ワクチンと言う国防

先日来、SNS等で散見するものがある。それは、ワクチン接種についての記事だ。

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日刊ゲンダイによる記事である。

センセーショナルな記事である。しかし、この記事を丸呑みにする人がいる。『接種後死亡』と言う見出しは確かにゾッとする。

見出しけ見ればショッキングではあるが、よくよく考えなければならない。因果関係は全く示されていない。つまり水を飲んだ後に死亡と同じ発想である。水を飲んだ後に死ぬ人もいる。ジョギング後、風呂上がり、食事後に死ぬ人もいる。それと同じ程度の発想で、接種後死亡する人は必ず存在する。

実は不思議な事がある。私の周りにも例えば朝日新聞や毎日新聞、東京新聞。そしてこの日刊ゲンダイに対しても記事を毎度疑問視している人がいる。

いわゆる保守派と言われる人の中に特に多い。しかしその様な方々からこの記事を示され、ワクチンについて『反対』と言う意見をみる。

私からすれば『あの日刊ヒュンダイ』とまで揶揄し、反日新聞として認知する新聞記事を信用するのか?と、感じる。

例えば、ツイッターやフェイスブックの様なSNSにしても言論統制とも言える独自の検閲により、アイヌ記事などをアップすればすぐさま削除されてしまう。

その様な反日メディアの記事を信用するのだろうか?私には考えられない。SNS等で上げられる『ワクチンによる副反応』と言われる記事や写真は、よくよく調べ精査すればその殆どがデマや嘘の類いである。

例えばmRNAワクチンとウィルスヴェクターワクチンとの区別もついていない。この程度の違いは調べれば直ぐにわかる。つい先日もSNS上に写真がアップされており、まるで皮膚炎になった様な写真であったがmRNAワクチンで、その様な副反応がでる事は考え難い。更にそのevidenceについては全く示されず、調べてみたが根拠がなかった。

mRNAワクチンについては別の記事にて説明しているので宜しければ一読頂きたい。

ウィルスヴェクターワクチンについて少し話して置きたい。

アストラゼネカ、ジョンソン&ジョンソン、ロシアのスプートニクなどがそれらに当たる。

このワクチンはアデノウィルスと言うウィルスを使うことから「アデノウィルスヴェクターワクチン』と呼ばれる。

アデノウィルスとは風邪などのウィルスで、通常よくあるウィルスであり、例えば下痢を引き起こすウィルスもアデノウィルスである。

このアデノウィルスを体に入れても複製出来ない様に弱毒化させて害が少なくなる様にして使う。アデノウィルスはDNAウィルスである。コロナウィルスは RNAウィルスである。

先ずコロナウィルスのRNAをDNAに置換する、その置換したDNAをアデノウィルスに組み込むのだ。そしてアデノウィルスを人間に感染させるのだ。アデノウィルスに置換されたコロナウィルス RNAスパイクDNAは人間の細胞核に取り込まれ、mRNAに転換される。mRNAワクチンより二段階程複雑な行程を辿るのだ。

つまりアデノウィルスをヴェクター(運び屋)として使い、体内でコロナウィルスのスパイクタンパク質を作り抗体を作るのだ。

このワクチンの利点はDNAを使用するので非常に安定している事だ。DNAは安定しているので体内では、情報の保存に向いている。 RNAは不安定な為体内では、情報の伝達に使われている。その為、保存が容易になり室温か冷蔵庫ていどで保存ができる。

しかし重大な問題がある。それは血栓症が起こる事だ。この為使用中止や年齢制限を設けて使用している。ちなみ我が国ではこのアデノウィルスヴェクターワクチンは使用しない。

