"USB"を理解しよう! -第1回 USB端子の形状-
USB端子には様々な形状がある。
細かな規格まで上げてしまうとキリがないため、ここでは主要なコネクタを紹介する。
USB Type-Cにおいて、Apple等では"USB-C"などと表記されているが、USBIFの公式文書には"USB Type-C"と表記されているため、本記事においてはUSBIFの表記に従うこととする。
下記画像が参考となるだろう。
引用元 : http://uzurea.net/cwp/wp-content/uploads/2017/09/usb-all-list-00.jpg
mini-A、Micro-Aはあまり見かけることがないかもしれない。
コネクタ部をよく見ると分かる通り、USB 3.0に対応したType-B、Micro-Bは3.0用の信号ピンをコネクタに追加した形となっており、見た目に違和感を感じるかもしれないが正しく差し込むことでUSB 2.0ケーブルを使用可能である。
注意するべき点は、最近話題となっている"USB Type-C"である。
USB Type-Cは2014年に制定された端子であり、USB端子初のリバーシブルタイプである(一応上下はあるものの、端末側で自動認識されている)。
従来のUSB端子では原則"Standard-Aがホスト"であった(OTGは例外)が、Type-CからはType-Cもホストになることが可能になっている。
また、ちまたで"Type-CはUSB3.0で高速!"などと書かれている記事を散見するが、USB Type-CにもUSB2.0のみに対応した機器、ケーブルが存在する。
しかし、USB Type-CはUSB2.0、USB3.xの見分けがつかない。よって、機器やケーブルを購入する際はパッケージ等をよく確認して購入する必要がある。
親切なメーカであれば、コネクタ部にどの規格に対応しているか記載されているので、そういったケーブルを購入するのも手だ。
USB Type-C独自の機能もあることはあるが、それについては第4回で詳しく紹介していく。ここではあくまでも"USB Type-Cは端子の形状のことなんだ"と覚えておこう。