていくと思う。
そしてそれによっては3はもう愚痴も言わないかもしれない。