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【間違えたら悲惨】商品開発は誰と組むかが重要

▼1話目は以下からお読み頂けます(本記事は7話目です)

前回:商品・サービスを本決定

自分が作りたいものを作って、世の中に受け入れられるなんてことは、本当にレアケース。

ニッチな商圏で商品・サービスを買ってもらうためには、自分がターゲットしている方々にとって、以下の観点が重要です。

・お客様の悩みを解決できる商品
・何かしらの感情を揺さぶる商品
・自身を応援してくれる状態にあること

なので、一部の天才じゃない限りは商品開発は、マーケットインがおすすです。

※マーケットインについては第6話で細かく解説しています

ちなみに、サイダー製作の流れは、以下のとおりです。

サイダー製作の流れ

・第1フェーズ:モノが売れる下地作り
・第2フェーズ:さまざまな調査
・第3フェーズ:商品・サービスの決定
・第4フェーズ:体制構築、販売経路の確立
↑今回の章はここ
・第5フェーズ:商品パッケージの決定
・第6フェーズ:集客導線(SNSでの発信)
・第7フェーズ:サンプル商品の完成
・第8フェーズ:商品完成、正式販売

第4フェーズ:体制構築、販売経路の確立

まず、販売経路ですが、最初から以下2つを考えていました。

・ネットストアでの販売
・ヨロン島内にある実店舗での販売

また、第2フェーズで、地サイダーを取り扱っている他社の販売経路を調べた結果は以下です。(再掲)

■オフライン販売
・スーパーマーケット
・個人店:小規模店舗
・観光スポット
・飲食店、カフェ
・交通機関(駅、空港、高速道路)

■オンライン販売
・ECショップ:自社サイト、STORES
・ECモール:Amazon、楽天

私が作ったヨロンブルーサイダーのコンセプトは「自宅でヨロン島の海を思い出し、心が癒されるサイダー」。

自宅で買ってもらう手段として、ネットでのオンライン販売は必須でした。

結論としては、STORESを選択しまして、現在もヨロンブルーサイダーはSTORESで絶賛販売中です。

STORESになった理由は後述します。

体制構築(パートナー同級生ヒロキのお話)

同級生のヒロキ

今後の展開に関連する大事な話なので、ちょっと昔話をさせてください。

私には30年以上も付き合いのあるヨロン島在住の同級生がいます。

名前はヒロキといいまして、人間性が抜群に良く、誰からも好かれる存在です。

そんなヒロキと私は、時を同じくして東京に上京することに。

私は当時、東京23区内の板橋区というところに住んでいて、ヒロキは町田という場所に住んでいました。

ヒロキとはしょっちゅう町田で遊びましたし、ちょいちょい家にも泊めてもらった記憶があります。

そんなヒロキですが、先にヨロン島に戻ることになりました。

属にいうUターンというやつです。

それからも私とヒロキの関係は続いていきました。

ヒロキと事業を行うきっかけ

ヨロンブルーサイダーのコンセプトを思いつき、商品化に向けて動いている中「ヒロキと一緒に何か楽しいことをしたい」という気持ちが芽生えてきました。

30年以上も仲良く繋がっていて、気心知れた間からの友人と地元のヨロン島を盛り上げられるかもしれない、それはとんでもない喜びにつながると確信がありました。

思いついたら即行動です。

ヒロキにヨロンブルーサイダーの構想や、ヨロン島ファンに対する私の思いを伝えました。

ヒロキは私の話を聞いてくれたあと、めちゃ大絶賛してのが、本当に嬉しかったですね。

結果、ヨロンブルーサイダーは、私とヒロキの2名体制で、準備を進めて行くことになりました。

誰と事業を行うかは人それぞれ

今回私はヒロキと組みましたが、スモールビジネスでしたら、私と同じように友人、フリーランス仲間、家族といった身近で信頼できる人と組むことがあると思います。

人によっては、近い間柄だからこそ、ビジネスとは切り分けたいという話も聞きますし、もちろんその考え方も否定はしません。

ただ、私にはこの時点で人脈も無ければ、ヒロキほど信頼できる人がいませんでした。

ヨロンブルーサイダーが販売された今でもヒロキと毎日のように、LINEでワイワイやり取りをしながら、今後の拡販や今の課題についてコミュニケーションを取っています。

ヒロキと組む以外の選択肢がなかったのは、ある意味ラッキーだったかもしれません。

何も悩む必要がなかったから。

ヒロキと私の役割分担

体制は決まりました。

ですが「誰が何をするか」はまだ決まっていなかったので、私とヒロキの役割分担を決めることにしました。

以下が決定事項です。

■私
①ヨロンブルーサイダーの商品責任
→コンセプト決め
→ラベルデザイン作成
→製造メーカー選定
→製造メーカーとの折衝
②SNSを使っての集客
→投稿作成
→ライブコマース(インスタライブ)
③お客様の問い合わせ対応
→SNS経由での質問対応
④島外の販路開拓(島外)
→営業先の事業者さまの選定
→メール、電話でのアポ
→質疑応答
⑤その他
→新たな施策検討

■ヒロキ
①ヨロンブルーサイダーの配達
→21の事業者対応(9月末時点)
→島内の事業者へのフォロー
②お客様対応
→リアル店舗での営業対応
※ヒロキの実家はお土産屋で販売
③事務対応
→製造メーカーとの折衝

2人の得意分野、スキル、住んでいるところが違うので、お互いの足りない部分をうまく補完することを最優先に考えました。

私はヨロン島在住ではないため、リモートでも対応できる業務を担当しています。

一方ヒロキは、ヨロン島在住で、実家がお土産屋さんということもあり、オフライン販売の部分をメインに担当してくれているのがありがたい。

ヒロキの実家サンコーラルで販売中

販売経路:ネットストア(オンライン販売)

本当はネットストアを色々検討して決めたかったのですが、ヒロキが「南国農業人ストア」というネットストアをSTORESでオープンしていました。

だったら、STORESで販売しちゃおう!という流れになったのですが、サービスの比較が好きな私は「STORES」「BASE」「Shopify」の月額維持費用、手数料、決済手段等の観点を元に調べました。

結果として、STORESで間違いなかったとは思っています。

とはいえ、日進月歩の世界ですから、今後違うプラットフォームに乗り換える可能性は否定できません。

>>南国農業人ストア(ヨロンブルーサイダー販売中)

販売経路:島内の事業者オフライン販売

ヨロン島内の焼肉屋さんでも取扱い中

ありがたいことに2024年9月末時点で、ヨロンブルーサイダーは21事業者の皆さんに取り扱っていただいています。

・ヨロン島内:16事業者
・鹿児島市内:2事業者
・東京:2事業者

ほとんどの事業者さんが「取り扱いたい」と言ってくれたんです!

自分で言うのもなんですが、営業をかけずに、取り引き事業者さんが増えるって、めちゃすごくないですか?

実際に、いくつかの事業者さんに取り扱ってくれた理由を聞いたのですが、様々でした。

・わたしとヒロキを応援したい
・純粋にサイダーが美味しかった
・ふつうに売れると思ったから
・島を盛り上げる活動に共感した

これからも感謝の気持ちを忘れずに、事業者さんと向き合って、ヨロンブルーサイダーを継続していきます。

以上が、ヨロンブルーサイダー事業の体制構築・販売経路までの流れです。

次のnoteでは「商品パッケージの決定」をお届けします。

商品パッケージのデザインが一番大変でしたね…。

詳細はまた次回...。



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