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全訳ハトホル㉟「Transmission of Light: The Pituitary Dimensional Attunement(光の伝達:脳下垂体の次元調整)」

 トム・ケニオンによる高次存在ハトホルの、35番目の惑星メッセージの翻訳をお届けします。

 三つ目の「次元調整」サウンド・メディテーションの御紹介です。


ハトホルの記事の四タイプ

A:「物事の全体的な理解を与える」
B:「意識や視野を拡大する、地球にまだない、あるいは隠された概念の紹介」
C:「地球規模の変容の波にうまく乗る、あるいは影響を軽減するワークの紹介」
D:「ワークショップやイベントの紹介」

 このハトホルの四タイプの内、今回の記事は、最初の三つを扱っていると思われます。


Transmission of Light: The Pituitary Dimensional Attunement
(光の伝達:脳下垂体の次元調整) 2011/09/27

翻訳者:jacob_truth 翻訳完了日:2021/08/17(火)

原文:

瞑想使用音源:”the Pituitary Dimensional Attunement(脳下垂体の次元調整)” (05:08)

 私たちの視点では、アセンション・プロセスは、2つのエネルギーの流れが合流していると考えることができます。

 第一の流れは、あなたのカー(KA)体、つまり、あなたの微細エネルギー体(すなわち、あなたのエーテルツインまたはスピリチュアルダブル)に関わるものです。カーの振動数を上げるどの方法も、アセンションのための方法です。

 第二の流れは、肉体と物質が光に変容することに関係しています。物質から光への完全な変容は、非常に高度なアセンションの形態であり、通常、高度に発達した秘儀参入者にのみ見られます。

 しかし、この変容の種となる形は、アセンション・プロセスの様々な段階で現れる可能性があり、実際に現れています。

 今回御紹介するサウンド・メディテーションは、あなた方の内分泌系への靈的な光(=異次元の光)の流入を増やすための手段です。アセンション・プロセスでは、あなたの生物学的な海を構成するホルモンと、あなたの身体の内的現実が洗練されていきます。このサウンド・メディテーションは、この上向きのプロセスを促進するための、穏やかで強力な手段です。

瞑想
 この「調整(Attunement)」に取り組むための、2つの方法を御紹介したいと思います。

 第1の方法は、初心者、つまり自分の意識の内的領域に慣れていない人向けのものです。第2の方法は、より上級者向けのものです。

 この2つの方法は、どちらもうまくいきます。自分がどの段階にいるのかを認識し、それに応じて選択して下さい。

第一の方法
 この方法では、内分泌系を司る脳下垂体(pituitary gland)に意識を向けます。これまでの「次元調整(Dimensional Attunements)」と同様に、聞こえてくる音は光の領域での揺らぎの類似物です。脳下垂体の一般的な領域に意識を向けている限り、脳下垂体にエネルギーの動きが生じます。この部位は、鼻梁の約1インチ(約2.5cm)後ろに位置しています*(記事最下部の注釈を参照)。

 この大まかな範囲に、意識の焦点を当てればよいのです。厳密である必要はありません。その部分で、意識を休めるだけで十分です。ここで重要なのは、意識を「休める」ということです。

 これは集中ではありません。脳下垂体の部位で意識を休め、聞こえてくる音がその部位に影響を与えるようにするだけです。心がさ迷い出したら、脳下垂体に意識を戻して下さい。

第二の方法
 自分の内的世界に馴染んでいる方は、脳下垂体の部分が、静かで無限に広がる水の上に浮かぶ白い蓮の花だと想像してみて下さい(訳注1:原文に画像はないが、参考に白蓮の画像を掲載する)。

白い蓮の花

 この精神的な形象は、あなたの脳や心(mind)を非常に受容的な状態にシフトさせます。また、この特別なタイプの変容ワークに、非常に役立つ意識の質を生み出します。白蓮をお勧めするのは、全ての色と全ての周波数がその中に含まれているからです。この蓮は、部分的に、または完全に開いた花として想像することもできますし、好みによっては閉じたつぼみとして想像することもできます。

