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【北海道・後志】夏の神恵内村で景色とグルメを堪能!【青く透き通る海と、行列の出来るお寿司やさん】

このブログ記事は、日本原子力文化財団の依頼により写真屋たかちゃさんに取材・執筆をいただいた記事になります。




今回も(一財)日本原子力文化財団さまよりお話をいただき、夏の神恵内村を取材してきました!天気にも恵まれ、最高の取材日和でした!

〜この記事で分かること〜
・神恵内村の歴史
・神恵内村の夏の風景
・神恵内村のグルメ
・神恵内村の観光スポット


神恵内村の概要と歴史

まず初めに、神恵内村の概要と歴史を紹介します。

神恵内村の概要

神恵内村は北海道南西部、積丹半島の西側に位置する、人口740人(2024年8月末現在)の村です。村の産業は漁業がメインで、主にウニ、ホタテ、アワビ、ヤリイカ、ホッケ、アンコウなどの海産物が有名で、最近ではサクラマスが多く釣れることから、シーズンになると多くの釣り人で賑わいます

また、6月末から8月にかけて解禁されるウニ漁に合わせ、全国から美味しいウニを求めて多くの観光客が訪れるのも特徴です。取材日もちょうどこの時期で、至るところで全国各地のナンバーの車を見ました。

神恵内村の歴史

北海道には、アイヌ語が由来になっている地名も多く、神恵内村もその1つです。「神の沢」の意味を持つ「カムイナイ」が由来となっています。

1500年ころより和人によってニシン漁が行われるようになり、江戸時代後期から昭和戦前期までニシン漁が村の基幹産業として栄え、村の発展に大きく貢献しました。

1906年、赤石村と珊内村と合併し、現在の神恵内村が誕生しています。

日本海の美しさと荒さを感じられる、神恵内村の景色

神恵内村は日本海に面している村ということもあり、綺麗な海を身近に感じられました。

この章では、そんな神恵内村の海の風景を紹介します。

神恵内の風景を代表する「窓岩」

神恵内の市街地から、積丹町へ向かう道の途中、海から突き出た窓岩をみることができます。

窓岩はその名のとおり、岩の真ん中に窓のようにポッカリ穴が空いているのが特徴的な奇岩です。雨風や波の影響で長い年月をかけて空いた穴だとは思うのですが、どうやったらこんなに綺麗に岩の真ん中に穴が空くんだろう、と眺めながら考えてしまいました。

路肩は広く、車を停められるスペースも確保されていますので、ぜひ車から降りて、ゆっくり眺めるのがオススメです。

青い海の中に佇む風景も夏らしく綺麗でしたが、冬は窓岩の頭に雪がつもることで、秘境らしさ満点の景色も見れるようです

何に見える?神恵内の奇岩。

気持ち良い潮風を感じながら車を走らせていると、またまた見つけてしまった奇岩。

窓岩同様、どうしてこの形になるの?と考えざるをえない不思議な形をしたこの岩ですが、何に見えますか?

色々考えましたが、自分は「海から顔を出すクマ岩」と(勝手に)名付けました。

青く壮大な日本海を一望できる「あんない展望公園」

「安内小学校」の跡地を利用して作られた展望公園。道路脇にある駐車場から階段を登って公園に入ります。

公園の中には、かつて小学校があったことを記念して建てられた銅像やベンチ、日本海を展望出来る高台が設置されていて、先ほど紹介した窓岩もここからみることができます。

展望台のてっぺんには双眼鏡もあり、青く透き通った日本海を覗くことができました。観光地に双眼鏡はよくあるものの、有料のものも多く、なかなかじっくり覗く機会はありませんが、このあんない展望公園の双眼鏡は無料で常に覗くことができるので、海の他にも、波が強く打ち付ける岬や、壮大な山肌など、神恵内の自然をたっぷりと堪能できました。

国道沿いに大きな看板はなく、見つけるのに少し苦労しましたが、国道を走っていると展望台が見えますので、それを目印にぜひ行ってみてください。

海の幸の宝庫!神恵内村のグルメを紹介!

先ほども紹介したとおり、神恵内村は古くから漁業をメインとして栄えてきた村です。今回の取材でも、海産物をたくさんいただいてきましたので紹介します。

【神恵内・勝栄鮨】全国からお客さんが殺到!大行列を作りあっという間に営業終了する大人気のお寿司屋さん!

今回の取材で真っ先に行こうと決めたのは、ここ、勝栄鮨さんでした。

取材前の打ち合わせで、「勝栄鮨さんはとても人気で、朝から予約しないといけなくて、もしかすると入れないかもしれません」と伺っていたため、朝6時にお店に到着。

お店の開店時間は午前11時ですが、お店の前には予約表がおいてあり、そこに名前と人数を記載して、改めて開店時間にお伺いするスタイルでした。

なるほど、と思いつつ予約表に目を落とすと、先客が2組…!!

朝6時、流石に一番客だと思っていましたが、まさかの3組目...!前の2組は何時にきてるんだと、驚かずにはいられない瞬間でした。

ただ、3組目と言うこともあって、なんとかお寿司は食べられそうだったので一安心した瞬間でもありました。

無事に予約を完了し、開店時間までは先ほど紹介した窓岩や道の駅などを取材し、10時30分頃にお店に戻ってくると、人口740人の小さな村とは思えないほどの行列が出来上がっている…!

