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RUMBLE 音楽界を揺るがしたインディアンたち

みなさんご機嫌よう。もーやんです。

本日は「もーやんアートログ」として、最近観たおすすめの映画をご紹介しましょう。今回の作品はこちら!

『RUMBLE ~ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち』

はい。観て良かった(@ ̄□ ̄@)!!

○RUMBLEって?

インディアンの奏でる歌・リズムが世界の音楽に与えた偉大な影響について綴る、ノンフィクション音楽ドキュメンタリー。

ジャズも、ロックもメタルもポップスまでも、その全てに、弾圧されたインディアンのリズムやメロディーが秘められていたなんて!

私が語る前に、まずはポスターをご覧ください。

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10年にわたる長い制作期間をかけ、丁寧なインタビュー、アーカイブ捜索をもって貴重な映像資料の数々を紹介しています。

インディアンの音楽なんて知らないのに、ミュージシャンなんて詳しくないのに、私も知らずに馴染んでいたメロディー、リズムの数々。びっくりじゃない、まさに驚愕。

迫力のサウンドと優れた構成の、流れるような展開。淡々とインタビューが流れるわけではありません。次々と知られざるミュージシャン達のストーリーが紐解かれていきます。

○胸熱ポイント

・女性達の歌声

ポスターの上部にもいる、インディアンの血を受け継ぐ女性4人。伝統的なメロディーを守るミュージシャンのグループです。

2回目に出た時の❰詞のない歌声❱に、なぜか、胸がグッときて、かぁーっと目が熱くなりました。これが、感動なのね。

・クスリに溺れた天才ギタリスト

名前忘れちゃったけど、ジョン・レノンも愛した天才。有名ミュージシャン達から引っ張りだこだった彼。インディアンであることを公言し、その伝統に誇りを持っていました。

一見クールなのに、愛嬌と情熱を感じる彼。クスリに溺れた最期はとても悲しかった。。。彼を辿るインタビューや、奥さんの言葉、昔の仲間の言葉に胸打たれました。

・ジャズシンガーの抑揚

ジャズシンガーって、私の憧れです。ステージでスイングしながら歌うって、とっても格好いいですよね。柔らかく、色っぽく、英語の歌詞も滑らか。素敵。

まだ歌が入らないジャズの時代。女性シンガーとして独特の歌い方をしたミルドレットベイリー。彼女の中に染みついたインディアンの女性達の伝統的な歌い方は、後にジャズシンガーのお手本となります。

・音楽

なんといっても、この映画の魅力は音楽。古い曲も新しい曲も、すべてを全身で楽しむことができます。

○初めて知ったこと

・インディアンの迫害について

この聞いたことある曲を作った人、インディアンだったの?。。。ていうか、インディアンってそんなに弾圧されてたの?

奴隷は力なく開拓者達に跪く。でも先住民は土地の権利を主張する。武器を持つ先住民は、激しく抵抗する。

だから、ネイティブインディアンの男達は、アフリカの黒人奴隷と交換された。

残された女達は、保留地に逃げてくる黒人奴隷を優しく受け入れた。そのため、現代ではニューオーリンズの黒人の方々には祖母がインディアンだという人が多い。

女性や子供をあえて狙った『インディアンの虐殺』など、私が初めて知るアメリカの黒歴史でした。

西部劇でも、インディアンは必ず悪いやつだった。そんなことさえ、私はよく知りませんでした。

・ガーディアンオブギャラクシーの曲

大ヒットしたガーディアンオブギャラクシー。1作目のオープニングはとても印象的ですよね。その曲も、実はインディアンの血を受け継ぐミュージシャンが魂を込めた歌だったのです。

・リンクレイ

正直、誰?でした。でも、そんな私も『RUMBLE』のメロディーは知ってる。びっくり。

インタビューに出てくる多くの人が、きっと有名な人なんでしょう。あまりよく知らない私でも、次々と語られるストーリーに惹き込まれました。

○トークショーについて

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先日、立川シネマシティでトークショーが開催されていました。予備知識なしでしたが、「面白そうだな」と思ったのが映画を知るきっかけ。

また、翻訳監督のピーターさんが仰った言葉が印象的でした。

「カナダはドラマやドキュメンタリーの制作にとても秀でている。そんなカナダの作品だからこそ、ここまで客観的にアメリカで起きた事実をまとめることができたのでしょう。」

まだまだ知られていませんが、名作です。機会があれば、ぜひ観てみてね(*´∀`*)

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