「科学を伝える」を考える
こんにちは、JAAS広報・アウトリーチWGの菊池結貴子です。
このWGには、科学の広報やアウトリーチに関心がある人が集まっています。文章や映像、音声、音楽…、いろいろな方法で「科学を伝える」活動をしているメンバーたちです。
今日の投稿では、そんなWGメンバーで続けているイベントを紹介します。
価値観の違いを語り合う
名前は「『科学を伝える』よもやま話」。この投稿の題にもある言葉ですね。
このイベントでは、いろいろな方法でアウトリーチをしている人たちとJAASメンバーが対談し、それぞれの立場で考えることをざっくばらんに話しています。
JAASでは、このように、立場の違う科学関係者がフラットに話せるのが1つの特色です。科学とメディアに関しては、メディア取材に対して良くも悪くも(主に悪く?)思うところのある方は多いはず。一方、メディアの側にも方法論や考えがあります。そういった価値観の違いも、JAASであればざっくばらんに話すことができて、そうすれば少しずつでも分かり合えるのではないかと思って開いたイベントでした。
「イベントモンスター」がつなぐバトン
そして、JAASにはもう1つ、大きな特徴があります。イベント開催の活性が非常に高いことです。一部では、JAASを「イベントモンスター」と呼ぶ人もいるとか。
その発想には同意します。
実は上記の「『科学を伝える』よもやま話」、2022年8月の開催は試運転でしたが、既にシリーズ化されています。試運転含め4回が開催されていて、近く5回目の開催も企画されています。
第3回については、同じWGの佐伯恵太さんがJAASブログで開催報告をしてくれています。この回のテーマはなんと「昆布」。昆布を生産したり、研究したりしている皆さまと、昆布で遊び、昆布作りの職人芸を堪能し──そんな楽しいイベントがあったようで、その内容を振り返ったのがこの回の「よもやま話」でした。
https://jaas.science/2022/11/22/kelp_day/
初回とはまた方向性が違うように見えますね。担当者の「伝える」手段も違います。菊池はペンで語る記者で、佐伯さんはテレビやYouTube、リアルイベントなど幅広く活動しているサイエンスコミュニケーター。ですが、「科学を伝える」について考えている点は同じです。
違うフィールドでアウトリーチを手掛けている人が一緒に活動しているのがこのWGです。そして、皆さん活気があります。これからも多方向に活動を続けていくつもりです。新規メンバーも歓迎しておりますので、何か一緒にできそうな方はぜひご連絡ください。