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JAFCA 日本流行色協会 公式 1953年に設立された、カラートレンドの発信や色彩教…

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JAFCA 日本流行色協会 公式 1953年に設立された、カラートレンドの発信や色彩教育、カラーコンサルティング、色彩顕彰活動を行なっている団体です。世界レベルのトレンドカラー選定機関INTERCOLORインターカラー日本代表 https://www.jafca.org/

最近の記事

戦後45年のトピックカラー

無彩色のモノトーン:80 モノトーン人気が高まったのは、いつから? ナチュラルカラー志向の10年間ともいうべき70年代から80年代に入ると、日本は白、黒、グレーの無彩色によるモノトーン志向の10年間を迎える。 その始まりともいうべき80年は、依然ニュートラ、ハマトラファッションのパステル調継続の一方で、モノトーンの色づかいがファッションに進出してきた。 80年のモノトーンは、折からのテクノブームを反映したかのような、人工的な白黒の市松模様や縞模様などのハイテック調主流であっ

    • U.Geカラー|2024ー25 羅針

      羅針盤は、方角を調べ進路を測る道具です。 モビリティが走る道になぞらえて、     モビリティが進む指針となるようなカラーを選定しました。U.Ge研究会が提案する五つのスタイル 生活充実派 Life Fullness 自己実現派 Self Actualization 自己成長派 Self Growth 社会交流派 Social Interaction 自然体派 Naturalist ※U.Ge研究会では、50歳以上(Upper Generation)の方々向けの 日々の暮ら

      • 再生

        JBCC-JAFCA BASIC COLOR CODE-のご紹介

        JAFCAが発行しているカラーコードの紹介と活用法についてご説明いたします。 生活の中で志向される色彩は時代とともに遷り変わり、その時代の人々の意識を反映しています。JBCCは色彩計画の発想から、管理にいたる各段階に活用できるツールとして編纂された全267色のカラーコードです。

        • 2024年の色は、“世界にハロー!世の中を明るく照らすブルー”

          『Hello!Blue』 一般社団法人 日本流行色協会(JAFCA)では、毎年12月に「来年の色—メッセージカラー」として、翌年を象徴する色1色を発表しております。 単に来年流行する色という意味ではなく、 また特定の商品分野に向けたものではありません。 その年の人々の心や考えを表す色であり、 世の中にむけた「メッセージカラー」として選定しています。 ブルーは水に恵まれた地球の色であり、また、平和のイメージもあると言われています。地球環境問題や紛争問題にも、一人ひとりが知

        戦後45年のトピックカラー

          戦後45年のトピックカラー

          サイケデリックカラー:69 60年代も終末にさしかかった68年には、大学紛争が激化し、69年は東大安田講堂事件に象徴されるように、断絶の時代と呼ばれた。 ファッションの方も、変革の時代に対応するかのように、67年にメンズウェアのカラフル化を標榜したピーコック革命が起きている。この頃に流行した風潮がサイケデリックである。 サイケデリックとは、麻薬的とか、幻覚的とかの意味で、同時のヒッピー族やロックミュージシャンから始まり、一般ファッションにまで、派手なサイケルックが浸透した。

          戦後45年のトピックカラー

          色の力は大きな価値。今、なぜ「白」が注目されるのか。【後半】

          サステナブル素材に求められる ストーリー性と質感 浜辺 最近の傾向を表すもう一つのキーワードとしては、“サステナビリティ”が挙げられると思います。プラスチックを減らすという観点からも、樹脂にもたくさんのサステナブル素材が出ています。   大澤 これまでもリサイクル樹脂とか、バイオ系植物由来の樹脂などがありましたよね。   浜辺 はい、さらに最近は、その素材そのものにストーリー性のあるものが好まれているように思います。 例えば農業廃棄物由来のバイオ樹脂TEXa®は、米の籾殻な

          色の力は大きな価値。今、なぜ「白」が注目されるのか。【後半】

          戦後45年のトピックカラー

          ナチュラルカラーとアースカラー 行き過ぎた工業化社会の歪みともいうべき公害が社会問題になりはじめたのが、高度経済成長も末期にさしかかろうとしていた60年代の終わりである。そして高度経済成長にとどめをさしたのが73年のオイルショックである。 生活者意識も、それまでの使い捨て志向から一転して、質素、実用性志向が強くなってくる。そして反工業、反文明意識を背景に自然志向、生活様式の隅々に顕著にみられるようになってくる。 スポーツ、ヘルシーが生活者の関心事となり、健康機器や自然食品が

          戦後45年のトピックカラー

          色の力は大きな価値。今、なぜ「白」が注目されるのか。

          2024年6月、樹脂の着色剤メーカー・オーケー化成株式会社とJAFCAとのコラボレーション商品として、「白」に特化した樹脂素材のCMF見本『白の標本』を発売する。Vol.1 “MATERIAL”は、12種類の樹脂で24通りの色と質感を表現。今後さらに色みの違いや透明感、加飾のバリエーションを加えてVol.4まで、全100色の標本が展開される予定だ。今回の対談では、JAFCAディレクターの大澤かほるとオーケー化成営業部・カラーデザインチームの浜辺久美子氏が、今、なぜ「白」が注目

