【参加報告】Field Day 2024
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
夏といえば、コンテストの季節ですね。
この記事では、8月3~4日開催のField Dayコンテストに参加した際の様子をお伝えいたします。「コンテストってなに????」という方はこちらの記事を参照してください!
はじめに
伊豆半島からの参戦
YKAのFDはここ数年三重県の某山からの参戦ばかりでした。某山は名古屋から近くて移動しやすいのですが、ハム人口の多い1エリアから離れており、UHF以上が伸びにくいため(あと、筆者が某山に行くと毎回負傷するため)今回は1エリアに近い場所を選択しました。
・移動地
静岡県伊豆市
・参加部門
マルチオペ電信電話2波
・参加人数
6名(OB含む)
「あれ!?!?」と思った方、YKAの記事をいっぱい見ていただきありがとうございます。先月の6dのコンテストでは18名もいたオペレーターが、6dよりバンド数の多いFDでは6名になってしまいました。
というのも、名古屋大学の学事日程では8月6日までがテスト期間なのです。6dは完全にテスト期間外なので大人数で参加できましたが、今回は大幅減となってしまいました。
しかし、テストなんかに動じない(または履修の都合上テストが終わっている・あきらめた)力強いメンバー5名と、駆けつけてくれた頼もしいOB1名で2波に絞って参加しました。
当日移動~コンテスト本番
移動・場所取り
今回は人数が少ないので、2台の車両で移動。「どうせ先に来てる人はいないでしょう」「・・・さすがにね」と考え、土曜の朝に名古屋を出発しました。
現地に到着すると、某大学社団さんが既に到着・設備展開済みでした。どうやらかなり前から現地入りしていたのだとか。大誤算というか・・・油断しすぎたというか・・・
さすがに「空いているスペースにい~れ~て~~~」とはいかないので、少し離れた場所に運用できそうな場所があったのでそちらに移動しました。
設営
●今回の設備
7MHz
自作ワイヤーダイポール
IC7300
50MHz
4ele HB9CV
IC7300(7MHzと同)
144MHz/430MHz
X7000
IC9700
7MHz用に自作のワイヤーダイポールを持参したのですが、設営中にこれが断線してしまいました。電子工作の道具なんて一つも持ってきていなかったので困り果てていたところ、たまたま車で通りがかった件の某大の皆さんが助けてくれました。
運用
設営を終えて7MHz帯、430MHz帯の周波数取りをしました。430についてはさすがにGPアンテナではいくら首都圏と近いとはいえ、あまり人は居ないだろうと思っていたのですが、蓋を開けてみるとFMはメインを周辺にビッシリ状態! やはり伊豆まで来た甲斐がありました。
コンテスト開始後順調にオペをしていたのですが、IC7300用=7MHz帯のロギングPCに異常が発生しました。なぜかトラックパッドが動きません。なんども擦っていると気まぐれでたまに動いてくれるぐらい。クリック操作も気まぐれ。
当初はこれでもキーボード操作のみで運用できていたのですが、オペレーター名を変えようとしてctestwinを操作しようとしたところ、RTTY機能が起動してしまい、ログ部分にアクセスできなくなってしまいました。どれだけ消そうとしてもカーソルが上手く動かず、なんとか✕印までたどり着いてもスグにズレてしまう状況でした。
「アンテナの次はPCかあ・・・」と再び困り果てていたのですが、メンバーの一人がUSB接続のマウスを持参していて事なきを得ました。
次回からは事前の動作確認が必須ですね
結果
793Pts×85Multi=67405点
全バンド全時間帯CQ出していた6dで1644Ptsだったことを考えると、かなり健闘できたのではないでしょうか。来年こそは大人数で参加してマルチオペマルチバンドで参加したいところです。
むすびに
今回は少人数での参戦でしたが、設備を縮小すれば大幅な遅延を起こすことなくフル参戦をすることができました。コンテストはいかに期間を空けずに数をこなすかが大事ですので、ぜひとも「次回へつなげて」いければと思います。
また、設備修理で助けていただいたうえに、運用途中に見学等々をさせていただいた某電大の皆さまには心より御礼申し上げます。ハムフェアでまたお会いできることを楽しみにしております。
文責:JR2XKM