はじめての異動

4年目を迎え、新しい学校へ異動。
中規模の学校であった。

しかし、何がどこにあるか分からず、その学校独自のルールなど、覚えなおさないといけない事が多すぎて、常に頭フル回転状態。
5月くらいまで、休み時間になるとトイレに篭もり、精神安定させる時間を作った。目まぐるしすぎた。
異動の大変さは聞かされていたが、これほどにも疲れるのかと痛感。
もちろん新たな職員や子供達との出会いは嬉しく、辛かった初任時代を忘れ、心機一転頑張る気力も少しずつ湧いてきた。


教員4〜8年目

自分が色々な経験を積ませてもらっていくと同時に、学校のシステムや教師の役割・働き方など不満に感じる事も増え、心の中で教師としての熱意が冷めていった。
本当は、もっと教材研究や準備に時間を割きたい。けれど会議や生徒指導対応、行事の打ち合わせ、出張など、勤務時間内で学校で教材研究をする時間が取れなかった。ほとんどは、週末家で準備をしていた。
酷い時には授業直前に教科書をぱっと見て、その場で考えた準備0の授業をしてしまった事もある。子供たちにも申し訳ないし、そんな自分にも嫌気がさした。

朝早くから夜遅くまで、ぶっ通しで働き続け、土日も気が休まることなく仕事。ワークライフバランスは完全に崩壊していき、やがては、自身の身体にも影響が出始めた。
・眠たいのに寝付けない
・食欲がない
・常に少しイライラしていて穏やかでない
・家事をするのも辛い
・土日の予定は全てキャンセル

ついに私は休職する事となった。

涙が止まらなかった。でも、それと同時にほっとしている自分もいて、ずっと溜め込んでいた辛さをようやく吐き出せた。

この休職をきっかけに、自分の生き方、ライフプランについて考えた。
転職も視野に入れ、調べる事から始めた。

「教育が好きなのに、学ぶ事も好きなのに、この働き方だと死んでしまうから続けられない。」
この葛藤に今もなお苦しんでいる。