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「じゃがいも」のお寺話14 お釈迦の伝記

◆涅槃2/2
⑨パーヴァー村にいるチュンダ(純陀)という仏教信者が所有するマンゴー林に着いた。そこでチュンダからお布施としての食事を提供され食べた。
⑩チュンダから提供された食事の中にスーカラマッダヴァという名前の食材がありそれを食べたお釈迦様はスーカラマッダヴァに残りがあるなら他の弟子たちには提供せずに全て穴に埋めて捨てるように指示をした。
11 スーカラマッダヴァを食べたことが原因で激しい下痢に見舞われる。そんな中でパーヴァー村からを出てクシナガラ(クシナーラー)に向かった。
12移動の途中でアーラーラ・カーラーマの弟子のプックサと出会い対話をする。アーラーラ・カーラーマとお釈迦様とどちらの瞑想の精神集中が優れているのか比べることになった。
お釈迦様がとても優れていると感動したプックサは仏教の信者となった。
13プックサは黄金に輝く衣を2着用意してお釈迦様にお布施した。お釈迦様が黄金の衣を着たがお釈迦様自身が黄金に輝いていたため全く映えなかった。
14普段からお釈迦様の身体は輝いているが、悟りを開いたときと涅槃に入るときはより輝きを増すと説明された。
15チュンダからのお布施が最後の食事となるが、悟りを開く直前と涅槃に入る直前のお布施の食事は同じお布施でも極めて価値の高いものである。チュンダの食事が原因で体調を崩したとチュンダを批判しないようにお釈迦様は弟子に命じた。
16クシナガラにある2本の沙羅の木(沙羅双樹)の間に横になりそこで涅槃に入ると弟子に予告した。
17クシナガラの沙羅の木の間に着いたお釈迦様は頭は北向き、右脇を下、足をまっすぐに重ねて横になった。
18この時期には咲くはずのない沙羅の木に花が咲いた。天からは曼陀羅華や栴檀粉(香木)が降り注いだ。
19讃えるために起きたであろう沙羅の花の突然の開花や曼陀羅華や栴檀粉に対して、このような振る舞いより、私を大切に思う気持ちがあるならば仏教の教えに従った暮らをすようにとお釈迦様は弟子や信者たちに告げた。
20涅槃に入った後、お釈迦様に会うことは叶わないが、誕生、成道、初転法輪、涅槃の4つのゆかりの場所に集うように告げた。
21僧侶は遺体の供養に関わってはならない。遺体の供養は在家信者に任せるように指示をした。
22遺体を供養した後、仏陀、独覚、阿羅漢、天輪聖王の遺体に限っては、火葬しお墓(ストゥーパ)を立てて供養するように指示をした。
23質問がなければこの場にいる弟子たちは全て悟りを開けるであろうと予言をした。

このような仏伝が残っているようです。


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