何故この様なことが起こるのかと言えば、このワクチンはDNAワクチンの為、DNAの遊離、つまり結合が切れるのである。これ事態は起きうる事であるが、この遊離したDNAはマイナスの電荷を帯びている。体内には『血小板第4因子』と言うタンパク質がある。これはプラスの電荷を帯びておる。この『−』の電荷を帯びたDNAと『+』の電荷を帯びたタンパク質が結合してしまうのだ。そこでウィルスのDNAは異物である為に抗体が出来てしまう。この抗体自体が異常であるために抗体が血小板を活性化してしまうのだ。

元々がDNAを用いているので、非常に安定しておりなかなか分解できない。そこで異常な抗体の発生による血小板の活性化が起こり血栓症を引き起こすのだ。血小板は血液を凝固さて出血などを止める役割を持つ、これが血管内で起こるのだ。

世に流布されるmRNAワクチンに対するデマは、ここに起因していると考えられる。アデノウィルスヴェクターワクチンはDNAワクチン、mRNAワクチンは RNAワクチンで別のものである。

よく散見する『DNAの異常』により不妊になる、将来的に不安であると言う話しはこれが原因だと思われる。確かにアデノウィルスヴェクターワクチンはDNAワクチンで人間の細胞核内に取り込まれる為に影響を懸念する事は考えられるし、現実に血栓症を起こしている。その為、世界に使用を中止している。そして我が国でも使用しない。

mRNAワクチンはそのステップが違うわけであるから、ここをしっかりと理解しなければならない。

従来より『防疫は国防である』と主張してきたが、このウィルスとワクチンを理解することも防疫であり安全保障なのである。

『これ戦争してるのと同じだよ。
戦争だから犠牲も出る。
ここでやっとやられっぱなしだった現況に
ワクチンと言う武器もできた。
集団免疫をいち早く獲得するしかこの戦争を終わらせることはできない。
 戦争だから刀折れ矢尽きる人も居るかも知らん。
将来この国の主人公になるべき子供には
まだワクチンは打てない。
じゃ ウチら大人がワクチンを摂取して
集団免疫獲得するしかない。
国ために戦った英霊がーだの
自称保守を語りながら、いざ 戦になったら
自分は怖いからやりません
ワクチン打ちたい奴だけ勝手に打て
犠牲になってまでワクチン打たない
愛国がー 国のために斃れた英霊がー
とか言うなよ。』

私の友人の言葉である。

そう!これは正に国難で戦である。我々はワクチンと言う武器を得た。そして武器を使い戦う時である。

米国では大規模なハッキングにより、石油パイプラインがストップし供給が止まった。日にち毎日ハッカーによる身代金型ハッキングを受けている。その石油会社は日本円で数十億円の身代金を払ったと言われている。

日本企業も同様の手口でハッキング被害に会い、データやシステムを人質に身代金型ハッキングの被害を受け、そのうち数社は身代金を支払っている。例えば三菱や日立、IHIや東芝、川崎など防衛関連企業は常に狙われている。

このコロナ禍で、例えば上水システムをハッキングされ水が供給出来なくなれば?

発電システムがハッキングされ電力供給が止まったら?

それは未曾有の大災害を生む事になる。

防疫を安全保障、つまり国防と考えるならば、日刊ゲンダイなどの反日メディアがこぞって根拠のない不安を煽っている事は容易に理解できようと言うのだ。

普段はその様なメディアを批判しながら、evidenceもない、デマ嘘記事を頭から信用すると言う行為が如何なるものか。

それらを以ってオリンピック開催中止や、変異ウィルスへの不安を煽ることがいかに危険であるか?

戦う術を得ながら、根拠のない嘘やデマに生殺与奪の権利を委ねるのか?

私には『敵前逃亡』にしか見えない。

人の命の重さを考えるなら、むしろこれらデマ、嘘、捏造に乗る事は危険極まりない。

真っ直ぐ真ん中から事実を見つめ、覇道や火道など取らず『王道』を行くべきである。

無知蒙昧にデマを信じれば、より不必要な死人を出すことになる。

その死人は、あなたの大切な人かもしれない。そしてあなた自身かもしれない。

よく考えて頂きたいものだ。





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