【コールドリーディング】FBI・占い師が使う心理術を恋愛に応用
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門外不出のコミュニケーション術
こんにちは、マインドコントロールアカデミーのJです。今回は人の心を一瞬で掴む技術、コールド・リーディングについて体系的に解説します。
コールド・リーディングとは?
リーディングとは、話術や観察法のひとつであり、外観を観察したり何気ない会話を交わしたりするだけで相手のことを言い当て、相手に「わたしはあなたよりもあなたのことをよく知っている」と信じさせる話術や観察法のことを言います。
事前に情報を収集せずに相手の気持ちを言い当てるようなテクニックを「コールドリーディング」。
あらかじめ相手のことを調べておいてから言い当てる技術は「ホットリーディング」と呼びます。
FBIや占い師がターゲットの心を一気に開いて自分を信頼させるために使われていたりする技術でかなり強力なものです。
それゆえ、悪用禁止ですが、この技術を身に付ければ、恋愛だけでなく、営業などのビジネスの現場やその他あらゆる対人関係においても、有効なスキルとなります。
ちなみに、これをやるためには、共感能力が高かったり、もともと相談されやすい人のような才能や性格などは必要ありません。
私自身も、感情があまりなく共感性の低いサイコパスよりの人間ですが、これをやるだけで「私のことわかってくれて嬉しい」と言われたり、時には泣かれたりすることもあります。
つまり、誰でも再現できる技術であるということです。
【コールドリーディング】FBI・占い師が使う心理術を恋愛に応用
ここからは、FBI、占い師、メンタリストが使用してきたことでも知られる『コールドリーディング』の技術を、誰でも身につけられるよう、ステップ形式で解説していきます。
これができれば、相手に「なんでこんなに私のことわかってくれるの?」「この人は理解してくれる。共感してくれる」「他の人とは違う特別な人だ」というように高確率で恋に落とせるようになります。
ステップ①セットアップ
①親密な雰囲気を作る
コールドリーダーは、リーディングにあたって親密な雰囲気を作ろうとします。
細かい部分は個人的なスタイルの問題になりますが、コールドリーダーは普段より少しソフトな声を使ったり、共感を示す態度を取ったりして、ラポール(信頼関係)を築こうとします。
また、コールドリーディングを行う際、「環境」にも徹底的にこだわります。
例えば、「照明」。
オレンジの光はリラックス効果をもたらし、落ち着いた雰囲気を演出できます。
さらに薄暗い場所であれば、本能的になり、性的興奮が増します。
これは、暗闇の中では人は閉塞感や不安を覚え、安心するために近くの人に触れたいと思うからです。
リーディングを行う際の場所として、大衆居酒屋やファミレス、カフェチェーン店などはあまりオススメできません。
なので、
などがオススメです。
ステップ②コールドリーディングと会話の話題
コールドリーダーは、どの話題が相手にとって重要かを発見し、その話題に集中します。恋愛においても、これは有効な戦略です。
コールドリーダーが扱う主要なテーマは以下の4つになります。
このほかに、小さいテーマが3つあります。上記の4つほど重要ではないですが、ときとして大きな成果をもたらすこともあります。
ステップ③コールドリーディングにおけるラポール(信頼関係の構築)
どんな会話でも、こちらが相手を理解していると相手が感じれば、思いが一致して2人の結びつきを感じます。
逆に、こちらが相手を理解していないと感じたら、「出会えてよかった」と感じることはありません。ここからは、具体的にコールドリーディングを使って、ラポール(信頼関係)を形成するための具体的な方法を見ていきます。
①虹色の戦略
「虹色戦略」とは、相談者の性格についてある傾向を指摘すると同時に、それと対極にあるような傾向についても述べるものです。
例えば、
こんなふうに伝えます。
人には二面性があります。
内向的なのに外交的、恥ずかしがり屋なのに目立ちたい、信頼できる人なのに無責任なところもある…
常に社交的だったり、常に内向的だったりするような人はめったにいません。
状況によって、ときには社交的になり、ときには内向的になる人が大多数です。
当たり前のことを言っているだけですが、相手は自分が見せていない部分まで見透かされるていると感じやすくなります。
さらにヒットすれば、「この人わかってくれる。」「他の男とは違う」と思われて特別な存在だと感じられやすくなります。
②細かい褒め言葉
「褒める」というと、「かわいいね」「スタイルいいね」「モテそうだね」といった言葉を思い浮かべるかもしれませんが、コールドリーディングでは、このようなやり方は使いません。
そもそもこの褒め方は、言われ慣れていたり、お世辞にしか聞こえなかったりと、多くの女性は信用しなかったり、即座に拒絶します。
では、コールドリーディングではどのような褒め方をするのか?