          色の力は大きな価値。今、なぜ「白」が注目されるのか。

          モノの色いろいろ 

          || グリーンを巡って③ ふだん何げなく使っている色名ですが、色の名前として使われる色名の背景を探っていくと、おもいがけない面白い発見に出会うことができます。色名は、あるモノの名前が、その色名として呼ばれるようになったものであり、その色名のもとになったモノが持つ様々な、自然、文化、歴史などの背景を抱えています。ある色名の由来をたどっていくと、その色名が持つ意外な背景に出会うこともあります。このコーナーでは、そうした色名の背景が持つ様々な面白いエピソードをご紹介いたします。 |

          モノの色いろいろ 

          『Meme (ミーム) 文化を伝える遺伝子

          JAFCAでは、シーズンカラーをイメージしたオリジナルの香りと オリジナルの楽曲をメンバーにむけて提供しています。 2023年春夏にむけたプロダクツ&インテリアカラーをイメージした 『Meme (ミーム) 文化を伝える遺伝子』をお聞きください。  香り協力:塩野香料(株) 楽曲制作:岡村 昭徳(Hill Village Factory) / Sound Creator

          『Meme (ミーム) 文化を伝える遺伝子

          「カラー情報の使いかた」 

           JAFCAレディスウェア部会 専門委員 小森美穂子氏 このコラムは、季刊「流行色」2021年秋号に掲載の「ファッションカラーの現在 〜カラー表現とカラーパレットについて〜」より抜粋したものです。 2021年8月初旬、JAFCAの2023年春夏レディスウェアカラーの選定会議に参加しました。 6月に決定した同季のインターカラー(グ ローバルなカラー情報)を参考に、より日本市場でリアリティのあるカラーパレットに編集、選定する作業です。 その際改めて気づいた事がありました。

          「カラー情報の使いかた」 

          創刊号をPDFにてご紹介いたします。

          || 「流行色」バックナンバー/創刊号(1953年)のご紹介 Fashion Color 「流行色」 1953 VOL.1 NO.1 当時より日本の色彩界をリードされていた方々の原稿が掲載されていて、今となっては貴重な資料となりました。どうぞお楽しみください。(古い資料ですので読みにくい箇所も多いと思いますがご容赦願います) Ⅰ.表紙  Ⅱ.内容     ●JAFCAの仕事     ●流行色について(稲村耕雄)     ●1953秋の流行色について     ●流行色の影響

          創刊号をPDFにてご紹介いたします。

          Fashion Color History vol.3

          「昭和の“慶祝カラー”発表・1959」※「 Fashion Color History」では、過去の「流行色」にまつわる話題を紹介します。今回は「昭和の慶祝カラー発表」についてのお話です。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  JAFCA(日本流行色協会)が誕生した1953年(昭和28)、当時のイギリス女王・エリザベス2世の戴冠式が行われた。その折りにイギリスの色彩情報機関のBCC(British Colour Council)が慶祝の意を込めたコロネ

          Fashion Color History vol.3

          Fashion Color History vol.2

          「インターカラー発足・1963〜」※「 Fashion Color History」では、過去の「流行色」にまつわる話題を紹介します。今回は「インターカラー発足」の経緯についてのお話です。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ JAFCA創立1953年(昭和28)の10年後1963年(昭和38)5月に、イタリアのパドバで第7回国 際色彩会議が行われ、その折りにJAFCA常任理事・稲村耕雄(当時・東工 大教授)、フランスのフレッド・カルラン、スイスのミロ・

          Fashion Color History vol.2

          Fashion Color History vol.1

          「JAFCA創立・1953〜」※「 Fashion Color History」では、過去の「流行色」にまつわる話題を紹介します。今回は「JAFCA創立」の経緯についてのお話です。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  JAFCA創立の契機は、1953年(昭和28)の春、東京工業大学の稲村耕雄(いなむら やすお)、財団法人・日本色彩研究所の細野尚志(ほその たかし)、都立産業工芸試験所(以下産工試)の寺島祥五郎(てらしま しょうごろう)の三人の話し合い

          Fashion Color History vol.1

          色の歴史

          このコーナーでは、戦後の流行色の歴史についてご紹介します。物資の窮乏時代から、現代の日本になるまでに、暮らしの中でどのような色彩が愛され、喜びを与えてきたのかを概観します。下に、時代の社会経済、暮らし風俗、そして主な流行色を年表の形式でまとめました。その時代の主なトピックカラーには、簡単な解説をしています。 戦後流行色年表 ■1940年 経済社会 ・終戦/ポツダム宣言受託 : 45 暮らし・風俗 ・「リンゴの歌」 : 45 ・パンパンスタイル : 46 流行色 ・国民服・

          色の歴史