【特産品をつくる】観光地に行かず、盛り上げる方法
過去になりつつあるコロナ
コロナが少しずつ収束してきた2022年。
今では懐かしい響きですが2022年でも「三密」を避け、日々の生活を送っている人が大半だったように感じます。
私の生まれ故郷であるヨロン島は、2020年7月末にクラスターが発生し、ヨロン島の自治体である与論町が来島自粛宣言を発令しました。
それから2年経った2022年。
まだ「コロナ対策」という名のストッパーが与論ファンおよび私のフォロワーさんの心を苦しめているように見えていました。
島に来ないでください、島に来てください
私はSNSとブログを使ってヨロン島の観光情報を世の中に発信している情報発信者。
自治体から認定されたヨロン島の観光大使でもあり、SNSマーケターとして活動をしています。
コロナ期間中は本当に観光発信の内容が難しかった..。
島民の中でも観光客の皆さんに対する感情は、真っ二つ。
私の考えは後者でした。
観光こそがヨロン島の生きる道、世の中に大きな価値が提供できる資産だと今でも思っています。
色々な批判はありましたが、いつか完全にコロナが収束することを確信しつつ、観光の火を消してはなるものかと日々発信活動を行いました。
観光大使としての使命もありましたし。
「何か」を作ろうとしたきっかけ
フォロワーさんから「ヨロン島に行きたいんですけど、コロナが気になって当分行くの止めます」といった類のDMやコメントがチラホラ入ってくるようになったんです。
コレ、どちらも得しない状態が長い間続いていました...。
そんな中「どうしたらヨロン島に来れない方にも、自宅でヨロン島を感じてもらえるか」を考えるようになりました。
もちろん、SNSやブログでヨロン島の写真や動画、最新の情報を発信することは観光大使として当たり前。
それ以外の何か「モノ」としてサポートできないか、そんなことを漠然と考えながら、日々を過ごしていました。
一番人気は「ヨロンブルー」
ヨロン島の海は、非常にきれいなため、海好きの中では知られている存在。
ただ、ヨロン島は沖縄県ではなく鹿児島県のため、有名ではなく知る人ぞ知る島という印象です。
そんなヨロン島好きの方を魅了してやまない海は、昔から「ヨロンブルー」と呼ばれており、頭脳の処理が追いつかないほど「非日常の色」をしています。
なんかひらめいた瞬間でした。
しかも、ヨロン島にはヨロンブルーにちなんだグッズやお土産が一つもなかったんです。(なんで!?)
※ちなみにヨロン島で一番有名なお土産は薬草のモリンガを練り込んだ「モリンガ麺」
一気にイメージが湧き出てきました。
すぐにGoogleで「青い お土産」と検索した結果、以下のようなお土産がヒットしたんです。
そういえば!
以前、友だちから、青い色の付いたサイダーのお土産をもらったことを思い出しました。
青いプリンやゼリーもきれいだけど、青いサイダーの方が海と同じ液体だし、ヨロンブルーを直接的にイメージできます。
結果、青いサイダーを作る運びとなりました。
※青いビールは私がビールを飲めないため秒で却下
ただ...、私は飲料メーカーにも勤めていたこともないですし、食品開発なんてしたことは一度もありません。
でも、ご当地サイダー世の中にたくさんある。
「他の素人(失礼)が作れるんだったら、素人の俺も作れるんじゃね?」と簡単に考えて、この日はパソコンを閉じました。
コンセプト、商品名決定
青いサイダーは、コロナで来島をためらっているフォロワーさん・与論ファンのご自宅に届けることを目的とした商品。
コンセプトは「自宅でヨロンブルーを楽しめるサイダー」にしました。
商品名はいったん「ヨロンブルーサイダー(仮)」にしましたが、結局より良い商品名が思いつかなかったことで、ふわっとヨロンブルーサイダーに決まりました苦笑
あともう一つ事前に決めたことは「全て自分で完結させる」です。
飲料開発のプロに頼むのではなく、全部自分でこだわってやり切ることを決めました。
それはサイダー本体の商品開発もそうですし、原材料の検討、サイダーのラベルのデザイン、販売経路開拓、諸々全てです。
まずは、商品開発におけるタスクを洗い出すことにしました。
それはまた次回...。
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