コールドリーダーは、「細かい褒め言葉」を使います。
例えば、以下のような言葉は安心して使えます。
これらの言葉は、内容がありそうでいて、実はそうでもないです。
それでも、心に残りやすく、こちらが理解力のある人物だと思ってもらいやすくなります。
ただ、女性には不誠実さを察知する能力が男よりも何十倍も高度なので、中身の薄い褒め言葉が女性のレーダーに引っかからないように十分注意する必要があります。
③ジェイクイーズ・ステートメント
「ジェイクイーズ・ステートメント」とは、誰もが通過する人生のさまざまな段階について述べるもので、要素の名称はシェイクスピアの『お気に召すまま』に出てくるジェイクイーズが「人生の7つの時代」について語る有名な場面からきています。
「ジェイクイーズ・ステートメント」は、一般的な通過儀礼、広く知られている人生のパターン、成熟し大人になるまでの過程で誰もが出会う典型的な問題から引き出した要素です。
例えば、ステップ②で取り上げたコールドリーダーが扱う会話の話題などがそれに当てはまります。
就職している女性であれば、仕事上の問題や課題で感情の浮き沈みを感じていると想定できます。
学生であれば、バイト、就活などが想定しやすいと思います。こうした誰もが持つであろう感覚にときおり言及するのは有効です。
④バーナム・ステートメント
「バーナム・ステートメント」とは、大多数の人が「自分のこと」と思う一般的な事柄を述べるというものです。
まずはこちらをご覧ください。
これは、フォア氏が作成した、多くの人が当てはまるとされるバーナム効果の項目です。
これを恋愛に応用すると、例えば、
いずれも、よくある「バーナム・ステートメント」を少しだけくだけた感じにしただけのものです。
文字上で読むと、ありふれたものに見えます。
しかし、女性に対してはこうしたコメントが、ありのままの自分を認めてくれ、理解してくれ、心が通じ合う人だと思わせる効果を持ちます。
⑤プレゼンテーション
コールドリーディングは、語った内容がただ当たっていればいいというものではありません。
いかにうまくそれを提示するか、表現するかということも、リーディングを成功させるのに役立ちます。
プレゼンテーションのテクニックで最も重要なポイントは、「感覚を共有する」ということです。
具体的には、女性が感じているのと同じように自分も同じ感情を味わっているかのようにふるまいます。
文字でこのことを伝えるのは限界がありますが、例えば、女性が、不安や混乱について語るときは、自分も同じ種類の不安や心の痛みを感じられるかのようにふるまいます。
女性が最近嬉しいことがあったと語るときには、喜びと幸せの一部を自分も、感じ、経験しているかのようにふるまいます。
男は「自分の考えていること」を話す傾向があるのに対し、女性は「自分の感じていること」を話す傾向があります。
この違いがラポールの形成の妨げになることもあります。
したがって、自分の考えよりも感じていることに基づいて自分を表現するようにすれば、ラポールを築く助けになるはずです。
ただ決して、感情をあらわにして派手に演じればいいというわけではありません。
女性の経験した感覚を探り当てたように見せ、こちら側もそれを経験しているように見えるレベルまで強調することによって、リーディングは100倍も魅惑的なものになります。
補足:即効性の高いコールドリーディングの技術
ここでは、前の章では伝えきれなかった、即効性が高い実践的なコールドリーディングのテクニックを解説します。
❶隣の芝生(選ばなかった人生)
隣の芝生は、誰もが自分の選ばなかった生き方に未練を感じているという事実を基盤としています。
先ほど解説したジェイクイーズの言葉の一種とも言えます。
例えば、混雑した都市部にずっと住んでいる人は、もっと田舎の場所のびのびと過ごす穏やかな暮らしに憧れることが多いです。
逆に、ずっと田舎暮らしばかりだった人は、便利で快適な生活に憧れることが多いと思います。
塀の向こう側の芝生はもっと青々としているんじゃないかと、たまに思うことなく生きていける人はほとんどいません。
オフィスで働く人たちは、いつも決まりきった仕事ばかりさせられることに飽き飽きして、もっと多様な、変化に富んだ生活を切望することが多いです。
逆に、全国各地を飛びまわり、2日続けて同じ場所にいることもめったにないような人は、もっと落ち着いた生活を送りたいと願っているかもしれません。
そういうふうに人生は数限りない選択の連続だから、「もしあの時別の道を選んでいたらどうなっただろう」と誰しも思わずにはいられません。
たとえば、相手の女性がずっと仕事ばかりの生活を送ってきた人物だとします。
コールドリーダーは、その方向に沿って、たとえばこんなことを言います。
隣の芝生というコールドリーディングは、私もよく使うテクニックです。
使った時の効果も高く、話の内容が自然と膨らむのでオススメの手法です。
❷シャーロックの戦略
シャーロックの戦略は、シャーロックホームズのように目の前の相手を細かく観察して情報を得るというコールドリーディングのテクニックです。
たとえば、女性が緑色の服を着ていて、ターコイズのネイルをしている場合、おそらく緑系統の色が好きなのだろうと推理できます。
そこで、
と言えば、
と喜んでもらえる可能性が高くなります。
また、シャーロックの戦略は外見だけでなく言葉にも適用できます。
たとえば、女性がこんなことを言ったとします。
この言葉から
「内向的な性格」と抽象化できます。
そしてそこから、
このように具体化できます。
コールドリーディングを行う際は、外見だけでなく、言葉にも注目してとりあえずの推理を組み立てます。
❸曖昧な言葉
断定的な決めつけた言い方をしないことは、コールドリーディングでは重要な要素です。
例えば、「ネガティブ思考だね」と断定的に伝えると、相手は否定する可能性が高いですが、 「ときどきネガティブになるね」と言えば、 相手は否定しづらくなります。
他にも、
このように決めつけた言い方をしないことで、相手はそれを受け入れやすくなり、言葉も影響力をもつようになります。
意志が弱く、依存的な人になら、力強く言い切った断定的な言葉のほうが、影響力をもつということはあります。
自分の考えをもっている人の場合、断定した言い方をしても、否定されるだけです。
むしろ断定を避けた言い方にした方が、感情的な抵抗が生じない分、心に届きやすくなります。
まとめ
コールド・リーディングは、私が専門としている暗示やマインドコントロールにも少しつながる人間の心理に迫るテクニックです。
スキルが身につくまで、最初は疲れるかもしれませんが、慣れると無意識にできるようになります。
普段から意識して相手を観察するクセをつけておくと、自分でも驚くほど、人を分析する能力が高まります。
一度身につけてしまえば、他の人よりも一つ多く特殊なスキルを持っていることになり、恋愛市場でもかなりに有利になります。
今回の内容をぜひ参考にしてください。
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