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振り返りの手助けになる電話対応を【お客様サポート紹介-森田眞理-(後編)】

今回ご紹介するのは、ジェイック就職カレッジお客様サポートとして活躍する森田眞理。求職者の現在・未来を整理して言語化する電話対応が好評です。
後編では、そんな森田の仕事への想いや、電話対応時に意識していることについて語っていただきました。


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学校中退、ハードな正社員経験、フリーター生活を経て、将来のため再度正社員として就職するに至ったエピソードは前編をご覧ください!

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想像以上にハードだった仕事と育児の両立

入社後は面接での宣言通り一生懸命に働きましたが、結果として数年後に泣く泣く退職の道を選びます。結婚後に念願の子供を授かり、産休育休から復帰したものの、仕事と育児の両立が想像以上に厳しく、限界を迎えたためです。
社内の基盤が整っていなかったがゆえに、時短勤務の取得も仕事のセーブもできず、毎日遅くまで仕事をした後に子供の世話をする毎日。しかも当時子供はまだ0歳だったので、食事や入浴の介抱だけでなく、夜泣き対応もしていて常に寝不足でした。
働きながらの育児ってこんなに大変だったんだ」と目が回るような忙しい日々に、2人目の妊娠が発覚したことで「もう無理」と気持ちがぷつっと切れてしまいました。


心苦しくも退職を決意

「子供ひとりの育児と仕事の両立でこれだけ大変なのに、もうひとり増えてもやっていけるのか…。」

そう考えた時に、とてもやっていけるイメージが湧きませんでした。「育児と仕事の両立は大変」と耳にすることはありましたが、まさかこんなに大変だったとは、いざ自分がその立場に立つまでは知りませんでした。いくら幼少期に下の兄弟のお世話をできていたとしても、働きながらの子育てはまるで世界が違ったのです。
そこで、まずは育児の環境を整えるべく心苦しくも退職に踏み切り、その後6年間のブランク期間を過ごしました。



家庭以外の場所

専業主婦として6年過ごす中で子供は3人になり、末っ子が3歳になって手がかかりにくくなってきた頃、再度の就職を決意します。
3歳になると子供は徐々にお友達とコミュニケーションをとれるようになり、子供だけの社会が生まれ始めます。そんな子供の成長を喜ぶと共に、「私の社会も家庭だけでいいのか?」と、自分の人生に向き合えるようになったのです。


自分の経験を活かしたい

育児と仕事の両立は退職を選ばなければいけないほどもちろん大変でしたが、仕事自体は楽しくて好きでした。なにより仕事から離れたことによって「働いているお母さんが羨ましい」と思える、自分の本心に気付けたのです。

育児は楽しいけれど、なんだか物足りない。
家庭以外の場所でも自分を必要とされたい。

そう考えていた頃、ジェイックを知りました。
就職支援サービスに登録された求職者をお電話でサポートする業務内容を聞いて、「これまで様々な転機を経て培ってきた経験値が、就職に困っている人の力になれるかもしれない」に思い、入社を決めました。



自分の言葉にしっくりこない

前職での経験から仕事と育児の両立に不安があったので、まずはパートとして入社しました。ところが、全力で求職者と関わっていくうちに、徐々に「パートとして働く自分がいくら正社員就職の良さを語っても、パート目線での話しかできていない…」と、違和感を覚え始めました。

中退をして就職できるか不安な方に「大丈夫、自分の経歴を受け入れてくださる企業は絶対にあります」と私がまっすぐな想いで伝えられるのは、私自身が経験をしたからです。また、子育てをしながら働くことに不安を抱えているママさんに「お気持ちはよくわかります」と労りの言葉をかけられるのは、これも私が経験したからです。
だから「正社員を目指すあなたの気持ちを尊重します」と、心から言っているのに自分自身がしっくり来ないのは、「私が正社員として働いていないからかもしれない」と思い至ったのです。


正社員就職のリアルな声を伝えたい

「正社員になりたい人を応援する仕事だからこそ、私自身が正社員として働いて、メリット・デメリットを生の声としてお伝えしたい」

そう思ったので、上司に直談判をして、正社員登用していただきました。
実際に正社員として働くことで自信がつきましたし、求職者へお伝えするアドバイスの厚みや、言葉に磨きがかかったように思います。まだまだ発展途上ではありますが、正社員だからこそ伝えられる想いやリアルな声をお届けするべく、日々電話対応をしています。



正社員になるべき?