 この白蓮の形象を、脳下垂体の部位に保持し、最初の方法と同様に、心がさ迷い出したら、蓮と脳下垂体の辺りに戻します。

 1つ目の方法でも2つ目の方法でも、触媒の音は脳下垂体に微細なエネルギーの動きをもたらし、内分泌系を構成する全ての腺に、エネルギー的な効果の連鎖をもたらします。この「調整」を体験し続けると、その微細で強力な効果を、よりよく知ることができるでしょう。

 始める前に、日常生活の心配事から自分を切り離す時間を持つことをお勧めします。この短い瞑想と人生の他の部分との間に、線を引いてみて下さい。瞑想は約5分です。聴き終わった後、静寂の中で、脳下垂体の領域を感じながら数分間過ごすことをお勧めします。エネルギー的に敏感で意識の高い方は、全ての腺で微細な効果を感じることができるでしょう。

 先に述べたように、この「調整」は繊細でありながら強力なものです。そして、この奇妙なパラドックスは、物質とエネルギーの入り組んだ関係に基づいています。

 物質の微細なレベル(=素粒子)に行くほど、潜在エネルギーが増えていきます。同様に、あなた自身の意識のより微細なレベルに移行すると、エネルギー(=意識の力)も増します。

 この「調整」を構成するパターンは精密で、意識の微細領域で、複雑な関係を形成しています。

 そのシンプルさに惑わされてはいけません。この「調整」は、意識を強力に変容させるものです。

 そのため、この「調整」を受けてみて、御自身の快適なゾーンを見つけることをお勧めします。

 脳下垂体と内分泌系での光の流れを増やすと、強力でパワフルな浄化が行われます。皆さんには、それぞれの快適なゾーンがあると思います。

 1日1回の「調整」で充分な方もいらっしゃると思います。また、何度も聴きたくなる人もいるでしょう。

 この「調整」を定期的に聞いていくと、あなたのエネルギー的な巣や快適なゾーンが広がり、何度も聞くことができるようになるでしょう。しかし、指針となるのは、あなたの快適なゾーンです。

 もしあなたがこの「調整」を自分のエネルギー的な現実のために頻繁に聞いていたら、あなたは一線を越えたことに気づくでしょう。あなたは、自分の中にあるエネルギーを、自分が対処できる範囲を超えて放出していることを認識するでしょう。簡単に言うと、内分泌系を構成する腺が、脳下垂体を介して光の変動を受け取ると、エネルギーや意識を阻害するパターンを放出するということです。

 ここでの唯一のガイドラインは、自分にとって快適な方法で進めることです。

 より戦士的な性質を持つ人は、言わば、川を突き進むことができるでしょう。しかし、その場合、内分泌系のエネルギー的な変容を、大幅に加速させていることを自覚して下さい。そして、あなたの知覚・思考や感情があまりにもスピードアップしてしまうのであれば、スピードを落としましょう。「調整」を聞く回数を減らして、自分の快適なゾーンを見つけて下さい。

 この「脳下垂体の次元調整」は、人類の意識が上昇していく中で、幸運かつ不安定な時期にリリースされます。 この「調整」が、共同創造者としての主権的な意志を取り戻す手助けとなることを期待しています。また、この特定の「調整」は、あなたの未来に向けて、何年にもわたって、変容のツールとして役立つと考えています。

 私たちが提供してきた「次元調整」の中でも、この「調整」は、私たちにとって最も大切なものです。

 この「調整」は、私たちの異次元的な現実である5次元から12次元までの変容エネルギーから生み出され、注入されました。

 この「調整」は、その性質上、繊細かつ強力な進化のエネルギーを持っています。多くの人がこの「調整」を利用して、自分の現実をどのように共同創造しているのかという謎を、より明確に知ることができるでしょう。そして、物理的な現実と微細な現実を隔てるヴェールが剥がれると、あなたは自分自身についての新しいビジョンと、宇宙における自分の位置についての新しい理解に目覚めるでしょう。

