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JFK暗殺考その1 家系の歴史、結婚

JFK暗殺とダイアナ妃の「事故」は構造的に似ている

 デーヴィッド・アイクは『大いなる秘密 下』(三交社、2000、[原書1999])で一章を割いて、JKF及びダイアナ妃の生涯と不可解な死について述べている。

 二人をめぐる「事件」は構造的にとても似ている。

 ここで全部を紹介することはできないが、いくつか、記したいと思う。

 詳しく知りたい方は、『大いなる秘密 下』の第7章をお読みいただきたい。

 また、いくらかは、先日の、DSの象徴主義の記事と関連している。

 今回の記事は最初、「ダイアナについて書こう」というインスピレーションが数日前に来たことがきっかけとなっている。

 それで、アイクの『大いなる秘密 下』の第7章を読み始めた。

 読んでみると、ダイアナについて書く前に、どうしても、JFKに触れざるを得なくなり、彼について、書くことにした。

 但し、膨大なので、ダイアナの記事と関連のあることに絞ろうとした。

 それでも、長くなって、JFKだけで、合計3本の記事になってしまった。

 二人をめぐる記事で書こうとしたのは、次のことである。

 二人がどんな家庭で育ち、どんな過程を経て、大統領あるいはプリンセス・オブ・ウェールズとなっていったのかを示すこと、また、ブラザーフッドの策謀がいかに広範囲にわたって、個人の人生を支配・掌握しているか、そして、そこから脱して、目覚めた人間として歩むことが、いかに奇跡的かを示すことであった。

 ブラザーフッドの魔の手の中にありながらも、光を放った二人の歩みが、奇跡だったと、感じてもらえれば、試みは成功したと言えるだろう。そうであることを願っている。

多種多様な機関同士が協力して、なされたこと

 さまざまな家系と利益が絡み合ったクモの巣がさまざまな機関を動かしていて、それがダイアナ妃(プリンセス・オブ・ウェールズ)を殺害したと、アイクは確信している。

 ただ、こう付け加えるのを忘れない。

 "私の言葉を真に受けるのではなく、さまざまな証拠を勘案して、ご自身で判断していただきたい。"(p,326)

 『大いなる秘密』の原書は、1999年に出ている。

 ダイアナが死去したのは、1997年8月31日。

 この約2年の期間にアイクは様々な情報を収集・分析して、この章を書いた。

 最初、「ダイアナ暗殺説」を否定する意見に言及している。

 そんなことはあり得ないと考える人が少なくないからだ。

"ダイアナが暗殺されたという考えを否定する人は多い。それは、衆人環視の状況で彼女を殺し、しかも証拠を隠滅することなど不可能と考えるからだ。"(p,326)

 これは一見、もっともなことに思える。

 なぜなら、「そんなことは、多種多様な機関同士が協力しなければできないことだ」(p,326)からだ。

 しかも、それが米国で行われてきたことを指摘し、1963年のジョン・フィッツジェラルド・ケネディ大統領の暗殺に、読者の注意を向けさせる。

 このときの証拠隠滅のほうがはるかに難しかった。

 “あれは「事故」として計画されたものではない。それではすぐに、あれは事故だ、いや殺人だ、などということになって本当の狙いがそれてしまう。”(p,326)

 「ケネディの死はまぎれもなく「殺人」だった。大統領は大勢の見物客の目前で、文字どおり頭を吹き飛ばされた」(p,326)のである。

 事件を企図・実行し、隠蔽した者たちは、明白に、「殺人」として、衆人に認知されるように仕組んだというのだ。

JFK暗殺を支援・企図した連中が、調査委員!

 暗殺を支援あるいは企図したのと同じ連中が、調査委員に任命され、事件の調査にあたっている。

調査委員長:アール・ウォーレン(連邦最高裁長官、フリーメーソン第三十三位階)
メンバー:アレン・ダレス(CIA長官だったが、ケネディが罷免)。ジェラルド・フォード(小児性愛者で強姦魔、ボヘミアの森メンバーでポルノ写真が趣味)。フォードはのちに、ウォーターゲート事件でリチャード・ニクソンが失脚したあとを受けて、米国大統領になった。

 "委員会中、ただ一人のカトリック教徒であったヘイル・ボッグズ下院議員は、証拠に疑問を持ち始めた途端、飛行機事故で死んでしまった。"(p,327)

