プラネタリウム
〈ラスコーの壁画についての新説〉がでたというフランスのTV番組を見ました。 ラスコーの壁画は、牛やシカなどの動物が活き活きと描かれた先史時代の洞窟壁画として有名ですが、何のために描かれたのかは不明です。 これまで、狩猟の成功を祈った原始宗教の絵であるとか、狩猟の成果を描いたものであるとか、いろいろな説がありました。 現在もその目的はわかりませんが、フランス人女性学者が唱えた新説とは・・・ プラネタリウム。 いえ、彼女が言うには 夜空の星の位置を写し取ったものだというのです。 15000年前の人が夜空を定点観測していたとは驚きです。壁画に描かれた牛やシカは狩猟の獲物ではなく、星と星を繋げ併せた星座だったとしたら。 実際、壁画の動物たちの位置と、星座のならびが一致したとものが多かったとか。 この説が本当なら、15000年前の人々は天体観測し、暦を理解していたんですね。毎年のめぐりあわせを理解して、それを壁画にして仲間や子孫に伝えようとしていたとしたら・・・、素晴らしいですね。 マヤの暦が紀元前3114年。世界最古の暦と言われるシュメールの太陰暦が紀元前3800年前後。 暦という形になるまでも人は夜空を見上げ、星に導きを託していたのかも知れませんね。 気温が下がって星がいっそうきれいに見えるようになりました。忙しい日常にあっても、星のまたたきを眺める時間を大切にしたいです。 TVの前に鎮座して真剣に見る習慣がなく、この番組も途中から斜め見(?)しました。再放送があるみたいなので、もう一度見ようかな。 「知られざる古代文明I ラスコー洞窟に きらめく星座たち」 NHK教育11/12(木)19:00~19:40
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