OH!へんろ。親子の88か所巡り(お遍路の休憩):金刀比羅宮(香川県)
善通寺市に来たら、金刀比羅さまにお参り。
歴史:
金刀比羅宮の御本宮は「象頭山」の中腹に鎮まります。伝説によれば、琴平山は瀬戸内海の島でした。海上守護のため「大物主神」を祀っていたそうです。今なお〝海の神様〟として親しまれています。大物主神は、天照大御神の弟、建速素盞嗚命の子、大国主神の和魂神で、農業・殖産・医薬・海上守護など広汎な神徳を持つ神様として人々の厚い信仰を集めています。
今日の煩悩:
2年ぶりくらいに、金刀比羅宮にお詣りしました。9年ほど前は、赤ちゃんだった息子を抱っこしながら登りましたが、今は絶対嫌です。というか、(赤ちゃん重いので)無理でございます。
階段を登り始め、「ここで294段目」「あと491段」との案内を見たとたんに、「今登った段数よりも多いのかよ」と心で呟かせ、そして少しきつめの階段を登った踊り場で、ふと横を見ると「タクシー呼べます」の看板が目に入るように設計されております。おそらく統計学を駆使し、この場所に看板を置くのが最も効果的と判断されたのでしょう(知らんけど)。
実際は、お土産屋さんが軒を並べ、突っ込みどころ満載の品を見ながら階段を登り、時々振り向いては綺麗な景色を眼下に見ているので、さほど辛い思いをすることもなく本宮までたどり着けました。
この階段の仕組はですね、「こんな階段を登れるほど元気で有難い」ということを確認するためあるのですね。健康を祈願して参拝するというご高齢のマダムが軽い足取りで階段を登り見晴らしの良さそうなカフェに吸い込まれていきました。健康祈願、必要なさそうです。
ぶつぶつ言って歩き、お詣りしたおかげで、つぎの論文の構成が整いました。
本宮でお詣りを済ませた後は、もういつものお店でおうどんを食べることしか考えておりません。煩悩しかございません。