 真相を探られたくない人々からすれば、実に都合のいい「事故」だ。

 こんな偶然があるのだろうか。

 「こんな偶然があるだろうか」と言う話が、JFK暗殺やダイアナの死には頻発する。

 もちろん、二人の死に留まらないのは、少なくない方がおわかりであろう。

 ケネディ暗殺に関して誰かを告発できる立場にいた唯一の人間が、ニューオリンズの地方検事であるジム・ギャリソンである。

“その誰かとは、この場合は、CIA工作員でウィンストン・チャーチルの元戦友、クレイ・ショーだった。”(p,327)

 しかし、「ギャリソンは、有罪間違いなしのショーを相手に、有罪判決を勝ち取れなかった」(p,327)のだ。なぜなら、「鍵となる証人が、裁判の前に次々と殺されたから」(p,327)である。

 「ギャリソンが驚いたのは、一見なんのつながりもない機関どうし、たとえばダラス警察、FBI、新聞、ワシントンの連邦職員などが明らかに一つのまとまりある単位として動き、暗殺を遂行して証拠を隠滅し、見事な動き方をしたこと」(p,327)であった。こんなことが可能になるのは、アイクが『大いなる秘密』や他の著作で暴露しているようなネットワーク――レプティリアン血族、イルミナティ血族のネットワーク――があったためだ。「彼らは、あらゆる方面や角度からの意見を代表するあらゆる機関に工作員や「使い走り」、命令されたとおりに動く男を配置している」(p,327)のである。

 アイクの本を読んだことがなくとも、こうしたレプティリアン血族やイルミナティ血族のネットワークについてお調べになった方なら、「そんなことが可能かどうか」、ご想像できるはずだ。

 ケネディ大統領暗殺の異様さ、隠蔽の巧妙さについて、アイクはこう要約する。

“衆人環視の公道でケネディ大統領が殺され、それ以後四十年も調査してきて、罪を犯した者に誰も一歩も近づけない。例によって、本当の黒幕の手で「犯人」はすぐに特定されたが、その人物は消されてしまったから、もう公式の「お話」と矛盾したことを言うことはない。”(p,327)

 この事件の真相を知ろうとすることは、命を失う危険があることを、彼は示唆している。

 後述するが、JFKの息子のJFK Jr(ジョン・ジョン)が取り組んだのは、まさに、この件である。

 さて、JFK暗殺事件には、強調しておくべき点がいくつかある。

エリートの血流であるケネディ家

 ダイアナの一族であるスペンサー家はエリートの血統だが、これはケネディ家も同じである(ダイアナの家系については記事を改めて触れたい)。

 現代人には感覚的にわかりにくいかもしれないが、レプティリアンは、血統にとても執着している。

・ケネディ家は、古代アイルランドと、のちにスコットランドへも広がったケネディ一族の出身。

・先祖はアイルランド王ブライアン・ボルー。別名ブライアン・ケイネッディと言い、これがのちにケネディとなった。

・1600年頃から、ケネディ家のスコットランド分家が登場し、これがアイルランドの家系と族内結婚をしていく。「こうしてスコットランドのケネディ家は、しだいにスコットランドでも有力な貴族の血統となり、スコットランド王家と婚姻を結んでいった。」(p,328)

・第15代カシリス伯アーチボルト・ケネディは、エイルサ侯爵として知られている。
 彼は、1872年から1943年まで、「スコティッシュ・フリーメーソンのグランドロッジの要職を歴任し、グランド・プリンシプルという高い地位に就いている。エディンバラのホーリールード・ハウス・ロッジ第四四号という重要なロッジの会員でもあったが、ここは、イギリス王室とのつながりが強い。」(p,330)

・"十八世紀には、マシュー・ケネディという男がアイルランドからパリに渡っている。一緒に働いた友人はイルミナティの前線指揮官で、サン・ジェルマンと呼ばれ、パリに近いエルメノンヴィユにあるイルミナティ・ロッジの代表だった。このロッジでは、人間の骨で作った祭壇で血の儀式を行っていた。"(p,330)