ハトホル
2011/09/27

トム・ケニオンによる見解と考察
 この「調整」は、ステレオ・ヘッドフォンでお聴きいただくのが最適です。これは、このオーディオ・レコーディングのステレオ・サウンド・パターンが、微細なエネルギーの複雑な動きの渦を作り出すという事実によるものです。そして、この渦は、あなたが意識を向けた場所で回転します。「調整」をヘッドフォン無しで聴かれる場合は、左右のスピーカーを分離すると、よりステレオ感が増します。

 この「調整」は、車の運転中や注意力が必要な場面では聴かないで下さい。

 私は、ハトホルが言っていた最初の方法とより上級の方法の両方を使って、「調整」に取り組んできました。そして、彼らが言ったように、どちらの方法も非常によく機能します。

 これらの方法は、白蓮の方法についての1つの詳細を除いて、説明は不要です。「白い蓮の花が、静かで無限に広がる水の上に浮かんでいる」ことを想像する時、蓮と水を、自分にとって心地よいと感じる方法で想像します。つまり、これは視覚化の練習ではないのです。もしあなたが心の目で物事を視覚化する傾向があるなら、蓮と水の視覚的な形象を持つかもしれません。しかし、もしあなたが物事を視覚化する傾向がないのであれば、あなたは最も快適な感覚様式で蓮と水を経験するでしょう。

 私はこの「調整」の微細な効力を、個人的に証明することができます。そして、私自身の個人的な経験に基づいて、ハトホルが繰り返し言う、「快適なゾーンを見つけなさい」という言葉に同意します。この小さなサウンド・ピースは、確かに微細エネルギーの浄化を生み出します。

 この「調整」をしばらく使ってみての感想は、間違いなく、脳下垂体に微細エネルギーの動く渦が発生するということです。そしてここから、この微細エネルギーが内分泌系全体に自発的に移動していくのです。

 「調整」は、一般的に、心を落ち着かせ、育み、深く回復させる効果があります。しかし、あまり長い間、聞いていると、浄化作用が生まれます。この場合、私は、ハラハラ、イライラしているように感じます。これは、私が、自分の快適なゾーンから一線を越えたことを示すものです。ハトホルが言うところの「エネルギー的な巣立ち」です。

 この「調整」を聴いていると、異次元の光の活性化した性質に、自分自身を開いているように感じます。また、この活性化のエネルギーは、時々、私の中のものをかき立てることがあると観察しています。このような場合、私はそれを、内的領域の大掃除と考えています。「ほこり」が舞っているからといって、掃除をやめたりはしません。ただ、忍耐強くあろうとするだけです。なぜなら、私の内なる家にはたくさんの部屋があり、その内の多くが掃除を必要としているからです。

 私は、「調整」が深い変容をもたらすことを知りましたし、今もそう思っています。

 また、意識と物質の接点、特に私の意識と私の身体を構成する物質を探求することが、最も魅力的だと感じています。この「調整」には、自己探求と自己発見のための膨大な機会があると感じています。

 この「調整」は、私たちの中にある深みを探求するための、エレガントで絶妙な器だと思います。

 そして、その意味で、私の心のアルゴノート(訳注2:「心の探究者」の意味)の仲間である皆さんが、深くて実りある旅をすることを祈っています。


*脳下垂体の位置の明確化
 ハトホルから脳下垂体のフォーカスポイントを教えてもらった時、鼻筋の後ろ1インチ(2.5cm)くらいが目安だと言われました。

 このポイントに意識を向けて、「脳下垂体の次元調整」を行うと、かなりの効果があることが報告されています。しかし、実際の脳下垂体の位置は、1インチ(2.5cm)よりも後ろにあります。

 脳下垂体の正確な位置は、頭蓋骨の大きさや解剖学的構造の違いにより(2つの脳は全く同じではないため)、人によって異なります。しかし、一般的には、脳下垂体は頭蓋骨の中央、鼻梁の反対側、脳の基底部に位置し、脳幹よりも上にあると言われています。

