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アマチュア無銭家、アンテナとバイクが好きです。記事の大元は破壊学事始(http://zao.jp/)にあります。「電気的地球科学」をkindleで公開中。https://www.amazon.co.jp/dp/B077LF5BB8 引用は出典を明記願います。

最近の記事

現代物理学に潜む5つの間違い

現代社会は科学が発達してきたからこそ成立している高度な文明と考えている人が多いと思います。身の回りにはスマホ、液晶テレビ、パソコンなどの電子機器があふれて、宇宙には人工衛星が飛び回っています。これらはすべて科学の進歩が目に見える形になった結果です。 しかし、電子機器を生み出した半導体は熱力学から派生した統計力学の成果です。19世紀の知識なのです。GPSは相対性理論が使われているとされますが、実際に開発した技術者は現地で誤差を合わせたと証言しています。相対性理論は使われていませ

    • 太陽が電気で輝いている10の理由

      一般に太陽は集積された水素ガスが重力で圧縮され、中心部で核融合が起きて輝いているとされます。しかし、いくつかの観測事実を積み上げていくと、太陽は核融合ではなく、星間物質が流れ込んで生じる電流で輝いていることがわかります。今回は太陽が電気で輝いている10の理由を説明していきます。 ちなみに太陽が核融合で輝いていると最初に指摘したのは、20世紀前半天文学者のエディントンでした。エディントンはアインシュタインの特殊相対性理論を裏付ける太陽による恒星の光が屈折することを観測したことで

      • 質量は電磁気力から生まれる

        物理学の主流である標準理論では質量を生んでいるのはヒッグス粒子であると説明しています。素粒子が力を生む?これだけでも不思議なことですが、なぜかヒッグス粒子は見つかっているらしいのです。 ヒッグス粒子は非常にエネルギーの高い粒子で加速器を使い、陽子と陽子を高速で衝突させることで現れるといいます。陽子はプラスの電荷を持つので陽子同士を衝突させるには、強力な磁場で陽子を加速してやる必要があります。陽子が衝突すると無数の素粒子が現れます。ヒッグス粒子のエネルギーはあらかじめ予想され

        • 永久磁石はなぜ磁力を生んでいるのか?

          磁石はなぜ磁力を生んでいるのでしょう? 電磁石のように巻いたコイルに電流を流すと磁石になるものもありますが、身近にある磁石は電池もなしで、鉄を引き付ける力を持ちます。何もエネルギーを使わないで磁力を放射する永久磁石はフリーエネルギーなのでしょうか?磁石の仕組みを説明しながら、永久磁石の磁力の謎を解説していきます。 磁石は周囲に磁場を作ります。磁場といえば磁石の周りに鉄粉や砂鉄を撒いたときに出来るパターンを思い描くでしょう。しかし、この模様は磁場とは少し異なります。鉄粉は磁場

        現代物理学に潜む5つの間違い

          科学史から見た量子力学の間違いー短縮版

          量子という概念が発明されたのは熱力学による空洞放射からでした。19世紀は熱力学の時代でとくに製鉄業において溶鉱炉の内部の温度を推定する必要に迫られていました。炉内の温度の推定で出てきた式が、e=nhv です。hはプランク定数、vは波長、nは整数です。なんと温度はnに比例する、つまりとびとびの値をとることが数式で表されたのです。それまで自然は連続した値をとると考えられていたので、この空洞放射をよく現す数式は科学者を驚かせました。 20世紀になると原子の研究が進んできました。ア

          科学史から見た量子力学の間違いー短縮版

          量子力学は核開発を妨げるため、わざと間違った

          量子力学が間違いを含んだまま、大学で教え続けられるのは、わざと物理学を捻じ曲げ、容易に核分裂できないと思い込ませたからです。1960年代まで核爆弾は非常に重い厄介ものでした。日本に落とされた原爆は4トンと5トンでした。B29が積載できるぎりぎりの重量でした。その後に作られたさらに威力の大きな核爆弾は6トン以上ありました。これほどの重量物を離れた大陸に届けるには、推力が何千トンもあるロケットが必要だったのです。 そのため、アメリカ、ソビエトは宇宙開発と称して、巨大なロケットを開

          量子力学は核開発を妨げるため、わざと間違った

          電気的地球科学への招待⑪ー誘電体バリア放電

          電気的地球科学の記事もすでに10回を超えました。今までの解説ではできるだけ直観的に理解できるように努めてきました。今回は地球全体で起きている現象を説明しようと思いますが、ほとんどの人にとって初めて聞く用語ー誘電体バリア放電から入っています。直観的ではない概念なので、少し難解になるかもしれませんが、順を追って解説していきましょう。 これまで地球や宇宙で起きている現象を電気で説明してきました。従来の地球科学でも地球をコンデンサーに見立てることがありましたが、静的なモデルで実態に即

          電気的地球科学への招待⑪ー誘電体バリア放電

          電気的地球科学への招待ー番外編②空はなぜ青いか?

          良く晴れた日、空を見上げると澄み切った青い空が見えます。青い空はあまりに日常的で、なぜ青いのかと疑問を抱く人は少ないかもしれません。有史以来、人間は青い空を見続けてきましたが、なぜ空が青いかに科学が答えを出したのは19世紀後半のことでした。イギリスのレイリー卿は光の回折、反射を研究する中から、波長より小さな粒子が短い波長をよく散乱させるレイリー散乱を発見しました。このことから、大気の上層では短い波長の光がよく散乱されることで空は青く見えると説明されたのです。21世紀になった現

          電気的地球科学への招待ー番外編②空はなぜ青いか?

