結婚

『慌てて結婚してゆっくり後悔する』という落語ネタがあったがこれは冗句で本来結婚は気楽に進められていた。

結婚とはあまり深く相手を追求せずに結婚後お互いの能力を合わせて、協力して家庭を築いていくというようなものだった。

最近、若者の結婚が減ってきているらしい。

原因があるのかな？

自然界ではオスとメスの作業分担が能力に応じてはっきり分かれている。

昔は、男性が働きに出て女性が家庭を守るのが普通だった。給料は家庭を十分賄える額が支給されたし、手渡しで給料日は男性が威厳を保つことができる儀式の日だった。

最近は資本家が生産コストの低減化を図るために積極的に女性の社会進出を促した。

女性を安い賃金で雇い、男女平等という理論を持ち込み相対的に男性の賃金も低減化した。

故意に権利の平等と能力の平等を勘違いさせている。

男性の賃金で家族を養えなくさせておいて企業は莫大な利益を上げている。さらに給料を銀行振込にしたおかげで、男性の存在価値はほとんど顧みられることがなくなった。

休日は家でぶらぶらしている邪魔な場所塞ぎとして捉えられるようになっている。

『することがないのなら子育てをしろ』と最近は『イクメン』などというキーワードを作り出し、育児能力など皆無の男性に育児を分担させる風潮が見られる。

調停委員をしている知人から聞いたことがある。「離婚調停においてはほとんど男性の意見は通らずに、女性有利になっている。男性はかわいそうだね」とのことだ。

今の男性は『賃金が女性とほとんど変わらずに安く設定されていて、家庭で育児をして、離婚時には何んの権利も認められない。』状態におかれている。

男性女性の性差があって初めてお互いに惹かれ合うことになるはずが、性差があまり無くてお互いに惹かれ合わない関係にあるのではないか？

今の男性に積極的に結婚しろと進める勇気がない。