ただこちらはすでに予約済み、名前を呼ばれてすんなり入店できました。

注文したのは大将おまかせ握り12貫握り!

入って右側にカウンター、左側と店奥に座敷があり、こじんまりとしつつも、比較的多くのお客さんが入れそうな店内でした。

また、壁には超有名スポーツ選手のサインも多く飾られており、圧巻の景色でした。日ハム時代の大谷翔平のサインもあり、それを見るだけでも十分価値があると思います!

さて、イクラ丼やウニ丼などのメニューがある中、店内の多くの人が注文していたのは、この「おまかせ12貫」。

当日のネタは写真の通り。

どれも身が厚くて、トロトロ・プリプリ・ゴリゴリ・シャキシャキと、新鮮な海の幸のいろんな食感を楽しめました。また、ネタ本来の味が濃く感じられるだけでなく、1貫1貫が普通のお寿司よりも大きいため、満足感がすごかったです。

その日獲れた新鮮な海産物を握ってくれるので、その日によってネタが変わるため、何度でも訪れたくなりますね。いや、絶対また食べにいきます!

【神恵内・道の駅オスコイ!かもえない】

その土地の特産品やグルメを知るために、道の駅に立ち寄ることは欠かせません。ということで、「オスコイ!かもえない」へ。

オスコイ!は古い時代にニシン漁へ向かう船を漕ぐ時の掛け声のことらしく、当時に想いをはせることが出来る良い名前の道の駅だなと感じました。

そんなオスコイ!かもえないでは、村内の特産品グルメが目白押し!特に気になったものを紹介します!

古くからの郷土の味!サクラマスカレー

サクラマス釣りのメッカとして、シーズンには多くの釣り人が訪れる神恵内村。まだ交通網が発達していない時代、肉の流通が難しく、多くの家庭では肉の代わりにサクラマスを使っていたようです。

徐々に交通網が発達し、それに伴い肉の流通も増えたことで、一度は消えかけたサクラマスカレー。現在ではそんな神恵内のふるさとの味を残そうと、村を上げてサクラマスカレーをPRしています。

ワンハンドで手軽にサクッと!ホッケバーガー

豊富な海産物が獲れることで有名な神恵内村ですが、ホッケもその1つです。そんなホッケをフライにして、マヨネーズなどのドレッシングと挟んだホッケバーガー。

ポップにもあるとおり、骨が綺麗に取り除かれていて、安心してバクっとかじりつけるのも嬉しいポイントです。

サクサクふわふわで、味も淡白であっさりしているので、何個でも食べられそう…。シンプルながらクセになる、そんなハンバーガーでした!

80年続く、村で唯一のお菓子屋さん「稲葉屋」のお菓子

村で唯一のお菓子屋さんである、「稲葉屋」さんのお菓子も道の駅で購入することができました。

今回はあんドーナツとどら焼きを購入。

「昔からの味を大切に受け継いでいきたい」創業当時から続くその思いのとおり、どこか懐かしくほっとする優しい味でした。

時期によって期間限定フレーバーが登場する楽しいソフトクリーム

道の駅といえば、ソフトクリームを思い浮かべるのは僕だけでしょうか?その土地ならではのフレーバーが楽しめるので、旅行で立ち寄った道の駅ではよくソフトクリームを食べます!

そんなソフトクリームマニア(自称)の僕ですが、神恵内村のソフトクリーム事情を調査してきました。

購入は券売機とのことでしたが、券売機には何やら気になるポップが…

令和6年度ソフトクリーム年間予定表だって…!?

こんな素敵な年間予定表は初めて見ました!

今回はもちろん、期間限定のソフグルト味を注文。ヨーグルト味がベースとのことで、さっぱりした酸味が夏らしく、ペロリといただきました。

9、10月の巨峰とあずきも気になって仕方がありません。またきます!!

神恵内村で全国の玩具を学ぶ

神恵内の景色とグルメを楽しんだあとは、気になっていた「日本郷土玩具館 童心館」へ。

珊内小中学校の校舎を改修してできた童心館には、日本全国の郷土のおもちゃや凧が展示されていました。

江戸時代から日本全国に伝わるおもちゃが所狭しと展示されていて、迫力抜群!

秋田県ブースにはナマハゲだったり、沖縄県ブースではカラフルなシーサーだったりが展示されているなど、1つ1つの都道府県に特徴があって、思わずじっくり鑑賞してしまいました。

多くのおもちゃが展示されているので、自分のお気に入りのおもちゃを探してみると面白いかもしれません。

ちなみに僕のお気に入りはこのおもちゃです!

階段を上がって2階に進むと、今度は色とりどり大小さまざまな凧が展示されています。

その景色も圧巻の一言。

とても綺麗かつ丁寧にディスプレイされていて、こちらもじっくり鑑賞してしまいました。

けん玉や万華鏡など、昔ながらのおもちゃで遊べるスペースもありますので、小さいお子さんから大人まで、幅広い年代に楽しめる施設だと感じました!

まとめ

今回は夏の神恵内村を取材しましたが、初めて神恵内村を訪れたということもあり、神恵内村での経験はどれも新鮮で心に残るものでした。

次回また神恵内村を訪れる際は、道の駅の期間限定ソフトクリームのフレーバーを確認して訪れたいと思います!

取材・記事作成:写真屋たかちゃ


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