大学を中退すべきか?
大学を辞めたい・・・
上記のような理由で入学したものの、実際には勉強に全く興味が持てない。
単位取得が予想以上に難しい。だったら大学を辞めてしまおうかな・・・。
そう悩む学生は少なくないと思います。
そこで今回は「大学を中退すべきか」をテーマに考えてみました。
「大学中退」は決して、恥ずかしいことではありません
大学を辞めることは人生において大きな決断の一つ。中退すべきかどうかは、その人の状況によって異なります。
成し遂げたい目標や本気で目指したいゴール、大切な理由などがあれば、その人にとって大学中退は価値のある選択です。
◾️ 社会人として活躍する中退者
中退後に活躍している方も大勢いらっしゃいます。
そのほかにも、イラストコミュニケーションサービス pixivでお馴染みのピクシブ株式会社の創設者であり、代表取締役社長の片桐 孝憲さんは大学を入学5年後にして中退しています。
また、最近広告などで話題に挙がる「コンビニジム」、chocoZAP(チョコザップ)をリリースしたライザップグループ株式会社の代表取締役社長である瀬戸 健氏さんも大学中退の経験者です。彼は「本気が人を変えていく」、「一度しかない人生だから、普通とは違う社会に役立つことをしたい」などの言葉を残しています。
つまり、大切なのは中退することではなく「理由」です。
ただ勉強したくない・・・という気持ちだけで中退してしまうと、辞めたあとにますます苦労する可能性もあります。
まずは、経験者の「中退理由」を紐解いていきましょう。
◾️中退の理由
大学中退の理由は、人によって様々です。
また、2019年12月を機に、新型コロナウイルス感染症で今までの生活はガラッと変わってしまいました。弊社で収集した2022年の調査でも、「中退理由にコロナウイルスが関係している」と答えた受講者は23.4%もいらっしゃいます。
でも、具体的な理由が思い浮かばないという方もいらっしゃいますよね。
そういった場合は、まずは自分の気持ちや思い浮かぶ要因を整理してみましょう。
そして、中退届を提出する前に、単位や履修状況などの現在の自分の状況を確認してみてください。時間やお金、目標、そして就職などの要素と「大卒」を天秤にかけ、大学中退後の自分の姿をしっかりとイメージしてみましょう。中退後の選択肢も、数多く存在します。
中退後の進路の選択
自分に合った将来設計を考えたその先に「大学中退」という選択肢があるのであれば、自信を持ってその道に進んでください。
◾️大学中退のメリット・デメリット
最後に、大学中退のメリット・デメリットを見比べてみましょう。
大学中退の大きなメリットとしては、在学時に費やしていたお金と時間が自由に使えるようになる点です。学校を中途退学することで学費は必要なくなりますし、講義を受ける必要もなくなるため、空いた時間を自分のために有効活用できます。
しかしその結果、学歴が「高卒」になってしまい、仮にあとから後悔しても中退してしてからでは大学に戻ることが難しいです。残念ながら、希望する業界や進路によっては就職の際に影響が出てしまう可能性もあります。
経験者の体験談
このように、中退しても就職して活躍する方はいらっしゃいます!
◾️大切なのは、理由
大学を中退すべきかどうかは、その人の状況によって異なります。
大切なのは中退することではなくて、その 「理由」です。
“曖昧な理由”で大学を中退することはお勧めしません。明確な理由が無いと、後から「何も考えずに中退した自分の決断」を後悔する可能性があります。
この思考を続けていると、その後も転職・退職を繰り返してしまいます。その先にやりたい仕事を見つけても書類選考が通りにくくなるため、未来の自分の首を絞めることになりかねません。
中退するにしても、早期離職をするにしても、「曖昧な理由」での実行は共通してお勧めしません。未来を考えて、目標を持って選択していきましょう。
そういったお悩みをお持ちの方は、ぜひ弊社へ相談してください。
弊社では就職支援も行っていますので、中退の相談だけでなく、その後の就活もサポートします。
ひとりで悩まず、ぜひ頼ってください。
執筆者:ジェイック就職カレッジ F