脱人間論
執行草舟氏 脱人間論を読みました。
近頃みんながひしひしと感じているヒューマニズムや似非民主主義、過度な社会保障、コロナ禍で、ますます大きな局面を迎えていると、現代に生きている中年女性な私は感じています。結婚して、転居に伴い仕事を辞め、主婦業で一年が経ちました。その間に世界的にコロナウイルスが流行し、インターネット通信、AI化がどんどん加速しているように感じます。暗い方に世の中が向かっているように感じるけれど、氏は著書の中で、今を、
絶望の中に、一筋の光が差している時代だと思う。「電脳」の発達によって我々一人ひとりが独立して生きることのできる基盤を手に入れた。社会と合わせずに、自分の理想の通りに生きることができる。
とおっしゃっています。電脳社会を逆手に取るということなんですね!これは行わないわけにはいかないですね。
電脳社会を悪い方へ使おうと思えばいくらでも逃げ道になってしまう環境にもある。私の「脱人間論」はこの条件をすべて良い方に使うことによって実現できる。
皆、この世の中がおかしい、滅びるのではないかと潜在的に思っているが、この世の中を捨てればいいというところにまで発想がいかない。それよりも周りにどうにか理解してもらおうとしている。それで社会の方に逆に取り込まれる。
次の文明を担う人間に一人ひとりがなれば、新しい文明を全く新たに築くことができる。つまり一人ひとりが新しい「創世記」を担うということだ。
執行氏は魂の燃焼、そして自分の人生に体当たりし、どんな運命がきてもそれを愛することを多くの著書の中で喝破されています。決して宗教ではありません。嘘と欺瞞の世の中で、これほど真剣に自分の魂に忠実に生きている方を私は知りません。燦然と輝く星のように私の目にはうつります。氏自身が横(大衆や他人)を気にせず垂直に生きられているので、氏の思想は真理や宇宙と繋がっていると感じます。嘘ではないということです。とにかく生き方がかっこいい。
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