・JFKとつながるほうの家系は、フィッツパトリック家の血縁。

・フィッツパトリック家はアイルランドの有力家系で、その紋章には、古典的なブラザーフッドのシンボルである三つの白百合と、ドラゴン、ライオンが描かれている。「どうやらフィッツパトリック家は、フランスや、聖杯をめぐる物語にまでさかのぼれるようだ」(p,330)と、アイクは書いている。

・JFKの妻、ジャッキー・ブーヴィエー・ケネディ(のちオナシス)の一族は、スコットランドの有力エリート家系の一つであるオーキンクロス家の血縁。これは、ジャッキーの姉がオーキンクロス一族と結婚したことによる。「ほかにオーキンクロスの血統で目立つものでは、バンディ、グロズヴナー、ヴァンダービルト、ウィンスロップ、ロックフェラーなどがある。」(p,330)

・"ヒュー・D・オーキンクロスはエマ・ブルースター・ジェニングスと結婚したが、その父親のオリヴァー・B・ジェニングスは、ジョン・D・ロックフェラーとスタンダード石油を設立した人物だ。"(p,330)

・"ジェームズ・シェルビー・ダウンノードは、ジャッキー・ケネディ-オナシスとキャロライン(リー)・ブーヴィエー、そして作家のゴア・ヴィダルの三人を、ヒュー・D・オーキンクロスの「まま子」だと書いている。ヴィダルは、ジョンとジャッキーのケネディ夫妻を「太陽の神と女神」と形容したことは注目すべきである。"(p,330-331 太字は引用者)

・ブーヴィエー家の血統はフランスのグルノーブルまでたどることができて、1410年の記録に名前がある。

・"ジャッキーの四代前にあたるユースターシュ・ブーヴィエーは、ジョージ・ワシントン指揮下のフランス連隊で戦っている。"(p,331)

 つまり、JFKもその妻も、ブラザーフッドと深いつながりのある血統・血流の出だということである。

JFK夫妻の結婚は、ブラザーフッドの決定したことだ

 よって、二人の結婚も、ブラザーフッドの東部エスタブリッシュメントが決めたものである。

“彼ら(JFK夫妻)は、イギリス諸島とフランスで決定されたアジェンダに従って米国を動かしている、アメリカの爬虫類人(レプティリアン)家系だ。”(p,331)

 レプティリアンの多くは共感能力のない存在だが、だからといって、彼らのアジェンダを実行する血流の人々が全員、そうだというわけではない。

 ただ、愛を知らないレプティリアン家系に生まれながら、愛を体現する人間に成長するというのが、いかに奇跡的なことかは、これから、おいおいわかってくるだろう。

 “二人の結婚と大統領職の運営方法は「キャメロット」と言われ、アーサー王と軍神マルスを思わせるものだったが、これはまったく適切な表現だ。なぜなら「アーサー王」の象徴は、ブラザーフッドが秘密の言葉の一部として使っているからだ。”(p,331)

 二人の結婚は、彼らの意志を超えたところで決められた政略結婚であり、その目的は、レプティリアンあるいはブラザーフッドのアジェンダを推進することである。

 いささかも、人間的な愛情――レプティリアンには愛がわからない――が絡んでいない取り決めに、ゾッとする。

 自分を超えた強大な力に、自分たちの運命・人生を握られながら、なお、人間であろうとすることが、どれほど困難なことか、わかるだろうか。

 次の記述は、JFKに良い印象を抱いている人にショックを与えるかもしれないが、この後の記述につながってくるので、引用しないわけにはいかない。

 “ケネディ家は以前から、麻薬、組織犯罪、イギリス王国、そしてプロジェクト・モナークのようなマインドコントロールによる奴隷作りの活動と、深くかかわっている。これによって、私の話した、マインドコントロールから覚めたある女性の主張に信憑性が加わってくる。元奴隷だったこの女性は、ジョン・F・ケネディと性行をさせられた、と言っている。そのとき彼女は十一歳だったが、「十六歳くらいに見えるように化粧させられた」そうだ。”(p,331)

 ある人を見る時、人生の一点だけではなく、すべてをバランスよく見ることが不可欠だと、指摘しておこう。

 そして、このことは、JFKが特異なのではなく、ブラザーフッドのアジェンダ推進をする駒になる者の誰もが経験したマインドコントロールであり、調教の一つだったことを、見逃してはならない。






 

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