障害者グループホーム、2回目の内覧会を終えて。
こんばんは。
障害者グループホームの2回目の内覧会が無事に終りました。
たくさんの方に来所していただいて、施設の中を見てもらうことができました。
ありがとうございました。
その中で気づいた点があったので、
内容を共有させていただきます。
グループホーム入居希望者の親世代に見られる、
世代間ギャップ、価値観の違い。
参加者には、
子どもの親亡き後を考えて入居を希望している高齢の親世代と、
子どもを早期に自立させたいと考えている若い親世代
この2つのタイプがいました。
・高齢の親の状況
70歳前後の親は、これまでずっと自分で子どもの世話をしてきましたが、
グループホームを利用することで、自分自身が面倒をみれなくなった後も安心できると考えています。
ただ実際には、子どもが入居を拒んでいる場合も多くあり、親子の関係性の難しさがありました。
・若い親の状況
30-40歳代の親は、子どもの自立を早期に実現させたいと考えている方たちが多くいました。親自身も働きたいし、子供は子供で自立してほしいと考えているようでした。
また自分が働くとすれば、障害福祉の仕事に就きたいと考えている人もいました。
これらの世代間の考え方の違いについては、
違いがあって当然とも考えます。
世代間ギャップから見えてくる、地域の課題
今回の私たちのグループホームは、
地域内で初めての設立です。
20年以上前から、育成会などの団体が、
地域の中で必要性を訴えてきた施設でもあります。
今回、内覧会に来てくれた、高齢の親世代の方達は、
その活動の先端にいた方達でした。
当時からグループホームの必要性を訴えていたのにも関わらず、
何も進展しない地域の状況。
自分の子供が、20歳を超えて、できれば自立させたい。
でも、グループホームはない。働く場所もない。
自分たちで世話をしていくしかない。
そんな状況を抱えて、
親離れ、子離れの時期を逸してしまった、
そんな現実があります。
地域の課題と正面から向き合う
私たちは、障害を持っていても、地域の中で普通に暮らせる状態を
実現することを活動理念としています。
たとえ親離れ、子離れの時期を逃してしまっていたとしても、
丁寧な相談やフォローアップ、体験利用などを繰り返すことで、
親もとを離れて生活できるようになると思います。
この世代の方達の想いや長年抱えてきた苦しさに、
なんとか答えたい。
また、若い親世代の考え方にも寄り添えるよう、
積極的に場所を整備したいと考えています。
早い段階で、自立に向けてサポートを受けることができれば、
成長を促すことができます。
仕事を続けながら、地域の中で普通に暮らせる状態に、
早く近付くことができる。
引き続き頑張ります💪
近況報告は以上です。
ではまた。
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