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エクササイズ:感覚を目覚めさせる

 私たち人間は、自然から離れて暮らすと心が固くなる。育っていく生き物への尊敬の念が欠け、動物や人間を大切にする心が失われてしまう。アトランティス人は自然を愛し、持続的に自然と触れ合っていた結果、通常の感覚も高く発達した。このため、他の内なる感覚を使うことができ、こうした拡大した意識のおかげでサイキックになれた。

 大きなコミュニティー、大都市に住んでいる人は、自然界から遠ざかっている結果、通常の知覚や能力ですら十分に発揮したり発達させたりすることがない。私たちは感覚器官の比較的小さな部分しか使っていないのである。

 アトランティス人は、通常の知覚を細かくチューニングすれば、意識の拡大につながることを知っていた。これは超感覚知覚と呼ばれているもので、高度に発達した第六感をさす。第六感、あるいはサイキックな感覚を目覚めさせるには、触覚、味覚、嗅覚、視覚、聴覚の五感を目覚めさせる必要がある。通常の知覚をよりよく使うことが、内なるサイキックな感覚を目覚めさせる第一歩なのだ。そして、これは人間だれもが練習できることである。

① 自然の中の木に囲まれた静かな場所に行く。丘の斜面や川の流れの近くなどだが、近代的な都市にも自然の美に囲まれた公園があるはずだ。

② 周りにスペースのある太めの木を見つける。太陽に向かって、背中を木で支えるようにしてゆったりと座る。

③ 数分間、五感のそれぞれに順に意識を集中しながらすごす。

視覚 木漏れ日が揺れるのを見る。葉が豊かな色調の影を落とすのを見る。花や植え込みの色、葉の波状の形を観察する。冬場なら、木の幹や大小の枝の質感を確かめる。空を渡っていく雲を見る。足元の草が波打つのを見守る。身のまわりの動物、鳥、昆虫の動きを観察する。注意を「見ること」に注ぎ込む。

聴覚 次に、注意をすべて聴覚に向けよう。自然の音に耳を傾ける。風が木々を渡るときの音、鳥のさえずり、小さな動物が動く音、昆虫の羽音を聞く。

触覚 触覚に集中しよう。顔に当たる太陽の温かさ、髪に触れる風の愛撫、唇に当たる雨のキスを感じる。靴を脱いで、柔らかくふわりとした足元の土に足が沈むのを感じる。自然との一体感を感じる。

嗅覚 草、花の甘い香り、足元の土の香りをかごう。嗅覚だけに注意を向け、自然の香りを吸い込む。

味覚 嗅覚と味覚はつながっている。空気に漂うすべての香りを、口をあけて、舌で味わおう。舌の味蕾が反応し、唾液の分泌がさかんになるかもしれない。

 最低五分間、それぞれの感覚を働かせたら、今まで経験したことがないほど深く自然と触れ合うことができるだろう。毎週三十分でも静かにこのエクササイズをすれば、数週間のうちに感覚が開かれ、直感と創造性が鋭くなり、物のスピリットを感じ、地上の存在の背後にある存在を意識できるようになり、自然の隠れた音が聞こえるようになるだろう。これが、アトランティス人が知っていた世界なのだ。
(ダイアナ・クーパー&シャーロン・ハットン『アトランティスからのスピリチュアル・ヒーリング』徳間書店、2006、p,208-210)

注意・補足

 私は近くの公園で、やっています。

 時間帯は、大体、日中、太陽の出ている時です。

 雨の日は、ベランダの植物を見ながらしたり、濡れない場所に座ってやったりしています。

 自分の耳に聞こえる音量にして、スマホのタイマーをセットして、各感覚に、5分間、集中します。

 もしかしたら、目や耳、触覚から入ってきた情報から、「綺麗な花」とか「こんな音をどこかで聞いた」とか「あの日もこんな気温だった」ということが浮かぶかもしれません。

 そういう時は、「今は感覚に集中する時だよ」と自分に優しく言い聞かせて、元の感覚に戻ってください。

 これは、ひたすら、特定の感覚に意識を向けるエクササイズです。

 リラックスして、楽しんでやってください。

 微笑みを浮かべると、頭頂部が開き、体もゆるみ、下腹部から呼吸できるようになります。

( ´∀`)サポート本当にありがとうございます!!😭😭😭🥰🥰🥰 (  ・ ∀ ・)ご恩返しするためにも、今後も一生懸命頑張ります!!😊😊😊