介護地獄から脱出するための7つのステップその4「入院30日経過時点の面談に臨む」

誰でもできる介護地獄から脱出するための7つのステップ…。           ステップ4です。

入院から概ね一か月が経過すると、ご家族に本人の院内での様子をフィードバックするための面談がセットされます。実際は、施設探しの進捗をチェックされると思ってください。

ここで、あなたは、仕事の合間を縫って必死に探しているものの、なかなか条件に合うところがなくて困っている。特に、こんなに費用が嵩むものだとは思っていなかったのでビックリしている……的なムードを醸し出すようにしてください。

相手は、「どのあたりでお探しですか?」とか、「失礼ですが、ご予算的にはどれくらいを想定していらっしゃいますか?」などと訊いてくる可能性が高いです。そのときは、「なるだけ住み慣れた地域に近いところで」・「月額20万円は超えないのが理想」と答えます。

つまり、現実的にあり得ない話をあえてするということです。都会になればなるほど、公的施設を除くと、月額20万円で暮らせるような物件はないのです。公的施設とは言っても、もっとも安価な特養は「待機期間3年以上」とか喧伝されていますからね。まぁ、ふつうに考えたら出口が見つからない。それが現在の高齢者福祉のインフラなのです。

さて、面談のさいごはこう結びます。

「なんとか、入院60日を目途に、もっと範囲を広げて、週末に田舎のほうとかも見学に行ってみるつもりです。また、適宜ご報告させていただきます」

こころから申し訳なさそうに言ってください。そして、いつもよくしてくれている職員の方々に対するお礼も忘れないようにしてください。

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