【集客の極意】人を夢中にする施策①(集客導線を解説)
▼1話目は以下からお読み頂けます(本記事は11話目です)
前回:ラベルを完成させた
商品の第一印象は、残念ながら味ではなく見た目・顔、つまりラベルです。
そのラベルが魅力的でなければ、手に取ってもらえません。
そんな商品の顔であるラベルを完成させたわけですが、以下のような手順で製作しました。
ラベルデザインの手順
ラベルの詳細は前編・後編の2部構成で、詳細に解説していますので、ぜひお読みくださいませ。
ちなみにサイダー作りの全体的な流れは、以下のとおりです。
サイダー製作の流れ
第6フェーズ:集客導線(SNSでの発信)
「商品を作っても売れない」
こんな結果にならないよう、商品を販売する前から集客することにしました。
具体的には「順番待ち状態」を作ることが目的です。
結果として、初月で668本が売れました。
そんな多くもないじゃん!
って思ったそこのあなた。
大企業でもない一般人が、相場よりも3倍以上値段が高いサイダーを668本も売るって、相当なことです。(自分で言っちゃうスタイル)
本章では、わたしが行った集客のすべてを紹介しますので、最後までお読みください前。
集客動線とは
まず、タイトルにも記載した集客動線について説明します。
集客動線とは「見込み顧客が、サービスや商品に興味を持ち、最終的に購入・利用に至るまでの一連のプロセス」を指します。
このフローを最適化することで、より効果的に集客を成功させることが可能です。
以下に、集客動線の主要な項目を列挙し、それぞれについて詳しく説明します。
全ての項目を対応する必要はありませんが、まずは全体像をとらえることが重要です。
1.認知段階
見込み顧客が、まだ自社のサービスや商品を知らない状態から、その存在を初めて認識する段階。
■主な活動
「認知段階」フェーズは、誰に届けたいのかを明確にし、どんなブランドとして認識されたいのか、一貫したメッセージを発信します。
2.興味関心段階
見込み顧客が、自社のサービスや商品に興味を持ち始めた段階。
■主な活動
このフェーズでは「自社のサービスや商品が優れているのか」明確な価値を提示します。
見込み顧客はこの段階で、まだ疑問や不安があるため、事業者側から事前に答えることが重要です。
結果、見込み顧客は「分かってるじゃん!うんうん、そうそう!」と納得し、安心して次の段階に進んでくれます。
3.比較検討段階
見込み顧客が、自社を含む複数の選択肢を比較検討している段階。
■主な活動
「比較検討段階」は、競合他社にはない、自社独自の強みを明確に打ち出すフェーズです。
商品・サービスを開発する前に、見込み顧客のニーズは調査・考察して、深く理解している状態であることが必要条件。
次に見込み顧客にどのような情報を提供したら良いのか、どういうアプローチをしたら良いのかを考え抜き、購入を後押しするような施策を行った結果、購入につながります。
4.購入・利用段階
見込み顧客が、自社のサービスや商品を購入・利用する段階。
■主な活動
「購入・利用段階」の重要なポイントは「オンライン販売の購入しやすさ」です。
オンラインでの購入時、少しでも戸惑ったり、困ったりすると、離脱されるリスクが一気に高まります。
自身が定めているゴールから逆算して、きちんと比較検討しなければいけませんが、オンラインストアを自社で用意するよりも、普段から顧客が使い慣れているオンラインストア(プラットホーム)を利用する方がスムーズに購入にしてもらえます。
※手数料の高さ、メンテナンスなど、いろいろな検討事項はあります
あわせて、 顧客が安心して購入・利用できるよう、販売側から信頼できる情報を提示し続けてください。
その結果、購入前・購入後の顧客満足度が高まり、リピーターやファンが育つサイクルが生まれます。
5.顧客化段階
購入・利用した顧客を、長期的な顧客、リピーター、ファンへと育成する段階。
■主な活動
「顧客化段階」は、顧客との信頼関係を築き、長期的な関係を維持することが最終的な目標。
もちろん、短期的な目標としては「購入」「売上の確保」ですが、そこだけに捕らわれると、持続的な売上は見込めません。
顧客の意見や要望に耳を傾け、顧客エンゲージメントを高めるべく、積極的にコミュニケーションを図ります。
結果、顧客に自身のファンになってもらい、口コミを広げてもらうことで、さらなる集客につなげる。
この一連の流れが目標とする理想の「顧客化」です。
集客導線のまとめ
本章では、集客動線の流れと私が行っている事例を紹介しました。
以下手順に基づき、集客導線を設計し、実行していくことで、集客効果を最大化させます。
私の経験上、実施していく中で、取捨選択する部分も出てくるため、都度柔軟な対応を行うスピード感が必要です。
難しく考える必要はなく、まずは設計した集客動線に対して、一つ一つ丁寧に対応していくことを行いましょう。
次回は「SNS(インスタグラム)を利用したマーケティング施策」について解説します。