JAEA福島廃炉安全工学研究所

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構(JAEA)の福島廃炉安全工学研究所です。 福島…

JAEA福島廃炉安全工学研究所

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構(JAEA)の福島廃炉安全工学研究所です。 福島の環境回復と福島第一原子力発電所の廃炉に貢献するため、研究や技術開発に取り組んでいます。 https://fukushima.jaea.go.jp/

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福島第一原子力発電所の燃料デブリはどのように生成されたか

こんにちは、福島第一原子力発電所の燃料デブリがどのように生成されたかを研究している、JAEAの池内です。 燃料デブリには事故によって溶け落ちた核燃料が含まれており、今でも多くの放射線が出ているため、安定した状態を保つように管理及び監視が続けられています。 今回は燃料デブリの取り出しを効率的に行う計画の策定に貢献する、私たちの研究をご紹介します。 燃料デブリの性質や状態 福島第一原子力発電所に1~3号機あわせて全部で約880トンあると推定されている燃料デブリを取り出す

    • 研究開発で社会の課題を越える

      廃炉という難題に挑む廃炉環境国際共同研究センター(CLADS)でセンター長代理をしている山口です。 CLADSでは東京電力福島第一原子力発電所の廃炉や福島の環境回復に関する様々な研究開発を行っています。 CLADSとは JAEAは2011年の福島第一原子力発電所事故の直後から、福島県内に職員を派遣し、環境中の放射線モニタリングや除染などの活動を開始しました。CLADSはそうした環境回復を目的とする活動に加えて、福島第一原子力発電所廃炉に係る研究開発を一体的に進め、国内外

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