「日本の奇跡」 -羽田空港から-
今日の深夜のニュースで …正確には昨日の深夜1時の、1月3日の深夜のテレビのニュースですが… ふだんはテレビをあまり見ないのに、昔好きだった映画が放送されていたので、なにか書きながらテレビをつけっぱにしていました。そのまま放置していたら夜中になっていたのです。
そして午前1時のニュース。
「日本で、奇跡が起きました」
え、なに?と映画はまともに見ずただ流していたのに、さすがに手を止めてニュースを見たら。
あのニュースだ… ネットで読んだ羽田空港での事故。
ちゃんとドイツのニュースで話してる。しかもトップで。
やっぱりあれは奇跡だったんだ、380人近い方々が民間のJALの機体から無事に脱出することができたこと。自制心と規律正しさ、とにかく屈強な精神力のようなもの、そして乗務員の方々の日頃の訓練など、そういった要素の賜物なのではないかと思います。
しかもドイツのニュースなんて、そんなめったに何か別の国のことなど褒めたりしないですね、サッカーとかでもないかぎり。本当に珍しいと思います。
ただ、海上保安庁の飛行機に機上されていた方は亡くなられたこと。
機長の方の身を思うと、なんとも辛い気持ちになります。
このような事故は、もしかしたら全容が解明されるまでとても時間がかかったり、あるいは過去の日航機の事故のように表立ってすべてが報道される日が来ることはないのかもしれません。
ただ、私の中ではいろいろな気持ちが混ざり合うニュースには違いありません。ドイツの深夜のニュースでなんだか涙が出そうになりました。ほろり。
ドイツはもうすっかり日常に戻っています。短いお正月。あと2日もすれば、クリスマスの飾りも街からすっかり片付けられてしまうことでしょう。
でも日本のニュースが普段以上に気になり、なにか自分ができるわけではないけれど、なんとなく普段以上にスマホを手に取ってしまう2024年の始まりです。
この度の事故で、殉職された海上保安庁の方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。
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