【ブックレビュー】金の角持つ子どもたち
「金の角持つ子どもたち」。読みやすくて面白かったので一晩で一気に読んでしまいました。中学受験のために勉強している子どもと、それをとりまく家族や友達、塾講師を描いています。
最初は小6と小1になる子どもをもつお母さんの語りで進行しますが、第2章はその子ども自身、第3章は子どもが通う塾の講師へと語り手が変わります。それぞれに共感できて、またその他の登場人物もそれぞれに納得のいくバックグラウンドがあって魅力的です。
ここでは、中心となっている「中学受験」について私の現時点での考