ゆうさんの気まぐれ旅 #8
みなさん、こんにちは。ゆうさんです。
今年もいよいよ最後ですね。
みなさん、いかがお過ごしですか?
今回は、大徳寺付近を散策しました。
まずは、敷地神社に向かいました。
名前が違いますが、通称が「わら天神」と言いますので、鳥居がその名前となっています。
この神社は創祀時期は不明です。かつては北山の神と呼ばれていました。
かの室町幕府3代将軍足利義満が北山殿を造営の際にこの地に移転されたと伝わります。
ここのご祭神、木花開耶姫(このはなさくやひめ)は安産の神として有名です。ここで授けられるお守りの中に藁のお守りがあり、その藁に節があれば男の子、なければ女の子が生まれるという信仰から「わら天神」という通称名となりました。安産祈願にぜひ尋ねてみてください。
ここからバスに乗って大徳寺に向かいました。
大きな三門ですね。金毛閣と書かれています。
大徳寺は臨済宗大徳寺派の大本山で山号は龍宝山です。
大燈国師が赤松則村の帰依を得て、小庵を建て「大徳」としたのが始まりです。
建武元年(1334年)に後醍醐天皇が「本朝無双の禅苑」として京都五山の上におき、寺域を拡大していきました。
その後、対立していた夢窓疎石を足利尊氏が帰依したことにより衰退、のちに堺の豪商、尾和宗臨の援助で復興しました。
このお寺は織田信長の葬式を豊臣秀吉が大々的に実施、その菩提寺として総見院を建立しました。以後、戦国武将による塔頭寺院の建立が相次ぎました。
さらに、千利休の帰依を受けて以来、茶道との関わりが深く、塔頭寺院の聚光院をはじめ、茶室が多く残ることでも有名です。
この大徳寺は京の冬の旅で聚光院などが特別公開されます。
詳しくは「京の冬の旅」で検索してみてください。
今回行ったのは、塔頭寺院の一つ、大仙院です。
境内は撮影禁止ですので、この写真だけです。
永正6年(1509年)に古嶽宗亘が開創しました。
ここは枯山水の庭園が特別名勝に指定されていて、大石を立てて滝を表し、川から大海へと流れる様子を見事に表されています。
ここの本堂にはレプリカですが、狩野元信筆の「四季花鳥図」などの寺宝がありますので、行ってみてください。
旅の最後は今宮神社に向かいました。
人がいない感じがいいですね。
写真の手前の建物はあぶり餅のお店ですが、年末なのでやっていませんでした。
1月1日から営業するそうですので、食べたい方はぜひ。
今宮神社は長保3年(1001年)に神殿を造営し、新たな社として今宮社と呼ばれました。創祀以来、一貫して疫病退散の神とされ、京都三大奇祭の一つ「やすらい祭」は疫神を鎮める花鎮めの祭りとして4月の第2日曜日に行われます。
さあ、今日はここまでです。
今年1年、なかなか辛いことが多かった一年でしたが、なんとかここまで来ることができました。
来年もどうぞよろしくお願いします!
ありがとうございました。
ほな、また〜。