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「坂東玉三郎 特別公演」を観て来ました。
坂東玉三郎 特別公演
令和3年10月2日(土)初日~24日(日)千穐楽
行ってきました。2日目の御園座へ。
玉三郎さんが御園座で一か月近く公演するのは、23年ぶりとのこと。
一度は生で拝見したい、という願いが叶いました。
しかも共演は、中村橋之助さん、中村福之助さん、中村歌之助さんの三兄弟。
演目がまたよかったです。
一、口上
二、壇之浦兜軍記
阿古屋
三、石橋
阿古屋の三味線は、早弾きのところで拍手したくなったけれど、歌舞伎初心者としては、ミュージシャンのコンサートのギターソロで盛り上がるみたいに拍手していいもの?と躊躇してしまいました。誰も拍手してなかったし。
演奏が聞こえなくなるから、あえて拍手していないのかもしれない、と思って耐えました。でも、心の中で拍手喝采でした。
豪華な衣装に身を包んだ玉三郎さんの、しっとりした、でも毅然とした阿古屋の立ち居振る舞いだけでなく、玉三郎さんの演奏する、琴も、三味線も、胡弓も、堪能することができるなんて。なんという贅沢な演目なのでしょう。
石橋では、三兄弟の、息の合った見事な獅子の毛振りを見ることができました。
玉三郎さんが話された言葉も、とても胸に響きました。
御園座に、歌舞伎に、足を運ばないと、このような素晴らしい公演が今後名古屋で開催されないかもしれない、ということを、ひしひしと感じました。
去年からの今年だったこともあり。
私も当日まで、感染状況によっては公演中止になるのではないか、という不安を抱えていました。無事に開催されて、御園座で拝見することができて、本当によかったです。
プログラムも手に入れたので、ゆっくりじっくり余韻を味わいたいと思います。言葉足らずなまま、興奮が冷めないうちに、書きなぐってしまいました。今頃、今日の公演が開催されているな、と思いながら。
初日を迎えたときの新聞記事です。
”愛知・御園座で23年ぶりの1カ月公演 坂東玉三郎:朝日新聞デジタル”
https://www.asahi.com/articles/ASPB26WBHPB1OIPE01F.html
御園座の公式サイトです。サムネイルが御園座になっていますが、今回の玉三郎さんの公演情報に飛びます。
どうか大盛況で千穐楽を迎えますように。
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