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パラレルキャリア -服育3 追い風もあり-

セミナーで全国を回るのは楽しかった。参加者は4~50人の時もあれば10人の時もあり、その後の販売会でも人が集まらず売れない時は1~2着・・なんてこともあって、オンワードの営業さんには悪い気持ちもあったが、当初の「日本のビジネスシーンにスーツの文化を作る」という熱い志で、活動を続けた。

そんな時、社内の知人女性から紹介を受け、働き方改革WGを推進するメンバーと繋がることが出来た。元気な営業本部の活動で、その名もCCC(トリプルシー)

当時2018年は富士通の中で働き方改革が本格化した年であり、中でもCCCの活動は注目されていた。彼ら彼女らが大切にしていたのは「イキイキ・ワクワク・キラキラ」と働き・生きること。そのコンセプトの中にはまさに『見た目も大切!カッコよく働きたい!』というものがあり、私の活動を説明すると、すぐに意気投合した。

オンワードさんも企業向けのこうした取り組みを更に強化したいという思いがあり、CCCで社員モデルを募り、正しくスーツを着ることでどれだけ印象が変わるのか、サラリーマンのリアルケースを作ることになった。それが今も私が良く使っているこちら。

FJおじさん_Before_After

FJおじさん_Before_After2

このおじさんの他にも20代から50代まで10人、サラリーマンモデルのリアルBefor&Afterを作り、東洋経済オンラインにも掲載された。

ここに載っているのは全て富士通マン、社外では顔無し、社内セミナー等では顔出しで今も画像を使っている。笑 あ、勿論本人了承の上です。

このように露出が増えてくると、役員など影響力の高い人も巻き込めるようになり、私はオンワードさんや赤峰幸生先生のお力も借りつつ、何人もの役員に “オーダーによる正しいスーツの着こなし” を体験して貰った。またその役員にスペシャル登壇をお願いし、経団連会館で300人の富士通幹部・パートナー経営者向けにセミナーもすることが出来た。流石に凄い会場だった。

更に、富士通の中で勢いを増しつつあったエバンジェリスト育成にもこのコンテンツを使って貰うことになった。ソフトバンクから移籍してきた業界の有名人、中山五輪男さんが当時主席エバンジェリストとして君臨しており、30分のプレゼンでこのコンテンツを採用して貰うことに成功、とっても爽快痛快な経験だった。セミナーというより研修・講座としてエバンジェリスト認定の一要素として “外見・装い” が認められたことになる。感慨深い。

コンテンツは8割が男性向けの内容、女性については装いの基本の入り口程度に過ぎず、聴いてくれる女性はとても共感してくれるものの、常に「女性向けもお願い~」と言われていた。そんなことが続き、2019年の冬には初めて女性向けセミナーを開催した。これもやはり働き方改革の文脈、社内WGとの連携で実現したのだ。女性は流行の移り変わりが激しい上、カラーヘアメイク・骨格などイメージを構成する要素も男性に比べ圧倒的に多く、私には手に負えないので、ここはイメージコンサルタント仲間に応援を頼んだ。それがこの方、尊敬するパイセン雅恵さん。

このセミナーも盛り上がった。やはり女性はそもそも感度が高く、みな食い入るようにセミナーに参加していた。講師と受講者の温度が一緒であればあるほど、セミナーは熱くなる。これも印象深いセミナーになった。

この様な感じで、2018年から2019年は富士通社内の服育活動が一番熱い時期だったと言える。2020年もその調子でフルスロットルのつもりだったが、年明けから徐々に、ヤツが迫って来たのである。ヤツめ!(-_-;)



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