人生最大の失恋(危機)について。②
お別れを告げられた日から約2週間後には2人で行くはずだった旅行が計画されていましたが、泣く泣くホテルなどをキャンセルしました。2人で計画をしていた頃を思い出しては何とも言えない気持ちに襲われ、更にその気持ちに行き場はなく苦しい戦いが始まりました。
それからすぐ旅行の予定もなくなった4週間に渡る有給休暇に入りました。
とにかく、1人でどこに行く気にもなれず予定も無く闇雲に日本に一時帰国をし親に会いに行きました。
親に状況を説明していたら突然涙が出てしまい、人生初めて親の前で失恋で涙を流しました。あまり親とは恋愛などの話はしないのですが、もう既に胸がいっぱい過ぎて抱えきれなくなっていたのだろうと思う。
しかし…
お母さんの放った言葉に傷付いた心に更にナイフを刺されたのだった。
お母さん
『ただ、お互いに合わなかっただけでしょ。終わったんだからもう考えてもしょうがない。相手の事、何でもかんでも信用し過ぎちゃったんだよ』
そんな事、僕が一番痛い程分かってます。
精神崩壊寸前の自分にはその様な言葉が一番傷付きました。
それから食欲も無くなり、唯一ずっと続けているジムでの筋トレも出来なくなり、2週間程、実家で引きこもり状態になりました。
食欲が無くなったせいで3週間で体重は7kgも減りました。
別れの原因も分からず、『たられば』を頭の中で繰り返す様になりそれが徐々に頭の中を支配していき、そしてその『たられば』から自分が別れの原因を作ったのではないかと言う自分責めを始め、とにかく自分を責め立てたと
同時に、自分の脳と心(胸あたり)と体が違う動きをしてる事に気付き、その瞬間、自分が箱の中に閉じ込められている様な感覚になり、更に気分転換を兼ねて近所のショッピングモールで洋服を買おうとしてた時に、何かが引き金になりパニック症を起こした時、
『自分壊れた』
と思った。
この胸の痛み(本当に胸あたり重く痛かった)を何とかしようと、ネットで失恋の対処法を読み漁ってはみたものの
時間が経てば癒える
趣味を見つけてそれに打ち込む
友人と過ごす
あの時の自分には何の役にも立たず藁をも掴む思いで、何とか友達(同僚)に話を聞いてもらったりしていたけど、その友達もさすがに僕の様子がおかしくなってる事に気付き、専門機関で話を聞いてもらった方が良いのでは?とアドバイスを受けました。幸い、僕の働く会社ではメンタルヘルスケア制度が充実しており専門機関に無料で案内をしてもらえると言うとても素晴らしい制度があり、そこに連絡を取りサイコロジストによるカウンセリングが始まりました。
最初はまさか自分がサイコロジストに会って話を聞いてもらうと言う事になるとは人生の中で思ってもいなかったけど、僕が住むこの国ではごく普通の事らしく、更にこの鬱の様な症状を回復させたい、後に残したくないと言う気持ちから前向きにカウンセリングを受ける事にしました。
やはりサイコロジストはプロですね。話してる内容に真剣に耳を傾け、メモを取りながら一生懸命、話を聞いてくれました。自分の中で、
『たかが失恋で』
って思われるのかと思っていましたが、理解してもらえるという安心感はありました。
続く…