救世主
ブドウ棚に見たこともないような巨大な雨蛙がいた。
メダカの水槽にいた痩せこけたカエルとは違う。巨大で、腹には斑紋が出ている。威厳さえ感じさせる。
多分ここには餌がふんだんにあるのだろう。
メダカの水槽に住みついていて、生まれてきた子めだかを餌にしていたカエルは強制的に移住させたが、この葡萄棚にいた小さな雨蛙はそのままにしていた。
このブドウは、自分が食べるつもりで栽培しているので農薬は使わないことに決めている。
農薬を使っていないので、カメムシが発生していたが、果実だけをハッカ油等で対応していた。
想像するに、雨蛙くんがカメムシなどを駆除していてくれるようだ。まさに救世主。