タンパク質摂ってても炭水化物摂ってないとテストステロンは下がってしまうというメタ分析
筋トレ界隈では「炭水化物とタンパク質をセットで摂るべし」というのが常識ですが、今回紹介する論文とも整合性が取れておりその教えは正しいのかもしれないです。
今回の論文はこちらです。
低炭水化物食と高炭水化物食が男性のコルチゾール(ストレスホルモン)とテストステロン(男性ホルモン)に及ぼす影響に関して分析した論文です。
27件の研究をメタ分析しており、参加者は合計309人の成人男性です。
そもそもコルチゾールは、筋肉を減らして内臓脂肪を増やしたり、
テストステロンを減少させたりする作用があります。
そして低炭水化物食と高炭水化物食では、20分以上の運動後、運動後のコルチゾールが非常に高くなりました。
つまり極端なバランスの食事を摂っているとせっかく運動してもストレスの影響でデメリットが非常に大きいということです。
そして中タンパク質かつ低炭水化物食は安静時総テストステロンに一貫した効果を示しませんでしたが、高タンパク質かつ低炭水化物食は安静時および運動後の総テストステロンを大きく減少させました。
結論として低炭水化物食における最初の3週間は、安静時および運動後のコルチゾールが増加します。その後、安静時コルチゾールは元に戻るようですが、運動後コルチゾールは上昇したままです。
そして高タンパクかつ低炭水化物食は安静時総テストステロンの大幅な減少を引き起こすようです。
まとめると上記のような食事ではコルチゾールを多く分泌させるリスクがあり、そのコルチゾールの影響を受けてテストステロンが減少してしまうらしいです。
そしてテストステロンの減少は多くのデメリットをもたらします。
例として
活力が衰える
うつ病にかかりやすくなる
慢性疲労が起きる
体脂肪が増えやすくなる
などです。
低炭水化物ダイエットには多くのデメリットがあり高タンパク質な食事を摂取していてもそのメリットは失われてしまいます。
従って炭水化物とタンパク質を合わせて摂取することが重要でしょう。
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