見出し画像

映画『THE FIRST SLAMDUNK』観ました

今回の記事はタイトル通り、
映画『THE FIRST SLAMDUNK』を観てきました。
というだけの記事です。

そしてこれも以前Quoraに投稿した記事の転載になります。

1.質問『あなたが今年映画館で観た映画はどんなものがありますか?

以上がQuoraでいただいた質問です。

これに対しての回答は2022/12/29に、投稿しました。

2.映画『THE FIRST SLAMDUNK』原作者書き下ろしミニステッカー

質問ありがとうございます。
つい最近映画館で見ました。

  • 『THE FIRST SLAMDUNK』

映画館に行くともらえる、

監督・原作者 『井上雄彦』書き下ろしA5サイズミニポスター(全国合計100万枚限定・なくなり次第終了)

※僕はオンラインでチケットを購入しましたが、映画館の上映SCREENに入る時にもらえました。

3.原作コミック『スラムダンク』(SLAM DUNK)

まず原作コミック『スラムダンク』の概要。

  • 『SLAM DUNK』(スラムダンク)作者『井上雄彦』

1990年〜1996年『週刊少年ジャンプ』で、全276話にわたり連載された、
高校バスケットボールを舞台にした漫画。

1993年 初めて日本のバスケットボールのプロリーグ化が検討された。
そのプロリーグ化構想の発端として、

  1. 1991年Jリーグ創立

  2. 1992年バルセロナオリンピックでの『ドリームチーム』の活躍以降のNBAブーム

  3. 1990年連載開始バスケ漫画『スラムダンク』の大ヒット。

が挙げられる。

その後日本バスケのプロリーグ化は、詳細は省くが、
複雑な歴史を経て、
2016年 完全プロリーグ『B.LEAGUE』が発足した。

つまりコミック『スラムダンク』は、
日本のプロバスケリーグ『B.LEAGUE』発足の理由の一つになっている。

AmazonではまだKindle化(電子書籍化)はされていないようで、紙書籍としてのコミックスしか販売されていません。

そしてそのコミックスも大きく3種類存在します。

  1. 『スラムダンク』集英社ジャンプコミックス全31巻=一般的な最も古いコミックス。

  2. 『スラムダンク完全版』集英社ジャンプコミックスデラックス全24巻=通常より大きめのサイズ版。

  3. 『スラムダンク新装再編版』集英社愛蔵版コミックス全20巻=サイズは通常コミックスと同じ、全巻表紙を新たに書き下ろし。

2の完全版がサイズがちょうど週刊少年ジャンプと同じくらいで、ジャンプ連載時のカラーページも完全復刻。さらに表紙も井上雄彦描き下ろし。

その代わり価格も高くなります。

特にこだわりがなければ、3『新装再編版』か、

オリジナルと言える1『ジャンプコミックス』

価格もほとんど同じ。サイズも同じ。表紙が新しいか古いか。

4.『スラムダンク』ストーリー設定

  • 舞台=『神奈川県立湘北高校』

1990年代中頃の、明らかに神奈川県湘南地区にある『県立湘北高校』が舞台。

  • 主人公『桜木花道』#10=湘北高校1年生。

高校1年生として湘北高校に入学=バスケは完全初心者。

  • 『赤木剛憲』#4=湘北高校3年生が率いる、

『湘北バスケ部』に入部。

  • 『流川楓』#11=同じ一年生のライバルとなるルーキーと出会う。

のちに、

  • 『宮城リョータ』#7=2年生で、ケガで入院していたバスケ部員の復帰。

さらに、

  • 『三井寿』#14=元バスケ部だった3年生の復帰。

スタメン5人が揃った時点で、夏の高校バスケインターハイ県予選開始。
以降、対戦相手となる高校バスケ部との試合の描写がメインとなる。

5.原作コミック突然の最終話

湘北高校は苦戦しながらも、神奈川県予選を勝ち抜き、
最終的に、広島県で開催される高校バスケインターハイ本戦に進出し、
2回戦目の秋田代表『山王工業高校』と対戦。
『山王工業』は高校バスケ界最強と呼ばれるチームだった。

〜ネタバレ〜

『湘北高校』は、高校バスケ界最強チーム『山王工業』を破り、
インターハイ2回戦を制するが、
3回戦目愛知代表『愛和学院高校』との対戦で敗退。
この愛和学院戦の様子は、漫画にも描かれておらず、

最終回に『続く3回戦、愛和学院に、ウソのようにボロ負けした』
という簡単な説明がなされるだけ。

唐突な最終回だったが、
2回戦『山王工業』戦以上の面白い試合は、なかなか描けないとわかる。

つまり『山王工業高校』は、最強のチームだった。

以降作者『井上雄彦』も、続編を描く意思はあるが、
現時点では、ここで終了となっている。

以後、
1993年 テレビアニメ化が一度。
そのテレビアニメの延長としての、劇場版公開が4度あったのみ。

そして、
テレビ朝日、東映アニメスタッフとはまた別に、
2022年12月原作者『井上雄彦』の監督・脚本による、
劇場版アニメーション『THE FIRST SLAMDUNK』が公開。

