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みんなで創作むかし話02「うらしまたろう?」

太郎が浜辺を歩いていると、子どもたちが輪になってなにかをイジメていました。

「これこれ子どもたちよ。イジメてはいけない。」

イジメられていたのはイカでした。イカは海に戻っていきました。

太郎が家に帰ると、「トントン」。外から戸を叩く音が聞こえます。

「だれじゃろう?」 太郎が戸をあけると、そこにはタコがいました。ただし、タコの腕は全部マンドリルの腕でした。

太郎は黙って戸を閉めました。

「トントン」。また戸を叩く音が聞こえます。おそるおそる戸を開けると、タコマンドリルは3匹に増えていました。

太郎はまた黙って戸を閉めました。

「トントン」。またまた戸を叩く音。そっと戸を開けると、タコマンドリルは150匹に増えていて、ぐるりと太郎の家を囲んでいました。

太郎はマジ怖くなって扉を閉めましたが、ミシミシミシミシッ!!

タコマンドリルたちは太郎の家をブチ壊してしまいました。

「太郎さん、へんなぐにゃぐにゃの竜宮城に来てください」

タコマンドリルたちは言いながら、太郎を無理やり海の底に連れて行きました。

海の底にはへんなぐにゃぐにゃの竜宮城があり、スカートみたいなのを履いたタコマンドリルが出迎えてくれました。

へんなおどりを眺めながら、へんな料理を食べ、ぼーっとしていると1年の月日が流れていました。

スカートタコマンドリルは言いました。

「これを持って帰ってください」

渡されたのは液体の入った透明のビンでした。

家に帰ると、なぜか時間はまったく流れておらず、でもやっぱり家はぐちゃぐちゃに壊れたままでした。近所のひとたちは、「かわいそうに」と太郎を憐れんでいました。

太郎は途方に暮れて、もうヤケクソになり、ビンの中の液体を一気に飲み干しました。

ふっと意識が途切れ、目の前が真っ白になり、気が付くと太郎はイカの姿になり、大勢の子どもたちに囲まれていました。よってたかって棒で殴られたりしていたところに、一人の男が近づいてきました…

※このむかし話は、家族4人(オレ、嫁、小5息子、小2娘)の4人でワンセンテンスずつ時計回りで出し合って創作したものを、日をまたいでうろおぼえで文字に起こしたものです。

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