あぶり出し
一体何が起きているのか?
日本各地で停電や地震(しかし、地震情報は出ない)、ロシアでは大規模な反政府デモと見えるような動き(プーチンがいるから大丈夫だろう)、各国政府の中には閣僚が辞任したり、総辞職したり、あるいはコロナで死亡する人がおり、様々なことが同時に起きていると感ずる。
今、一体、日本では何が起きているのか。
それすらも、正確かつ詳細に知るのは、不可能ではないだろうが、一個人の情報収集力では限界がある。
ハーフタイム
それはともかく、「トランプ劇場」をサッカーの試合にたとえて、張陽さんは「ハーフタイム」に入ったと、少し前の動画でたとえておられた(99回)。
中盤戦にさしかかった。
いろいろなことが同時に起きているのに加え、正確な情報から、ガセネタ、どちらとも容易に見分けにくいが、何か真実の断片のあると思しき情報など、様々あり、事態の全体像を見通すのが、日に日にむずかしくなっていると感ずる。
こういう時は慎重になって、SNSや動画投稿サイトで、軽率な発信をしないことが賢明だろう。
その失望は何に向けられている?
1/6のアメリカ連邦議会上下両院合同議会で、多くの人は、ペンス副大統領が何かをしてくれると期待していただろう。
実際には、暴徒が議事堂に入って、混乱した。
本来なら議場封鎖をして、入念なセキュリティチェックをしそうなものだが、それすら、行われず、不正な選挙結果が承認された。
これは、トランプさんたちとって計画の範囲内だったことは、少なくない方がご存知だろう。
目に余るのは、自分の期待が失望に終わったので、ペンス氏を裏切者呼ばわりしている人たちがいたことだ。
それは、1/20のバイデン氏の偽就任式の時にも起きた。
直後に、この就任式が、アメリカとは別の場所で、ワーナーブラザーズ傘下の企業のスタジオその他で撮影された「芝居」だったことが、判明した。
これも多くの方たちはご存知だろう。
サングラスをかけ、マフラーを巻いた牧師風の黒人男性が、「ドッミニオン、イン・パワ~、フォウエバ~。ハ~レル~ヤ、グロ~リ~、ハレル~ヤ」と発するシーンは、葬式のような全体の雰囲気と絶妙の対照をなしていて、傑作だった。
これが、本当にフォーマルな式典であれば、まずこんな発声の仕方はしない。
しかし、ハリウッド映画のようなスペクタクルを期待した人たちは肩透かしをくったようで、トランプ支持をやめた人、落ちこんだ人も見られた。
構造的には、1/6の連邦議会の時と変わらない。
イベントで期待される効果
おそらく、誰が最後まで支持をし続けるかのあぶり出しのような効果を、これらのイベントはもたらしていると思われる。
一つ一つの事象に一喜一憂している人は、これからも、激しい浮き沈みを経験するだろう。
それは、彼の戦略的優位をわかっていないために起こる。
トランプさんは、「自分の懐に敵を近づけて、限界ギリギリで一網打尽」という戦略なので、戦術的な敗北に見えるものは、敵に対するエサとして機能していると推測される。
戦術は戦略を超えない。
どれほど戦術的に敗北しようと、状況全体の掌握が揺らがなければ、何も心配要らない。
そうした戦略に、支持者が引っかかって、どうするのだろうか。
「騙された」などと言うものではない。
誰かを信じると決めたら、たとえ劣勢に見える状況でも、いや、劣勢だからこそ余計に、最後まで支持するというのが、武士であり、紳士というものだろう(性別問わず)。
自分の歩みを恥じない
これを読む皆さんの中にも、孤軍奮闘されている方がおられるかもしれない。
しかし、どうか、ここまで歩んできた自分を恥じないでいただきたい。
それは決して簡単なことではなかったのだから。
観点によって、経験は異なる
「トランプ劇場」で、大部分の人は観客である。
だが、トランプ氏の優位を確信して見ているのか、それとも、そこまではわからず、事象の一つ一つに一喜一憂するあり方なのか、どちらかで、得られる感覚は異なる。
前者であれば、トランプ陣営の遠望な戦略に感嘆するであろうし、後者なら、興奮と落胆のジェットコースターを経験するであろう。
どちらが正しいというのはないし、この二つ以外の見方もあるだろう。
それは一人一人の選択にかかっている。
誰も強制しない。
一人一人が、様々な情報から、事の本質と全体像をつかみ、誰を支持するかを、自分の意志で決める。
それが、日々、問われている。
エンディングにはまだまだ日数があるだろう。
だが、ここまで来たら、私は最後まで「トランプ劇場」を見届けたいと思う。
( ´∀`)サポート本当にありがとうございます!!😭😭😭🥰🥰🥰 ( ・ ∀ ・)ご恩返しするためにも、今後も一生懸命頑張ります!!😊😊😊