実際に求職者と関わる中で、こんなご相談をいただくこともあります。

「正社員になりたいけれど、景気が不安定で企業の業績悪化も充分にあり得る今のご時世は、フリーランスや起業を視野に入れた方がいいでしょうか?」

そういったご相談を受けた際は、まずは雇用形態を決めつけず、ご自身に今必要なものを考えていただくようお伝えしています。
企業に就職するにしても、フリーランスとして働くにしても、どんな経験が必要で、何を準備すればいいのかまず考えていただく。そうすると、「まずは就職してスキルを身に付けてからフリーランスに転換しても遅くははい」ですとか「若いうちから人脈を広げておいた方がいい」など、答えはおのずと見えてくるはずです。
このように、求職者に正面から向き合って、お気持ちを整理する手助けをしたい想いでお話しさせていただいています。


まずはヒアリングから

以前、開口一番「ネイリストを目指している」とおっしゃるフリーターの方からお電話をいただきました。その際「手に職をつけるためにフリーランスのネイリストになりたいと考えているが、年齢のことを考えると踏み切れない」とおっしゃっていました。
悩んでいるご様子だったのでよくよくお話を伺っていくと、どうやら「社会人経験がほとんどない今の自分では、もう企業に就職できないかもしれない」という不安から、逃げの手段としてフリーランスを視野に入れていらっしゃるようであると見受けられました。
そこで、私個人の意見を伝えるのではなく、まずご自身の中でお気持ちを整理していただこうと、いくつか質問を投げかけました。

「5年後、10年後を考えた時に今のご自身をどう思いますか?」
「そもそも就職したいと考え始めたきっかけは何ですか?」

電話での対話を通して、今のお気持ちや将来の理想像を言語化しました。結果「将来のことを全然考えられていないかもしれない…」と辿り着かれたので、私からは「今後どうしていくべきか改めて整理しませんか?」と、就職アドバイザーとの就職相談をご案内しました。



相手のために現実的なこともお伝えしたい

関わる方にはなるべくプラスの言葉を多くお伝えしたいですが、時には求職者にとって少し耳が痛いような、現実的な言葉をお伝えすることもあると思います。
きっと「現状を少しでも良くしたい」という想いで登録をしてくださっているはずですので、「そのままでは現状を変えられないかもしれない」と見受けられた際は、せっかく繋がったご縁なので、振り返りの手助けになるような問いかけをさせていただきます。
ご自身の理想のキャリアを描く上で、今のままで良いアピールができる側面もあれば、変わらなければいけない部分もあるでしょうから、第三者視点で正直にお伝えします。私とのお電話が、現実的にかつ前向きに就活を進めるターニングポイントになれば幸いです。


お電話をチャンスに使っていただきたい

引っ越しや学校中退や就職、転職、出産育児、正社員登用など、チャンスに転換できるターニングポイントは人生の要所要所にあります。変化を恐れてチャンスの波に乗ってみないことには、その後良い結果にも悪い結果にも結び付きません。
私達からのお電話も一種のチャンスでしょうから、「この電話が人生のターニングポイントだった」と思っていただけるように、お話しさせていただきます。ぜひこのお電話をチャンスに使っていただきたいです。
変化は誰しもがこわいことですが、挑戦したこと自体が、あなたの経験値として積み重なります。少しずつでも構いませので、一緒に理想の就職の形を目指しましょう!



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