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2021年6月7日 月曜日

両親のワクチン接種をインターネットで予約した。大規模病院の集団接種。
母を先に打ちたい、と聞いていたので、予約開始時刻と同時に母の分を予約した。母だけがその病院に通ったことがあり、診察券を持っている人用の枠があった。母の分は希望の日に予約できた。次に、診察券を持っていない父の分を、別の日程の一般枠で予約しようと思ったら、すべて埋まっていた。慌てて他の、でも実家から割と近い病院を見てみる。念のため違う病院になることを実家に電話して、それでいいか聞いた。その間にも埋まっていく予約枠。なんとか予約できたのは、8月。母より2ヶ月遅れ。曜日も違う。
私のメールアドレスで登録したので、確認メールをそれぞれに転送した。とはいえ両親は確実に紙のほうが見やすいので、予約画面をプリントアウトした。母の接種日が迫っていたので、夕方それを実家に持って行って、1人ずつ違うことを説明した。プリントアウトした紙は、それぞれの接種券が入った封筒に入れてもらう。
2回目の予約の仕方が、市のサイトにも予約サイトにもどこにも書いていなかった。個別接種で、2回目も予約済の近所の人がいるという。接種したときに、自動的に2回目も予約するようになっていてほしいと思った。接種するときに病院で聞くように伝えたけれど、不安なら、2回目はどうすればいいのかコールセンターに聞くように、もしインターネットでと言われたら私に連絡するように、と母に伝えた。電話予約は後日。


両親のワクチン接種の予約をしたあとで、JAの産直広場に行った。
ふじりんごが欲しかったけれど、売り切れていたので、シナノゴールドを買った。
プラムという名でスモモも売っていた。2パック買った。
私は赤く熟した甘いものが好きだけれど、父はまだ青いくらいの酸っぱいスモモが好きだ。1パックは赤い実ばかり入ったものを、もう1パックは、若そうな実ばかりが入ったものを買った。
酸っぱそうなスモモばかりが入ったパックを実家に持って行ったら、案の定父はすぐに食べて、おいしいと喜んでいた。これ好きだよね、私はいらない、と母は渋い顔をしていた。これがおいしいなんて信じられない、という顔。毎度のこと。
父が好きなものをよく知ってるね、とも母に言われた。
厳格だった父が相好を崩していたものは、記憶に残っている。
酸っぱそうに見えるから、スモモ、とカタカナで書いたけれど、すもも、のひらがながかわいい。
以前はまったく好きではなかったので、私も買ったのは数年ぶり。夫もそれほど好きではない。よって家族もあまり食べない。夕食に出したら、子に皮も食べるのかと驚かれたし、酸っぱいとも言われた。実家にいるときは、皮ごと食べる父の横で、皮を剥いて食べていたことを思い出した。
私が会ったことのない義父も、果物が好きだった、と義母がよく言っていたことを思い出した。お供えすればよかった、と食べてしまってから思った。

ずっと悩みつつも保留にしたままだった案件を動かした。いろいろなタイミングが重なったとはいえ、なぜか急に、いまだ、と思った。家族全員に関わることだったので、全員に確認した。気にしない人は気にしないのかもしれないけれど、ずっと気になっていたことで、私にとっては、大きな決断だった。


写真は、我が家の分の、すもも。トマトみたいだ、と思った。
熊本から、ようこそ。

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