6.映画『THE FIRST SLAMDUNK』概要

原作者『井上雄彦』=監督・脚本。
原作漫画『スラムダンク』の最終回(連載終了)から26年半を経ての映画公開。

  • ストーリーとしては、

原作コミック『スラムダンク』ジャンプコミック版25巻〜ラスト31巻までの
『計6巻』にわたって描かれる、

インターハイ神奈川『湘北高校』VS秋田『山王工業』戦

の一試合の様子が描かれます。

原作を知らない人で、バスケにも興味ない人なら、

  • 「そんななげーの?」

  • 「つまんなそー」

と思うかもしれませんが、
逆に原作を読んでいたら、
そんなことはないとわかると思います。

むしろ漫画で十分引き込まれた作品が、
劇場版アニメーションで描かれているので、迫力は十分です。

この見事なシュートフォーム

しかも、

  1. 原作者『井上雄彦』自身が絵コンテから描き起こし、

  2. 全編CGアニメーション、

  3. 劇場の大スクリーンでの迫力、

  4. プラス音楽・効果音。

また映画は一試合の描写だけではなく、

7.スタメン5人の過去の関わり

『湘北高校』VS『山王工業』
試合の途中に湘北高校スタメン5人の過去の関わりが、
カットバックされます。

この部分は、
PG『宮城リョータ』2年生を中心にして描かれて、
本編映画の主人公=『宮城リョータ』#7
として描かれる。
※これは『井上雄彦』書き下ろし『ピアス』という作品。
この辺りは原作にはない、スピンオフ。

※『宮城リョータ』にスポットを当てた読み切り『ピアス』は、
この『THE FIRST SLAMDUNK re:SOURCE』(愛蔵版コミックス)
に収録されています。

〜多少のネタバレ〜

映画冒頭は宮城の幼少期から。

『宮城リョータ』は幼少期、沖縄に住んでいた。

そして3歳年上の兄の影響でバスケを始めたこと、
その兄が、若くして亡くなってしまうこと、
その辛い思い出を捨て去るために、

母親と一緒に沖縄を離れ、(おそらく母子家庭)
神奈川県に引っ越す。

この時宮城は中学生。
神奈川県に引っ越した宮城に、
のちの湘北高校チームメイトの、
『三井寿』、『赤木剛憲』などが絡んでくる。

この宮城中心のエピソードは、
次第に原作コミックスの初期の頃と同時期になってくるが、
原作コミックス初期で描かれたエピソードは、
映画ではうまく省略され、
原作の読者への配慮となっている。
つまり原作初期のエピソードの裏側が描かれている。

もちろん、原作を読んだことがない視聴者でも、
湘北高校スタメンたちの背景を窺えるという内容。

8.その他原作コミックスとの相違点


山王工業エース『沢北栄治』#9

映画版のストーリーの中心はあくまでも、
『湘北高校』VS『山王工業』
の試合内容。
そこに宮城を中心としたスタメン5人の関わりが描かれ、
原作未読の観劇者にも、
初期ストーリーが簡単にわかるようになっている。

その代わり、
少年ジャンプ連載時のギャグ描写は少なめになって、
バスケットの試合での選手やボールの、コートでの動きの描写メイン。
また、原作漫画での『湘北』VS『山王』戦での、
一部の場面がカットされている。

  • 『山王工業』3年『河田雅史』の弟『河田美紀男』の登場や、

  • 『山王工業』エース『沢北栄治』の父親『沢北哲治』や、

(バスケ狂『テツ沢北』)=『沢北哲治』
  • エース『沢北エイジ』の過去のエピソードの一部

など。

9.原作とは違うラスト

ラストと言っても、試合の勝敗は、読者はすでに知っているし、
ミステリーでもないので、最後はオチというより、
おまけエピソード的に原作とは違う描かれ方でした。

※それでも知りたくない人は、以下のネタバレは読まないように。

〜少しのネタバレ〜

  • マンガ:『湘北高校』PF『桜木花道』が試合中に怪我をして、その後のリハビリの様子が描かれる。

  • 映画:インターハイで試合に敗れた『山王工業』エース『沢北栄治』は、予定通りアメリカへバスケ留学。その数年後、アメリカでの試合で、同じくアメリカ留学していた『宮城リョータ』と試合で再会する。

10.おまけ

映画館でもらった先ほどのポストカード。

の裏面にある、

QRコード『映画を観てくださったみなさまへ』

このQRコードをスマホのカメラで読み取ると、

ブラウザが立ち上がり、ロゴが浮き出し、

下部の赤い『ARをスタート』をタップすると、
簡単なARアニメーションが楽しめます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?