          電気的地球科学ー番外編、ジャイロスコープ

          電気的地球科学の記事はできるだけ現行の地球科学を網羅できるように書いていますが、どうしても単独で書いておきたい話題があります。ジャイロスコープ、日本語では地球ゴマと言ったほうが良く知られている、玩具があります。金属製のコマを高速で回転させると、ジャイロ効果を目で見ることができる楽しいおもちゃです。 このジャイロ効果について調べていくと、どうもきちんとした説明がなされていないことに気がつきます。反重力ではないかという説明がネット上には溢れています。主流物理学でも、ジャイロ効果に

          電気的地球科学ー番外編、ジャイロスコープ

          電気的地球科学への招待⑩ー惑星の進化

          宇宙には大きく分けると恒星、ガス惑星、岩石惑星の3つのタイプの星が存在します。太陽系で言えば、太陽は恒星、木星、土星、天王星、海王星がガス惑星、水星、金星、地球、火星、冥王星は岩石惑星です。惑星の周りにある衛星の多くも岩石で出来ています。 恒星、ガス惑星、岩石惑星のそれぞれの違いとは何でしょう?電気的地球科学では太陽は星間物質の電荷を取り込んで、電気で輝いていて、内部は空洞であると指摘しました。ガス惑星については多くのことがわかっていません。内部に核があるのか? どうやってで

          電気的地球科学への招待⑩ー惑星の進化

          電気的地球科学への招待⑨ー膨張する惑星

          動かざること山のごとし、といいますが、地球科学で主流のプレートテクトニクスによれば、大陸は1年に数センチ移動しているとされます。じっさい、311の大地震では日本列島が東に数十センチも動いたことがGPSの観測でわかりました。地殻が伸びているなら、いっぽうで縮んでいる場所もあるのでしょうか? 現在主流の地球科学には、地球の大きさは変わらない、という大原則があります。その根拠となっているのは、地球内部には物質がぎっしりと詰まっていて、重力が押しつぶして、その圧力で中心部は高温高圧に

          電気的地球科学への招待⑨ー膨張する惑星

          電気的地球科学への招待⑧ー山は放電で出来た

          私たちの周囲にある山のほとんどは火口を持たない山です。中には火口がないにもかかわらず、火山であるとされる山形県の月山のような山もあります。従来の地球科学では、山が出来るのは、火山噴火、褶曲、隆起、浸食といった現象で説明されることが多いのですが、火山噴火を別にして、褶曲、隆起、浸食で山が出来る様子を見ることはほとんどありません。昭和新山は平らな畑が隆起して400mの山が出来ましたが、噴火を伴う隆起なので、やはり火山噴火と考えたほうがいいです。 低山が浸食で形作られたのなら、大量

          電気的地球科学への招待⑧ー山は放電で出来た

          Invitation to Electrical Earth Science (3) - Complex Gravity

          It is generally said that science is about discovering the simple laws behind natural phenomena. In order to express a natural phenomenon with a formula, it is necessary to deform the phenomenon so that it fits the formula. However, the nat

          Invitation to Electrical Earth Science (3) - Complex Gravity

          電気的地球科学への招待⑦ー地球磁場

          主流の地球科学では地球磁場は核に流れる金属が原因とされます。しかし、溶けた鉄が流れるだけで磁場が発生するなら、製鉄所は大変なことになるでしょう。高炉から銑鉄を取り出しただけで周囲の鉄を引き付けてしまうからです。溶けた鉄が流れただけで磁場は発生しません。磁場の発生には電流あるいは電荷が必要です。電流源が定かではないダイナモ理論は破綻しています。 今回は地球磁場にとどまらず、惑星の磁場の発生について解説していきます。普遍的なメカニズムが磁場の発生にはあります。 磁場はベクトルの

          電気的地球科学への招待⑦ー地球磁場

          電気的地球科学への招待⑥ー水と大気の起源

          今回のテーマは水と大気の起源ですが、複雑なうえ、かなり退屈な内容になるかもしれません。しかし、ここでは地球にとって最も重要なメカニズムを明らかにしたいと思います。 地上の重力は地殻の下に大量に存在する電子が自転により発生させるシューマン共振が原因です。地球の自転はマグマに流れる電流と磁場によるファラデーモーターです。電気的地球科学では従来の地球科学とは異なる説を主張していますが、重力、自転といった現象は互いに密接な関係を持っていることがわかります。水と大気も例外ではありません

          電気的地球科学への招待⑥ー水と大気の起源

          電気的地球科学への招待⑤ー地震は放電

          前回紹介した環太平洋火山帯の周辺では地震が多く発生しています。従来の説明ではプレートという厚さ数十キロの岩盤がマントルによって移動して、互いに押し合う力が地震を引き起こすと説明されてきました。岩石は巨大になるとバネのように力を蓄えるのです。プレートテクトニクスは地球科学ではすでに定説となっていますが、いくつかの理由でプレートの移動は不可能であると考えられます。プレートの下側にはマントルミレフィーユと呼ばれる比較的柔らかな層が存在することが地震波の解析からわかってきました。マン

          電気的地球科学への招待⑤ー地震は放電