 成人男性の頭蓋骨は、鼻梁から後頭部までの長さが21〜22cmと計算されています。このメートル法をインチに換算すると、8.66インチになります。

 脳下垂体は頭蓋骨の中央に位置しているので、その位置はおそらく、平均して鼻梁の4.33+/-インチ後方(訳注3:約11センチ)にあると思われます。このことから、ハトホルが、意識を向ける焦点として提案しているよりも、鼻梁から3+/-インチ(訳注4:約7.6センチ)後ろにあることになります。

 彼らに聞いてみると、ほとんどの人が脳下垂体の正確な位置に意識を向けるのは難しく、一種の精神的な負担になるとのことでした。しかし、多くの人は鼻梁から1インチ(訳注5:約2.5センチ)ほど後ろに、焦点を合わせることができるそうです。さらに、脳下垂体のエネルギー領域は、脳下垂体から四方八方に約4インチ(訳注6:約10センチ強)以上広がっていると、彼らは言います。従って、彼らが「脳下垂体の次元調整」の焦点として提案している場所(鼻梁の後ろ1インチあるいは約2.5cm)は、彼らが見ている脳下垂体の「一般的な領域」にあたります。

 1)ハトホルが提案する場所(鼻梁の後ろ1インチあるいは約2.5cm)に意識を向ける、2)実際の脳下垂体の場所に注意を向ける、この両方の方法で、「脳下垂体の次元調整」を聞くことをお勧めします。どちらが自分に合っているか(精神的な負担がないか)を確認してから、その方法で行ってみて下さい。

トム・ケニオン


エネルギー的な浄化のテーマに興味のある方は、以下の記事が参考になるでしょう。
精神と靈の解毒:見解と考察(Psycho-spiritual Detoxification: Thoughts and Observations)

アセンションの概念に慣れていない方は、以下のハトホル・メッセージが参考になるでしょう。
時間軸を飛び越えるアート(The Art of Jumping Time Lines) 2010/08/03

コメント

 どのサウンド・メディテーションにも言えることですが、初めて聞いた時に劇的な体験をする人もいれば、最初の数回は特に何も感じることなく、しばらくしてから何らかの体験をする人もいます。

 私がこれを初めて聞いたのは昨年です。また二番目の方法は、最初、なかなかうまくいきませんでした。というのも、きちんと文章を理解しておらず、視覚化のワークだと誤読していたのです。

 しかし、トムが指摘しているように、これは視覚化のワークではありません。仮に白蓮の形象が浮かばなくても心配は要りません。脳下垂体の大体の位置に白蓮があると思うだけでも、おそらく上手くいくでしょう。

 ハトホルやトムの多くのワーク、特にサウンド・メディテーションでは、「正しくあろうとしない」ことが大事です。

 つまり、自分に緊張をもたらすことは極力やらないことです。

 楽しんで、焦らずに取り組むことです。

 約5分間の視聴で、思ったような効果を体験できなかったとしても、過度の浄化反応が出ないように、視聴時間は徐々に増やすようにして下さい。

 ご自身で効果を意識できなくとも、高次元のエネルギーが内分泌腺に放出されているので、心身には何らかの影響がもたらされています。

 プロセスを信頼して、無理せず、取り組むことが大事と思われます。

※なお、この音楽は、運転中や複雑な機械を扱う作業中には聴かないでください。操作を誤る可能性があります。瞑想や静かなワーク、あるいは、リラックスのためにお聞きください。

※瞑想音源は、個人使用に限り、無料で使用できます(トムの公式サイトの「リスニングセクション」注意書きより)。


以前の翻訳記事はこちらをご覧下さい。


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jacob_truth369
( ´∀`)サポート本当にありがとうございます!!😭😭😭🥰🥰🥰 (  ・ ∀ ・)ご恩返しするためにも、今後も一生懸命頑張ります!!😊😊😊